広報活動に欠かせない「プレスリリース配信」。プレスリリース配信サービスを使用したくても、どれが企業にとって効果的なのか迷うのではないでしょうか。本記事では、おすすめの配信サービスの比較ポイントや選び方、注意点についてご紹介します。
目次
プレスリリース配信サービスとは
プレスリリース配信サービスとは、プレスリリースの受信を希望するメディアに一斉送信できるサービスのことです。最近では、メディアに配信するだけでなく、ニュースサイトにプレスリリースが掲載できたり、SNS上にも配信できるなど、サービス内容は多岐にわたります。
配信会社は最新の送り先メディアリストを多く持っているため、自分で送付先リストを作成する必要がありません。更新の手間と時間もかからないため非常に効率的です。
プレスリリース配信サービスを使うメリット
プレスリリース配信サービスを使うメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
メリットは以下の6つが挙げられます。
それぞれ詳しく解説していきます。
量・質・鮮度ともに充実したメディアリストが使える
配信サービスを使うことで、量・質、鮮度の充実したメディアリストを利用することができます。メディアリストとは、新聞、テレビ、雑誌、Webメディアなどプレスリリースの送付先を一覧にまとめたものです。プレスリリースを送信するには、メールアドレスやFAX番号を取得し、整理しておく必要があります。すでにメディアリストを持っていても、記者の異動や新刊・休刊・廃刊などの情報を常にメンテナンスする必要があります。配信サービス会社の所有するメディアリストは鮮度が高いので、常に最新のメディアリストを使うことができます。
質・量ともに充実した提携サイトを利用できる
配信サービス会社の多くは、それぞれ提携しているメディアがあり、そのサイトには配信したプレスリリースを自動的に転載することができます。自動転載されたプレスリリースは、各Webメディアの専用コーナーに掲載されます。提携サイトに転載されることにより、多くのメディア担当者や一般消費者の目に留まる機会も多くなります。
プレスリリースの目的に最適な配信先を選べる
プレスリリースは、単に大量のメディアに送れば良いというものではありません。テーマや素材によって送付すべきメディアが異なるため、対象を絞って送る必要があります。記事掲載に繋げていくには、プレスリリースの内容とメディアが求めている情報が合致するように、配信先のメディアを選択することが重要です。配信サービスを利用すれば、プレスリリースの発表内容とアプローチしたいメディアが取り扱うテーマを確認し、親和性の高いメディアを選んで送ることが可能です。
配信専門会社としての信頼性を活用できる
配信サービス会社は、メディアとの間に信頼関係が構築されています。配信サービスを利用すると、プレスリリースは配信会社の名前で送付されますので、メディアには安心して受け取ってもらえます。プレスリリースの内容次第ですが、拡散力が高いメディアに取り上げてもらうことも十分に可能です。
特にスタートアップ企業や中小企業にとっては、大きなメディアへの記事化は簡単ではありません。配信サービスを利用することで、記者の目に留まりやすくなるでしょう。
作業を効率化し、より戦略的業務に傾注できる
プレスリリースを一件一件メールやFAX、郵送などで配信すると多くの時間と手間がかかってしまいます。配信サービスを活用することで複数のメディアに同時に配信することができ、作業を効率化できます。
効果測定などもオプションで利用できる
配信サービス各社には、掲載記事クリッピングや、広告換算(※)などの効果測定、あるいはサイトに掲載したプレスリリースの閲覧数などを自動で集計し確認できるオプションサービスがあります。すべての作業を手動で行うのは大変な労力がかかってしまいます。作業の軽減に繋がるため、効率化してうまく活用していきましょう。効果測定の結果をもとに、プレスリリース配信の目的を達成したか、今後の改善点は何かといった検討を行っていくことが大切です。
※新聞、テレビ、雑誌、Webメディアで掲載された記事を広告掲載料金に置き換えて算出する方法。統一された計算式やルールはないため、各社独自の計算方法で算出している。
プレスリリース配信サービスの比較ポイント6選
プレスリリース配信サービスを選ぶときのポイントは何でしょうか。おすすめしたい比較ポイントは以下の6つです。
それぞれ詳しく解説していきます。
1. メディアリストの量と質
配信サービスを選ぶ際は、プレスリリースの送り先であるメディアリストを必ず確認しましょう。
