プレスリリースは、自治体広報において重要な情報発信手段です。
共同通信PRワイヤーでは、現在、数多くの地方自治体に「プレスリリース配信サービス」をご利用いただいています。
この記事では、実際のプレスリリース配信事例を見ながら、有益な自治体プレスリリースの作り方について詳しく解説していきます。
目次
自治体広報の出すプレスリリースの役割
プレスリリースとは、「企業・団体・自治体等からの新しい情報(ニュース)を、メディアが記事にしやすいようまとめた公式文書」です。自治体広報におけるプレスリリースの役割について、下記の視点から解説します。
メディアを介した信頼性の高い情報の提供
プレスリリースを配信する目的は、新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、Webメディアなどに報道してもらうことです。
メディアに報道してもらうことで、第三者による信頼性の高い情報として地域住民や全国に情報を届けることができるメリットがあります。
またプレスリリースを積極的に配信することは、メディアとの関係構築にもつながります。
地域住民への情報発信
自治体の活動報告やイベント告知など、メディアを通じた地域情報のリリース発信は、地域住民との関係構築にも役立ちます。
自分の居住する街が活発に活動している様子を知ることは、地域住民に活気をもたらします。また、地域への愛着を育むとともに、住民参加への意欲をもたらします。
全国を対象とした情報発信
全国紙やテレビのキー局、雑誌、ラジオ、Webメディアなどを介した情報は、全国津々浦々に広がります。
例えば首都圏の自治体であれば、地方の人々に魅力を伝えることができ、地方の自治体なら首都圏の住民に告知やアピールが可能です。
地域の枠を超えて広範囲に告知をすることは、地域ブランドや観光誘致などのシティプロモーションにつながります。
シティプロモーションとは
地域の認知度やブランド力向上など地域活性のための活動のこと
グローバルな情報発信
海外メディア向けのプレスリリースを配信すれば、インバウンドの観光誘致も期待できます。
また、地元名産品の輸出や地元企業の海外進出などを狙いとした情報発信で、地場産業を盛り上げる施策も可能です。
ネットを通じた情報拡散
インターネットの普及によって、プレスリリースはWebメディアにも直接掲載されるようになってきました。さらに自治体のホームページやTwitter、Instagramなどの利用も組み合わせれば、ステークホルダーへ直接的かつスピーディーに情報を伝えることができます。
またSNS上でプレスリリースが引用・転載されたり、あるいは「いいね」「シェア」「リツイート」「コメント」などリアクションの拡散力によって、幅広い生活者に情報を届けることも可能です。
プレスリリースで地域ブランドの形成を
自治体広報でプレスリリースを配信すると、下記の効果が期待できます。
それぞれ詳しく説明していきます。
地域の知名度がアップ
共同通信PRワイヤーでは、1回の配信サービスで平均1500件のメディアに配信されます。配信先には全国紙・地⽅紙などの新聞や雑誌の他、テレビ・ラジオ局、Webメディア、番組製作会社など、多様なカテゴリーが含まれています。
お手持ちのメディアリストでは知り得なかったメディアにも届けられるため、地域の知名度アップにつながります。
魅力が伝わり各誘導施策にプラス
プレスリリースを通して伝える内容は、政策告知や活動報告、イベント告知といった情報だけではありません。それらの情報とともに、地域の魅力を発信し、地域ブランドの形成に役立てることもできます。
例えばイベント告知のプレスリリースでは、イベント内容のほか、同時に地域の歴史や観光情報なども伝えることができます。地域に魅力を感じたユーザーは、旅行先にリストアップしたり、移住や企業移転を検討することもあるかもしれません。さまざまな誘導施策においてもプラスになることが期待できます。
地場産業や地域産品への注目度アップ
プレスリリースを配信することで、地域の産業や特産品などへの注目を集める施策にもつながります。
ビジネスパートナーを探している企業や、投資先を探している株主、あるいは流通業のバイヤーなど、プレスリリースは多くの企業や関係者にチェックされています。さまざまな関連先に配信が届いた結果、地方企業や地場産業への応援につながることが期待されます。
地域課題に対する民間と連携などの可能性
