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プレスリリースの掲載場所は?自社サイトの他に掲載する方法も解説

プレスリリースイメージ、プレスリリースと書かれた木製ブロック、英字ブロック

プレスリリースを作成したら、メディアに配信するだけでなく、自社Webサイトに掲載するなど、最適な場所で公開する必要があります。閲覧されなければ意味がありません。広報担当者にとってプレスリリースの掲載場所は重要課題と言えます。
本記事ではプレスリリースを自社Webサイトに掲載する際のおすすめの場所ややり方、またPR初心者向けにプレスリリースの基本の書き方、メディア掲載のポイントを説明します。プレスリリース配信サービスについても解説していきます。

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プレスリリースの掲載場所

ホームページ画面を提示したオフィス、パソコンが並んだデスク、ラップトップ、タブレット、スマートフォン

企業におけるプレスリリースの主要な掲載場所は、自社Webサイト、SNSの公式アカウントなどです。
自社Webサイト上では、トップページの「お知らせ欄」「最新情報ページ」「プレスリリース欄」などのコーナーを設置し、掲載している企業が多く見られます。またプレスリリースの内容によっては、「IR情報ページ」「商品・サービスページ」にも掲載したりリンクを貼ったりすることもあります。
SNSでは、X(Twitter)やInstagram、Facebookなどに公式アカウントを設置して掲載し運用している企業が多く見られます。
自社Webサイトのプレスリリース・コーナーでは、プレスリリースのタイトルを発行日順に一覧できるように掲載します。発行年ごとにまとめてアーカイブしたり、ブランドや事業分野のカテゴリーで分けたり、あるいはキーワードで検索できるようにするなど、各社さまざまに工夫しています。それにより、自社の商品やサービス、その他の企業活動全般についても深く理解してもらえるきっかけになります。
どの設置場所であっても、商品であれば商品の詳細が分かるページへ誘導するなど、丁寧な設計を心掛けましょう。

プレスリリースとは
プレスリリースとは、企業や団体がメディアなどのステークホルダー(利害関係者)に向け発表する公式文書のことです。
プレスリリースの内容は、新商品の発売や新サービス、新規事業の開始、経営・人事などの企業情報を、主にメディアの記者がニュース素材として利用しやすいようにまとめた文書になります。配信する目的は、メディアにニュースとして取り上げてもらい、報道・記事化されることです。客観的な視点を持つメディアから報道される情報は、生活者の信頼や共感を得る効果があり、商品・サービスなどの訴求、社会的認知の拡大、ブランドイメージの向上など、単なる情報開示に留まらない多大な効果が期待できます。

プレスリリースのより詳しい説明は、以下の記事内にて解説しています。あわせてごt参照ください。
「プレスリリースとは?配信の効果、メディア掲載のポイントを解説」の記事を見る

プレスリリースの作成から配信するまでの流れを、以下の記事にまとめています。ご参照ください。
「プレスリリースのやり方とは?配信する流れを紹介」の記事を見る

自社Webサイトの掲載事例

自社Webサイト上にプレスリリースを掲載している例を見てみましょう。
株式会社電通PRコンサルティングでは、トップページ内の分かりやすい場所に「ニュース&トピックス一覧」を設置し、プレスリリースを掲載しています。
株式会社電通PRコンサルティング「[最新]ニュース&トピックス一覧」を見る

株式会社電通は、トップページ内に「News Releases」欄を設置し、プレスリリース・ニュースリリースを掲載しています。詳しくは以下のページでご確認ください。
株式会社電通のウェブサイトを見る

プレスリリースを自社HPに掲載するメリット

プレスリリースを作成するPR担当者、プレスリリースと書かれた画面、ラップトップ

プレスリリースを自社Webサイトに掲載するメリットとして、以下のことが挙げられます。
まずは「メディア関係者以外のステークホルダーにも情報が届く」点です。ステークホルダーとは、利害関係者のことです。
当然ですが自社Webサイトには、株主や生活者、取引先、自治体などさまざまな立場のステークホルダーが訪れます。プレスリリースをWebサイトに掲載することで、訪れた全てのユーザーに情報を届けることができ、より多くの人に情報を伝えることが可能になります。