単に保有しているメディアリストの数が多い方が良いという訳ではありません。自社の発表内容を届けるに相応しいメディアがあるかどうかが重要です。発表内容と送付先メディアがマッチしなければ、記事掲載という十分な効果が期待できません。
配信サービス各社によって所有しているメディアリストの質や量は異なります。メディアリストが充実しているかをどうかしっかり確認していきましょう。
共同通信PRワイヤーでは、共同通信を始めとした通信社、新聞他、テレビやラジオ、雑誌、専門誌、WEBメディアなど多数の信頼できるメディアを配信先として取り揃えています。全て受信の許諾を得ているので、情報を受け取ってもらいやすいのが特徴です。
配信先に関する詳しい情報は以下のページから確認できます。ぜひご覧ください。
2. 提携サイトの量と質
配信サービス各会社には、それぞれ提携しているニュースサイトやポータルサイトなどがあり、それらのサイトにプレスリリースが原文のまま転載されます。プレスリリースを提携サイトに掲載することで、メディア関係者だけでなく、生活者や取引先など、企業を取り巻くさまざまなステークホルダーに見られる機会が増えます。
プレスリリース配信サービスを検討する時は、転載先の提携メディアの数や質もしっかりチェックしましょう。自社が届けたい層とそのサイトの閲覧者がマッチしているかを確認することが重要です。
また、提携サイトによっては特定の分野のプレスリリースしか掲載しない場合もあります。この点も確認しておきましょう。
共同通信PRワイヤーで提携しているメディアは72サイトですが、そのうち57サイトはすべてのリリースが転載対象となっています。また、提携メディアには共同通信グループや全国紙グループのニュースサイト他、様々な有名メディアがあり、随時追加しています。
提携メディアに関する詳しい内容は以下のページからご確認ください。
3. サポート体制
配信サービスを導入する際は、各社のサポート内容についてもあらかじめチェックしておきましょう。
各社それそれ、プレスリリースを配信するための専用の入稿・配信システムが用意されています。慣れないうちは、誤操作しないように注意して利用する必要があります。利用方法についてのヘルプやサポートが充実しているかどうか、確認しておきましょう。
また、特にプレスリリースの作成に不慣れな広報担当者の方のための、プレスリリース基礎講座や書き方セミナーなどが用意されているかどうかも大切なポイントです。
無料のサポートサービスだけでなく、有料のものもあります。事前にチェックしておきましょう。
PRワイヤーでは、プレスリリースの書き方のセミナーがございます。今すぐ無料で受けられますので、プレスリリースの書き方に不安がある方はぜひお申込みください。
新人広報担当者のためのプレスリリースの基本とポイントセミナーを見る
4. オプションサービス
各社にはそれぞれ様々なオプションが用意されています。例えば各種セミナー、SNS投稿やSNS広告のようなものがあります。
各社のサービスを比較し、自社の求めているものかどうか、確認してください。
近年SNSのユーザーが増え、企業公式アカウントの運用やSNSキャンペーンなど、SNSを活用した施策を打ち出す企業が多くなっています。プレスリリースもSNSに投稿することで拡散の機会が増えることになります。
有料のSNS広告は、ターゲットを絞って生活者にダイレクトに情報を届けることができるため、利用する企業が増えています。
PRワイヤーでも有料のオプションサービスとして、プレスリリースを自動的にSNSに広告掲載できるサービスを提供しています。
SNS広告について詳しく知りたい方は、以下の記事にて詳しく解説しています。ぜひご活用ください。
「SNS広告とは?広報で活用するメリットや選び方を解説」の記事を見る
5. 配信後の効果測定
プレスリリースを配信した後は、記事の掲載状況などを把握し、効果測定を行います。そして、期待通りの効果が得られているのかどうか、期待通りでなければ次回どうするかの改善案を考えます。配信サービス各社がどのような効果測定機能を提供しているのか、確認しておきましょう。効果測定には、記事クリッピングや広告費換算などの機能があります。各社それぞれ、有料・無料でサービスを提供していますので、比較し検討していきましょう。
PRワイヤーではWebクリッピング、広告換算値は無料で利用できます。効果測定に関して詳しく知りたい方は、以下の記事にて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
「プレスリリースの効果測定をするには?費用対効果を意識しよう」の記事を見る
6. 料金・プラン