地域が抱える課題に、解決の手が差し伸べられる可能性も考えられます。
プレスリリースを通して地域課題を知った民間企業が、商業チャンスと捉え連携を申し込む、といった事例もあります。
1通のプレスリリースが架け橋となる、大きなプロジェクトが生まれることもあるかもしれません。
広告費用の削減につながる
PR活動において、費用対効果は切り離せない課題です。
広告は、予算をかけてタイムとスペースを買うことで、確実に情報を掲載することができます。一方、プレスリリースは低コストで配信することができますが、掲載されるかどうかはメディアの判断に委ねられます。
しかしプレスリリースの場合は、情報の切り口を工夫することにより、予想以上に大きな話題に変化することもあります。近年ではSNSの普及もあり、情報拡散によって有料広告以上のパフォーマンスを得られるケースも見られます。
プレスリリースを出すならプレスリリース配信サービスが便利
共同通信PRワイヤーでは、現在多くの自治体広報の方々に「プレスリリース配信サービス」をご利用いただいています。
当社「プレスリリース配信サービス」のメリットをご紹介します。
充実した全国のメディアリストが使える
メディアリストとは「新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、Webメディアなどのプレスリリースの送付先を一覧にまとめたもの」です。
プレスリリースを配信するには、このメディアリストの質が重要です。しかし、メディアリストを最新の状態に保つにはかなりの労力を要します。
プレスリリース配信サービスでは、常に最新のメディアリストを用意しています。全国の最新メディアリストをいつでも利用することが可能です。
目的に応じて最適な配信先が選べる
メディアに記事として取り上げてもらうためには、リリース内容とメディアが求めている情報が合致するよう、配信先メディアの選択をすることが重要です。
共同通信PRワイヤーでは、登録メディア約2,600媒体・約4,050カ所の中から、最適なメディアを選択し、平均配信先数1500件/回のメディアに配信することができます。
配信先メディアは、全国紙、地⽅紙、業界紙などの新聞の他、雑誌、テレビ、ラジオ、さらにWebメディア、番組製作会社、編集プロダクション、証券会社のアナリスト、フリージャーナリストまで網羅。幅広い配信先から選択が可能です。詳しくは下記の「配信先メディア一覧」をご参照ください。
配信専門会社としての信頼性を活用できる
プレスリリースを配信サービス会社を利用して配信すると、配信会社の名前で送信されます。
メディアにプレスリリースを安心して受け取ってもらうためにも、配信会社のメディアに対する信頼性はとても重要です。
共同通信PRワイヤーは、配信サービス会社20年の歴史を持ち、すでにメディアとの間に信頼関係が構築されているため、「記者の目に留めてもらえるプレスリリース」を配信することが可能です。
作業の効率化と予算削減が可能に
一昔前まで、プレスリリースの配信作業は、印刷、宛先記入、封入、郵送・配布などの作業が必要でした。配信サービスを利用することで、この手間のかかる作業負荷と経費を軽減することができます。
プレスリリース配信サービスは、用意した原稿を登録し、配信先と配信日時を指定するだけで、メール配信・FAX送信が完了。
配信先のカテゴリ指定が可能で、1回の配信で約1500件のメディアに配信します。FAX送信の追加料金は不要です。
Webメディアを通じて生活者にもリーチできる
プレスリリース配信サービスではプレスリリースをメディアに送信するだけでなく、提携先のWebメディアに転載することもできます。
提携メディアには、報道機関のニュースサイトや全国・地方新聞のニュースサイトの他、exciteニュースなどのポータルサイトなど多様なWebメディアが含まれます。
また当社のTwitter、Facebookでも配信されるため、生活者に対し直接リーチすることも可能です。
共同通信PRワイヤーでは、提携メディア70サイトのうち、平均50サイトにお客様のプレスリリースが転載されます。新聞社を中心とする有力なニュースサイトへ多数転載されるため、インターネット検索でもヒットしやすく、生活者から信頼ある情報として認知されます。
共同通信PRワイヤー「国内プレスリリース配信サービス」提携メディア一覧を見る
海外への配信もワンストップで利用可能