またプレスリリースをきっかけにWebサイトを訪れてくれたユーザーが、プレスリリース以外のコンテンツをクリックする可能性も大いにあります。
例えばSNSに掲載したプレスリリースからのリンクで自社Webサイトを訪れてくれたユーザーに対して、商品情報やサービスのお知らせなどの導線を貼っておくことにより、商品購入のアクションを起こしてもらえる発端になるかもしれません。
プレスリリース以外のコンテンツの閲覧を促すための設計を考慮し、Webサイト内の回遊率を高めるような工夫を施しましょう。

自社Webサイトにプレスリリースを掲載する際のポイント

プレスリリースのポイント、プレスリリースと書かれたメモを挟むクリップ

自社Webサイトにプレスリリースを掲載する際のポイントとして、以下の点が挙げられます。

  • 迷わない設計や問い合わせ先の設置
  • 掲載ページとの整合性に気を付ける
  • プレスリリースの効果測定を行う

第一に「迷わない設計や問い合わせ先の設置」です。Webサイトを訪れたユーザーが欲しい情報へ迷いなくたどり着ける設計にしておかなければ、すぐに離脱が始まります。プレスリリースを目にしたメディア記者が広報担当者へ連絡を取りやすいよう、問い合わせ先の設置も忘れずに行いましょう。
第二に「掲載ページとの整合性に気を付ける」です。プレスリリースの掲載場所が「最新情報ページ」や「プレスリリース欄」などのプレスリリースコーナーだけであれば問題ありませんが、例えばIRページに載せるのであればIR関連のプレスリリースに絞りましょう。他の情報を載せると混乱してしまいます。同様に、商品関連ページに載せるのであれば、IRや経営・人事関連のプレスリリースは載せない方が良いでしょう。掲載場所に合わせて、整合性のとれる内容のプレスリリースを掲載するよう、留意しましょう。
最後に「プレスリリース掲載の効果測定」。PV(ページビュー)数、UU(ユニークユーザー)数、CVR(コンバージョン率)など計測をしておくことにより、ユーザーの興味や関心が理解できます。掲載の都度効果測定を行い、次回からのプレスリリースだけでなく、マーケティングにも活かしていきましょう。

プレスリリース配信後の分析方法について、以下の記事にまとめています。ご参照ください。
「プレスリリースの分析方法 分析して次にどう生かすかを考えよう」の記事を見る

自社サイト以外でのプレスリリース掲載方法

プレスリリースを配信しているPRイメージ、パソコンでデータ作成、グラフ、メガネ、鉛筆

自社WebサイトやSNSの他にもプレスリリースを掲載できる場所はあります。
「プレスリリース配信サービス」を利用すれば、配信するだけでなく、配信会社のプレスリリース一覧サイトに掲載することができます。
プレスリリース配信会社のプレスリリース一覧サイトは、正にプレスリリースの情報を求めているユーザーが訪れる場所であり、多くのメディア関係者に情報を届けることが可能です。共同通信PRワイヤーでは「新着のプレスリリース」欄に掲載されます。
またプレスリリース配信会社の多くは独自に提携メディアと連携しており、提携メディアのサイトに自動的にプレスリリースが転載されるシステムが整っています。有名なニュースサイトにも自動転載されるため、自社のホームページユーザー以外の、多くの異なるターゲットの目に触れる機会が倍増します。
例えば当社では、「47NEWS」「毎日新聞公式ニュースサイト」「共同通信デジタル」「exciteニュース」など多彩な51の提携サイトに自動転載しています。
当社提携メディアについては「共同通信PRワイヤーの提携メディア」をご覧ください。

プレスリリース配信サービスのサービス内容やメリットについて、以下の記事で詳しく説明しています。ご覧ください。
「プレスリリース配信サービスとは?比較方法と選び方を解説」の記事を見る