サービス内容と料金を比較しながら、しっかりチェックしましょう。プランは1回配信ごとの課金制、月ごとや年ごとで利用できるプランや配信無制限定額プランなどもあります。プランを選ぶ際は年間の配信数や予算を考え決めていきましょう。低コストで利用できる配信サービスでも、配信先やサポート体制が限られている場合もあります。FAX送信やクリッピングなどに追加料金がかかることもあるので、オプション料金にも注意して予算に見合う内容になっているか、確認する必要があります。予算や用途に応じて最適な配信サービスを選択していきましょう。
比較する時のおすすめの選び方
プレスリリース配信サービスを比較検討していくと、それぞれ特徴が見えてきます。どれを選べばいいか迷うときは「プレスリリース配信で何をしたいか」を考えると良いでしょう。
「メディア掲載」を狙うならメディアの質と量を重視
プレスリリースの目的が、ニュースに取り上げられるなどのメディア掲載であれば、プレスリリース配信サービスはメディアの質と量を重視すると良いでしょう。
メディアの質と量は、メディア掲載に大きく影響します。自社の情報に興味を持ってくれそうなメディアがいるか、実際配信できるメディア数が多いかをしっかり調べましょう。
プレスリリース初心者ならサポート体制を重視
プレスリリースを書くこと自体が初めてであれば、サポートが充実しているかを重視して選びましょう。
プレスリリース作成代行サービスや初心者向けセミナー、営業サポートなどがあるか、各種サービスが料金に含まれるのかをしっかりと調べることが大切です。
効果を重視するなら提携メディアの掲載数や広告サービスが充実しているかを確認
配信するプレスリリースの内容が周知されるか、という部分を重視するなら、提携メディアの掲載数や、広告サービスなどで「プレスリリースの掲載面」を増やすことも検討すると良いでしょう。
各配信サービスは、プレスリリースを見てもらうための様々なサービスを用意していることもありますので、チェックしましょう。
比較する際に各サービスの情報を収集するコツ
配信サービスを比較する際、各配信会社の情報はどのように収集すれば良いのでしょうか。
収集するコツは以下の2点です。
■比較する際に各サービスの情報を収集するコツ
それぞれ解説していきます。
資料があればダウンロードする
配信サービスを比較検討する際、資料があればダウンロードして確認しましょう。Webサイトに掲載されていない情報も詳しく説明されています。料金だけでなくメディアリストの質と量なども確認し、追加料金などがかからないかどうかなど確認しておくと安心です。
共同通信PRワイヤーでは、サービスのことが分かるサービス資料セットをダウンロードいただけます。
分からないことは直接問い合わせをする
Webサイトを確認しても分からない場合は、配信サービス会社に直接問い合わせましょう。質問や見積りが必要な時など問い合わせフォームや窓口から連絡できます。
PRワイヤーのサービスやサポートに関するお問い合わせは、以下から可能です。不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
プレスリリース配信サービスを決める時の注意点
配信サービスを決める時には、以下の点に注意して決めましょう。
■プレスリリース配信サービスを決める時の注意点
それぞれ詳しく解説していきます。
配信会社のメディアへの信頼性
配信会社のメディアに対する信頼性は重要です。信頼される配信会社からのプレスリリースであれば読まれやすく、記事化の可能性も高まります。また、各社が配信しているプレスリリースの内容も確認しておきましょう。もし、広告色の強いチラシのようなものが多い場合には、メディアから疎まれているかもしれません。配信会社とメディアとの関係を確認しておくと安心です。
入稿画面・管理画面等の利便性
入稿画面や管理画面の利便性も確認しておきましょう。使い勝手や迷わずに操作できるか、快適に操作できるかどうかも重要です。操作が上手くいかない場合などのサポートも確認しておくと安心です。
即時に配信ができるか
訂正プレスリリースを配信したいときなど、即時に配信できるかも重要です。緊急時にも迅速な配信が可能なサービスかどうかも確認しておきましょう。平日だけでなく、土日祝も対応できるのかチェックしておきましょう。
掲載の削除など万が一のときの対応がしっかりしているか
配信したプレスリリースを削除できるのかという点も、非常に重要なポイントです。公開後にプレスリリースの修正や削除が必要になる場合もあるので、万が一のときのサポートがしっかりしているかどうか確認しておきましょう。
無料サービスと有料サービスの違い