国内メディアだけでなく、海外メディアへプレスリリースが配信できるサービスもあります。
共同通信PRワイヤーでは、世界の主要通信社や大手配信会社と提携しており、海外メディアへの配信が可能です。
世界各国の通信社で構成するプレスリリース配信網を国内から利用できるのは、共同通信PRワイヤーだけのサービスです。
英文記事専任のスタッフが配信をサポートし、英語以外の現地語への翻訳は、料金内に含まれています。不慣れな海外向けプレスリリース配信も、ワンストップで安心して利用できます。
共同通信PRワイヤー・海外プレスリリース配信サービスのより詳しい情報は下記より確認できます。ご検討ください。
共同通信PRワイヤー「海外へのプレスリリース配信サービスのご案内」
クリッピングや効果測定なども利用できる
配信サービス会社によっては、掲載クリッピングや効果測定、SNS広告など、さまざまなオプションサービスが用意されています。
共同通信PRワイヤーでは、配信されたプレスリリースごとに約2,000のニュースサイトをクリッピングし、記事掲載結果と広告換算値をレポートしています。
また、有料の「新聞クリッピング・広告換算オプション」や、SNSユーザーにもプレスリリース情報を発信する「SNS広告オプション」などもあります。
共同通信PRワイヤー・国内プレスリリース配信サービスのより詳しい情報は下記よりご確認いただけます。ぜひご検討ください。
共同通信PRワイヤー「国内プレスリリース配信サービスのご案内」
自治体広報が配信するプレスリリースのカテゴリー別事例
自治体広報の配信するプレスリリースには、さまざまな種類があります。
ここでは以下の3つのカテゴリーについて、共同通信PRワイヤーから配信されたプレスリリースの実例をご紹介します。
種類①「イベント告知」
プレスリリース配信の中でも多くの自治体にご利用いただいているカテゴリーが、イベントやキャンペーンの告知です。
イベントには、お祭り、地域食品のフェア、自治体独自の体験イベントなどがよくあります。
下記のような一例もあります。ご参照ください。
種類②「施設オープンの告知」
施設のオープン・リニューアルオープンの告知もご利用の多いカテゴリーの一つです。
例えばアンテナショップのリニューアルや、美術館の新展示、地域の新メニューの発表もリリースされています。
下記のような一例もあります。ご参照ください。
約2,000点の商品販売数!銀座の福井県アンテナショップ「ふくい食の國291」がリニューアルオープン(福井県)
種類③「政策・施策の情報発信」
自治体のプレスリリースには、政策や施策の情報を発信するものもあります。
例えばワーケーションの告知、G7広島サミットのお知らせ、教員の採用募集などもあります。
下記のような一例もあります。ご参照ください。
このように各自治体ごとにさまざまな情報を多様な角度でプレスリリース配信しています。
当社サイト「自治体のプレスリリース」には他にもプレスリリースを書くヒントが多々あります。実際に配信されているプレスリリースをぜひご覧ください。「カテゴリ検索」も可能です。
自治体のプレスリリース配信事例
プレスリリースは伝えられる素材の内容により、さまざまな表現方法や「切り口」が見られます。
ここでは、共同通信PRワイヤーから配信された「自治体のプレスリリース」の中から、秀逸なプレスリリース事例を4つのパターンに分けご紹介します。
PR動画の事例
「沖縄県ブランドムービー「Bloom Your Heart」が世界2位、フォロワー数1億以上の人気ユーチューバーとコラボ ~今の沖縄でしか味わえないタイムレスな魅力を、“PewDiePie”自身のYouTubeチャンネルで体験・紹介♪~」
沖縄県では、海外の観光客集客のため「沖縄観光ブランド戦略推進事業(海外)」を立ち上げ、プレスリリースにて告知を行っています。
世界でも有数のインフルエンサーとコラボし、沖縄の魅力を伝えるYouTube動画で観光誘致を行っています。
「沖縄県ブランドムービー「Bloom Your Heart」が世界2位、フォロワー数1億以上の人気ユーチューバーとコラボ」のプレスリリースはこちら
「PewDiePie」沖縄旅動画(YouTubeへ移動) Escaping to Japan’s Secret Paradise *Okinawa*
ドラマ・映画ロケ地の事例
「静岡市大河ドラマ「どうする家康」活用推進協議会」
