10月の景気DIは45.0に改善 AI関連・観光が支え、飲食関連は停滞

帝国データバンクが11月5日に発表した10月の景気動向調査によると、企業の景況感を示す景気DIは45.0となり、前月から0.4ポイント上昇した。AI関連の需要や秋の観光が支えた一方、飲食関連には物価高や仕入れコストの重さが残った。

10月の景気DI45.0、前月比プラス0.4。50が良い・悪いの判断の分かれ目。

帝国データバンクが11月5日に発表した10月の景気動向調査によると、企業の景況感を示す景気DIは45.0となり、前月から0.4ポイント上昇した。AI関連の需要や秋の観光が支えた一方、飲食関連には物価高や仕入れコストの重さが残った。

改善しても、判断の分かれ目の50には届かず

景気DIは、企業による7段階の景気判断を点数に換算した指標で、50を上回ると「良い」、下回ると「悪い」を意味する。45.0への上昇は景況感の改善を示すが、好不調の分かれ目にはなお届いていない。企業規模に応じた重み付けはせず、1社1票で集計している。

全国の景気DIの12か月推移。2026年4月41.5から持ち直し、8・9月44.6、10月45.0。全月で判断の分かれ目50を下回る。
全国の景気DI。2025年11月〜2026年10月。出典:帝国データバンク 作図:汐塾

製造・運輸が上向く一方、飲食店は悪化

10業界のうち、前月より改善したのは6業界。建設は横ばいで、不動産など3業界は悪化した。製造は0.8ポイント上昇の46.7、運輸・倉庫は1.1ポイント上昇の44.2となった。同社は、AI・半導体関連の受注や輸送需要の増加を改善の背景に挙げている。

主な4業界の景気DI前月差。製造プラス0.8、運輸・倉庫プラス1.1、サービスプラス0.4、不動産マイナス1.1ポイント。
主な4業界の景気DI前月差。全10業界から抜粋。出典:帝国データバンク 作図:汐塾

サービスは0.4ポイント上昇の47.8だった。ただし、サービス業の中でも動きは分かれた。秋の観光需要などに支えられた旅館・ホテルは前月から5.2ポイント上昇した一方、飲食店は2.4ポイント低下した。飲食料品の製造や卸売を含め、買い控えや仕入価格の高騰が響いたという。

調査は10月19日から31日までインターネットで実施し、1万169社が回答した。

出典:帝国データバンク「2026年10月の景気動向調査」(11月5日)

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汐塾編集部

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