無料サービスと有料サービスの大きな違いはサービスの質にあります。
無料配信サービスは、サービスの制限が多く、配信先が少なかったり、提携メディアへの掲載がなかったり、限定されているケースがあります。投稿すると修正・削除ができないサービスもあるので注意が必要です。
あらかじめサポートやサービスも確認しておきましょう。
有料サービスの場合は、配信先に新聞社やテレビ局など大手メディアが複数あります。プレスリリースの書き方や配信システムの使い方に関する各種セミナーや、運用サポートを受けられるサービスもあるので、経験の浅い広報担当者でも安心して利用できます。利用コストがかかったとしても、費用対効果は決して低くないでしょう。
できるだけプレスリリース配信にコストを掛けたくない場合、自分でプレスリリースを配信することも可能です。
無料でプレスリリースを配信する方法について以下で解説しています。
「無料でプレスリリースを送るには?配信サービス以外の方法も解説」を見る
有料プレスリリース配信サービスをおすすめする理由
自社やサービスの情報を広く報せる目的でプレスリリースを打つ場合、気になるのは配信後の成果です。プレスリリースを配信した効果を感じやすいのは、無料サービスより有料サービスだと言えるでしょう。
有料と無料の配信サービスはメディアの量・質・鮮度が異なるため、効果も大きく変わる可能性があることを理解しておきましょう。
確実に届けるという基本的な効果と、記事として掲載されるというプレスリリース本来の効果を期待するのであれば、有料サービスを検討されてみてはいかがでしょうか。
共同通信PRワイヤーの3つの強み
プレスリリース配信サービスをご検討中であれば、共同通信PRワイヤーはいかがでしょうか。
共同通信 PRワイヤーは、以下の強みがあります。
■共同通信PRワイヤーの3つの強み
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 記事掲載率が約7割(※)
PRワイヤーの配信先は2,600媒体・約4,050カ所、全て受信許諾を得ています。マスメディア、WEB、編集プロダクションや番組制作会社など、メディア露出に必要な配信先を提供しています。メディアの人事異動の時期にあわせて年2回、すべての配信先に対し、宛先や受信状況などを電話・メールで徹底的に確認しています。常に最新のメディアリストで配信できるため、配信リリースの約7割がメディアに取り上げられているという実績があります。
※共同通信PRワイヤーから配信されたプレスリリースの記事掲載率を外部調査
・共同通信PRワイヤーから2021年12月に配信された532本のプレスリリースを2022年2月28日まで追跡
・プレスリリースの転載(提携メディア含む)は除外
・調査対象は紙媒体およびWEBメディア対象
2. サポートが充実している
入会後はプレスリリースの書き方から配信までをメディア側の視点でアドバイス、サポートしています。プレスリリースの準備や配信先カテゴリの選定など、初めての方でも安心してご利用いただけます。効果的な配信方法などのノウハウを、セミナーやWebサイトでも提供しています。メディアは情報の鮮度に敏感です。プレスリリースを適切なタイミングで配信するために、即時に配信できる機能もご用意しています。また、リリースに誤りがあった場合に修正・訂正できる機能も完備しています。
3. メディアからの信頼性が高い
PRワイヤーは国際通信社「一般社団法人共同通信社」のグループ会社です。同業者であるためメディアからの認知度が高く、配信するプレスリリースの正確性やニュースバリューにも信頼いただいています。メディア掲載を狙う上でプレスリリースの発信元情報は重要な要素です。発信元がどこか、連絡先が記載されているか、情報に信頼がおけるかなど、メディア側の視点で入会審査・リリースチェックを行い信頼を維持しています。共同通信のグループ会社が運営するWebメディアにも配信でき、記事として取り上げられ掲載される場合があります。さらには掲載記事が外部サイトにも配信されネット上で広く拡散されるケースもあります。
比較ポイントを押さえて最適な配信サービスを選ぼう
配信サービスを選ぶ際は、料金・プランだけでなく、メディアリストの量と質や配信後の効果測定なども比較しましょう。利用コストはかかっても、自社ではコンタクトしにくいメディアに送れたり、効率的に数多くのメディアに送ることもできます。配信時だけでなく配信後のサポート体制が整っている会社もあります。自社の状況に合わせて、最適な配信会社を選んでいきましょう。
PRワイヤーのサービス機能について、以下のページで詳しく解説しています。ぜひご覧ください。