世界初の華竜1号原子炉が商用運転を開始

CNNC

AsiaNet 87863 (0241)

 

【北京2021年2月1日PR Newswire=共同通信JBN】China Natonal Nuclear Corporation(CNNC、中国核工業集団)は1月30日、福清原子力発電所の5号機が商用運転を開始したと発表した。中国国産の第3世代原子力発電技術を採用し、HPR1000としても知られる華竜1号の世界初となる実証プロジェクトである。

 

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この成功により、中国は米国、フランス、ロシアに続いて国産の第3世代原子力発電技術を習得した4番目の国になり、中国の原子力発電の発展において大きな節目となっている。

 

華竜1号は30年超にわたって蓄積してきた原子力発電の研究、設計、製造、建設と運転の各経験をベースにCNNCが開発・設計した、完全に独自の知的所有権を持った同集団の第3世代原子力発電技術である。

 

CNNCのYu Jianfeng会長によると、同集団は華竜1号の輸出を促進してカーボンニュートラルの目標を達成するため、一連の新技術を開発しながら華竜1号原子炉の大量建築の前進を加速する。

 

世界初の華竜1号原子炉の建設が始まって以来、このプロジェクトは計画通りに進み、その安全性と品質のコントロールは順調である。

 

華竜1号原子炉の耐用年数は60年で、18カ月毎に燃料を再注入する177体の炉心技術を採用している。「運用と待機」の安全システムと二重式格納容器の組み合わせを革新的に使用し、国際的な原子力安全性の最新要件を満たしている。

 

華竜1号の各機の設備容量は約1200 MWeに達し、各機は年間で100億kWhの電気を発電し、適度に発展した国家における100万の人口のニーズを満たせる。

 

華竜1号が発電する電気は、年間で312万トンの標準炭消費、あるいは816万トンの二酸化炭素の排出量の削減、そして7000万本の植林に匹敵する。

 

ソース:CNNC

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