
広報担当者は自社にICTの情報があれば、プレスリリースの配信を行いましょう。
企業のICT情報のプレスリリースはパブリシティにつながる可能性のある、ニュースバリューのあるネタです。
本記事では実際に配信されているICT情報のプレスリリース事例を挙げながら、ICTリリースのパブリシティ効果や書き方のポイントを解説していきます。
「ICT」とは

「ICT」とは、Information and Communication Technologyの略、日本語では情報通信技術と訳されます。
良く耳にする「IT」との違いとしては、ITは情報処理技術のことを指すのに対し、ICTはCommunication(通信)が加わり、情報処理だけでなく、インターネットなど通信技術を活用した産業やサービス全般の意味になります。
ICTは今や社会インフラの一つになっており、例えばビジネス分野では、テレワークやオンライン会議システムといった、業務プロセスの効率化や生産性向上を担うものとなっています。
また私たちの生活にも欠かせない技術になっており、電子メールやSNSといった生活を支えるサービスや、医療分野ではオンライン診療システム、教育分野では教科書の電子化やオンライン学習などがICTに分類されます。
ちなみに国際的にはITよりもICTが主流になります。覚えておきましょう。
ICTをプレスリリースで取り上げる効果

ICTの情報をプレスリリースで配信し、メディアに記事化されると、以下のメリットが得られる期待が高まります。
- 企業イメージの向上
- 採用力の強化
- 投資関連の向上
- 企業の信頼性の獲得
まずは「企業イメージの向上」です。ICTへの取り組みは、最先端のシステムを取り入れている企業として、良好な企業イメージを構築します。最先端企業イメージは「販売促進の効果」も期待できるほか、人事面では「優秀な人材採用の強化」にもプラスに働きます。
さらに経営面では「他社との差別化」や「株価への好影響」、「国内外企業との新規取引」などへも可能性が広がります。
また当然ですがパブリシティにつながることは、メディアという第三者のフィルターが通されることにより「企業の信頼性の向上」も期待できます。「自社ブランドや自社自体の信頼性の獲得」にも寄与することでしょう。
このように自社のICT情報をプレスリリース配信することで、さまざまなメリットがもたらされることが考えられます。
ICTをテーマにしたプレスリリース事例

実際に配信されているICTのプレスリリースを見てみましょう。
共同通信PRワイヤー国内配信サービス「新着のプレスリリース」から、ICT関連のプレスリリースを配信している企業や団体をご紹介します。
ICTのイベントやセミナー、ICTへの取り組みなど、さまざまな切り口でICT情報が発信されています。
事例1、ICTの商品開発
■特定保健指導に特化したチャットツール 「ヘルスケアチャットツール UELUN(ウエルン)」を提供開始
継続支援をより効率的かつ効果的に実施するためのチャットツール
株式会社マッシュルームソフトのプレスリリースを見る
株式会社マッシュルームソフトでは、クラウド型チャットツールの提供開始をプレスリリースにて報告されています。
アプリのスクリーンショット画像の掲載や開発の背景など、メディア記者が記事にしやすい内容が取り入れられた秀逸な作りになっています。
■学生の声を反映したポータルサイト「KDU Mobile」を開発
学生生活に必要な情報を集約し学生の利便性を向上
学校法人近畿大学・サイバーエデュケーションテクノロジーズ株式会社のプレスリリースを見る
近畿大学とサイバーエデュケーションテクノロジーズ株式会社は、連絡用ポータルサイトの開発と提供開始をプレスリリースにて情報発信されています。
連名リリースの書き方や、内容が簡潔に示されたタイトル・サブタイトルの使い方など、参考になるプレスリリースになっています。
事例2、ICT商品のイベント出展
■鈴与シンワート、9月5日(金)開催「奉行DXクラウドDay in Tokyo」 に出展
~システム連携支援ツール「TASUKE for 奉行クラウド」を紹介します~
鈴与シンワート株式会社のプレスリリースを見る
鈴与シンワート株式会社では、イベント出展のお知らせをプレスリリースにて配信されています。
イベントの概要だけでなく、画像付きの商品概要、導入メリットなど、ひと目で分かりやすい丁寧な説明がなされたリリースになっています。
事例3、ICT活用のセミナー開催
■【高校教員対象・参加無料】8/8~21「夏の教育セミナー」オンライン配信 前半・後半 各1週間限定
自宅から視聴できる授業づくりのヒント 「2025年大学入学共通テストから考えるこれからの教育」
株式会社ナガセのプレスリリースを見る
株式会社ナガセでは、オンラインセミナーの配信をプレスリリースにて情報発信されています。
実際にセミナー参加した体験者の声を取り入れ、概要だけでは分かりにくいセミナーのポイントを多角な視点から説明されており、今すぐ参加したくなるようなリリース内容になっています。
事例4、大学・団体のICT活用事例
■高校教員を対象に教育現場のDX最前線を公開!「第3回 DXハイスクール応援プログラム」を開催
高校・大学教員による実践事例と体験講座を通じて、教育の未来を共に考える。8月5日(火)・6日(水)
金沢工業大学では、教育DXプログラム開催をプレスリリースにて情報発信されています。
プログラムの詳細が分かりやすく示され、セミナーやイベント開催リリースのお手本のような仕上がりになっています。
イベントやセミナー開催・出展リリースの作成ポイントを、以下の記事にまとめています。あわせてご参照ください。
「【テンプレート付き】イベント開催プレスリリースの書き方を解説」の記事を見る
事例5、医療分野のICT活用事例
■三井情報、英 Lifebit Biotech社と契約し、最先端の解析環境を提供開始
– 創薬や研究開発等を加速するため、バイオデータの標準化・遠隔分散解析を実現 –
三井情報株式会社では、他社との協働をプレスリリースにて情報発信されています。
海外企業とのプラットフォームの利用方法を図版にて解説し、概要を各項目丁寧に説明。製品ホームページや問い合わせ先など、詳細情報の導線がきちんと提示され、メディア記者も情報取得に迷わない設計になっています。
ICTのプレスリリースを配信し企業価値の向上に寄与しよう
ICTは政府も推し進めている、社会インフラの主流とも言える施策です。
ICT情報のプレスリリースを配信することは、社会の変化に対応している最先端企業としての姿勢を訴求することができ、企業イメージの向上や企業価値の向上につながることが期待できます。メディアだけではなく投資家や生活者など、今まで関わりの少なかったステークホルダーへ、自社をアピールする機会にもなるでしょう。
広報担当者は企業のICT情報をプレスリリースにて発信し、多くのメディアに記事として取り上げてもらえるよう日々の活動を行っていきましょう。
ICT情報のプレスリリース配信は、プレスリリース配信サービスの利用が便利でおすすめです。
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※共同通信PRワイヤーから2021年12月に配信された532本のプレスリリースを2022年2月28日まで追跡。調査対象は紙媒体およびWEBメディアで、プレスリリースの転載(提携メディア含む)は除外。
また共同通信PRワイヤーでは、広報初心者の方向けに、プレスリリース作成の基本とポイントについて解説しています。
「効果的なプレスリリースの書き方を知りたい」「共同通信PRワイヤーの強みを知りたい」という方は、ぜひご参照ください。