プレスリリースの基本の書き方を確認

基本構成の画像

プレスリリースの掲載場所を最適化しても、肝心のプレスリリースが読みにくいものだと、掲載しても意味がありません。メディア記者を初め、ステークホルダーの目に留まるプレスリリースを作成するために、プレスリリースの基本的な書き方を押さえておきましょう。
上図のように、プレスリリースには基本となる構成があります。改めて項目を書き出すと、以下のようになっています。

  • 発信日・発信者(正式名称)
  • タイトル
  • リード文
  • 本文
  • 問い合わせ先

この5つの構成で作成することにより、誰もが読みやすい基本のプレスリリースが完成します。プレスリリース作成の際は、必ずこの構成を守って作りましょう。

プレスリリースの構成について以下の記事に詳しくまとめてあります。ご一読ください。
「プレスリリースの構成とは?基本構成と注意するポイントも合わせて解説!」の記事を見る

さらに以下のポイントを守ると、より記者の興味を引くプレスリリースを作成することができます。メディアに記事化してもらえるよう、広報担当者は下記に気を付けて作成しましょう。

  • タイトルは30文字前後にまとめる
  • 本文やリード文は結論を先に書く
  • リード文は「5W1H」で書く
  • 画像や図、グラフ、空白などを活用して読みやすいレイアウトになるよう作成する
  • 専門用語、広告的な表現、余分な形容詞は極力避ける
  • 具体的な数値や根拠を盛り込む

プレスリリースの作成方法や書き方について、以下の記事にそれぞれ詳しくまとめてあります。ご参照ください。
「プレスリリースの書き方11のポイント!基本の5構成と記者に取り上げられるコツ」の記事を見る

メディア掲載を狙うなら「メディア視点」の重視を

自社プレスリリースを記事化してもらうためには、「メディア視点」を押さえたリリースを作成することも重要なポイントになってきます。
「メディア視点」とは、いわゆる「ニュースバリューのある情報」です。ニュースバリューは、読者や視聴者が必要としているニュースの価値。メディアはニュースバリューのある情報を求めています。
例えば「ニュース性・社会性のある話題」「独創性・独自性・希少性」「ストーリー性・ビジュアル性」「トレンド・季節性がある情報」などが該当します。これらの内容を取り入れたプレスリリースを配信し、メディアの記事化を狙いましょう。

ニュースバリューについて、以下の記事で詳しく説明しています。あわせてご参照ください。
「ニュースバリューとは?メディアに取り上げてもらうために必要なこと」の記事を見る

プレスリリースを複数掲載し積極的に情報の拡散を行おう

プレスリリースの掲載場所を多数設置することで、多くの生活者の目に触れ、自社情報を広く知らせることが可能になります。
閲覧をきっかけに、販売促進効果の他、業務提携や投資を受ける機会、人材採用につながる可能性などもあるかもしれません。
自社WebサイトやSNSもくまなく活用し、ユーザーの興味をより持たせるような導線を考えながら掲載を行い、自社プレスリリースをPRするチャンスを増やしていきましょう。

プレスリリースを配信する際は、プレスリリース配信サービスの利用がおすすめです。
共同通信PRワイヤープレスリリース配信サービスは「このテーマ、ジャンルの情報が欲しい」とニュース情報を欲しているメディアに対し、プレスリリースを送ることができる配信サービスです。
一度に1500件のメディアへ送信されるだけではなく、50サイト以上ある提携メディアへの自動転載も実施。当社「新着のプレスリリース」欄にも自動掲載されるため、メディア記者の目に触れる機会が倍増。情報の拡散を確実に行うことができます。

当社提携メディアについては以下のページで紹介しています。ぜひご覧ください。
共同通信PRワイヤーの提携メディアを見る


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※共同通信PRワイヤーから配信されたプレスリリースの記事掲載率を外部に調査委託。共同通信PRワイヤーから2021年12月に配信された532本のプレスリリースを2022年2月28日まで追跡。プレスリリースの転載は除外。調査対象は紙媒体・Webメディア。

共同通信PRワイヤー「プレスリリース配信サービス」の詳細は、以下のページからご確認いただくことができます。ぜひご覧ください。

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