静岡県では、現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」ゆかりの地という立地を活かし、イベントや観光促進を行っています。
各イベントやツアーなど、すべてのプレスリリースを「どうする家康活用推進協議会」に紐づけ、観光やイベント告知を行っています。
「静岡市大河ドラマ「どうする家康」活用推進協議会」のプレスリリースはこちら
特産物の事例
「愛媛県産旬のかんきつから山海の幸まで愛媛の食が勢ぞろい『愛媛県フェア』」
愛媛県は、県特産物の販売促進イベントを企画し、プレスリリースにて告知を行いました。
画像を多用し、どんなイベントが行われるのか一目でイメージしやすいプレスリリースとなっています。
「愛媛県産旬のかんきつから山海の幸まで愛媛の食が勢ぞろい『愛媛県フェア』」のプレスリリースはこちら
アフターコロナとUターンの事例
「和歌山県が和歌山市・白浜町進出IT企業3社による座談会&Uターン転職者によるインタビュー動画を公開」
和歌山県は、企業誘致の施策を動画を用いて告知しました。
実際に和歌山県に移転したIT企業3社の関係者を招き、「なぜ和歌山へ進出したのか?」の座談会や、和歌山県への転職者には「和歌山のIT企業で働く魅力」についてインタビュー。その動画をYouTubeに公開して、和歌山移転の魅力を伝えています。
「和歌山県が和歌山市・白浜町進出IT企業3社による座談会&Uターン転職者によるインタビュー動画を公開」のプレスリリースはこちら
この他にも、共同通信PRワイヤー「自治体のプレスリリース」のページではさまざまな自治体のプレスリリースを見ることができます。ご参照ください。
共同通信PRワイヤー「自治体のプレスリリース」のページを見る
自治体広報によるプレスリリース活用方法インタビュー
共同通信PRワイヤーをご利用いただいている自治体広報部の方にインタビューを行い、活用方法などについて伺いました。
導入後はどのような反響につながったのか、効果はどうだったのか、ご参照ください。
愛知県大府市様
「大府の公園の桜酵母を使用した清酒「桜舞(おおぶ)」のPR時には、共同通信のニュースを見て…、と市外からも問い合わせがあり、購入いただきました。プレスリリースの大きな効果を実感しました。」
詳しくは下記の記事をご覧ください。
「独自の施策をプレスリリースとSNSを駆使して話題化し、市民の誇りにつなげたい【愛知県大府市様】」の記事を読む
南陽市様
「人気マンガとコラボレーションしたイベント企画では、参加者の半分は市外からの参加で、広い地域の人々に支持いただけたと感じました。SNSの口コミでも拡散につながり、南陽市を広くPRできたと思います。」
詳しくは下記の記事をご覧ください。
「ラーメン漫画とのコラボなどユニークな施策を発信、記事化を通じ県外での知名度も向上中【南陽市様】」の記事を読む
豊後高田市様
「水田オーナーを「荘園領主」として募集したリリースでは、ホームページのアクセスが急増、週刊誌にも記事を取り上げていただき、過去最高の140人を超える応募がありました。これまでと違う層の方々にも見ていただけたんだなと感じました。」
詳しくは下記の記事をご覧ください。
「小さな町から全国へ継続的に魅力を発信。子育て世代や起業家の移住促進につなげ社会増を実現【豊後高田市様】」の記事を読む
「導入事例」のページではより多くのご利用の声をご覧いただくことができます。海外配信インタビューもございます。ぜひご覧ください。
自治体広報でより活用しやすいよう、特別な定額プランをご用意しました
自治体広報には、地域住民だけでなく全国の生活者へ地域の情報を届ける役割があります。
プレスリリース配信会社を利用すると、地域外への情報配信が確実に、簡単に行うことができます。さらに、海外メディアも視野に入れた広報活動が可能になります。
共同通信PRワイヤーでは、約7割のプレスリリースが記事化されています。メディアに記事化されやすいプレスリリースの配信をご期待いただけます。
当社では、自治体広報の皆様に最適な「公共機関限定 定額配信プラン」をご用意しています。
定額プランでは、配信本数を気にすることなく、予算内で何度でも配信することができます(上限あり)。
この機会にぜひ自治体広報向け定額プラン「公共機関限定 定額配信プラン」をご利用ください。
詳しい資料は、下記URLよりダウンロードいただけます。ぜひご検討ください。