認知度や信頼性が上がるメディア掲載は、スタートアップ企業こそ狙うべき事案です。
スタートアップ企業がメディア掲載される方法やポイントを詳しく説明していきます。
目次
スタートアップとは
「スタートアップ」とは、元はアメリカで使われ始めた言葉です。
一般的には起業や新規事業の立ち上げを意味しますが、特に革新的なアイデアで短期的に成長する企業のことを指します。
スタートアップ企業では、広報活動にまで手が回らないことが多いでしょう。しかし、スタートアップ企業こそPR活動が重要です。
スタートアップ企業がメディアに取り上げられることで得られるさまざまなメリットを解説していきます。
スタートアップがメディア掲載されるメリット
スタートアップ企業がメディア掲載されると、「信頼性が高まる」「企業の認知度拡大」といったメリットがあります。詳しく解説していきます。
信頼性・認知度が上がる
スタートアップ企業は、文字通りスタートしたばかりなので、大手企業と比較すると社会からの信頼性は低い傾向にあります。また認知度も低くなっています。
新聞に記事掲載されたり、テレビやWebメディアにニュース報道されることで、一般の生活者に商品・サービス名と共に企業名を覚えてもらうことができます。メディアに掲載されることで、自ずと企業としての認知度が上がります。
それだけではなく、企業としての信頼性が上がります。特に新聞の全国紙やテレビでのニュース報道はメディアそのものに信頼性があるため、報道された企業にも安心感や信頼性を抱いてもらえる効果が期待できます。Webメディアにおいても、「Yahoo!ニュース」「LINEニュース」など大手メディアにおいては同じことが言えます。
スタートアップがメディア掲載されるには
スタートアップ企業がメディア掲載される方法は、以下の2点があります。それぞれ説明していきます。
Webを利用した情報発信
スタートアップ企業ならば、自社Webサイトや自社SNSなど情報発信手段は完備していることでしょう。まずは自社の持つWeb手段で、情報発信を行いましょう。
特にX(Twitter)やInstagramなどSNS上では、配信された情報は「いいね」や「リポスト(リツイート)」されることでさまざまなユーザーに対して拡散される期待が高まります。話題に上がるとメディア記者の目にも留まりやすくなり、取材の申し込み依頼も考えられます。
可能であれば「プレスリリース配信」を行うと、メディアに記事化される期待がさらに高まります。プレスリリースについては、下章「プレスリリースを配信する」で詳しく説明していきます。
Webメディアについて、以下の記事内でより詳しく解説しています。ご参照ください。
「 オウンドメディアとは?広報担当が知っておきたいWebメディアの種類や掲載効果も解説!」の記事を見る
ソーシャルメディアの基本的な活用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。企業が効果的に使うためのポイントも紹介していますので、ご参照ください。
「ソーシャルメディアとは?企業で使うときに知りたい基本的なこと」の記事を見る
プレスリリースを配信する
企業が自社情報を伝える一般的な手段として「プレスリリースの配信」が挙げられます。
プレスリリースとは、新商品の発売や新サービス、あるいは新規事業の開始、人事異動などの企業情報を、メディアがニュース素材として利用しやすいようにまとめた文書のことです。プレスリリースはメディア向けに配信する文書のため、メディアに取り上げてもらう可能性も高まることになります。
特に知名度の低いスタートアップ企業においては、自社のWebサイトやSNSで発信するだけではなかなかメディア関係者の目に留まりにくい現状があります。プレスリリースという形でメディアに向けて情報発信することは、メディア掲載への近道となります。
プレスリリースを配信する際は、プレスリリース配信サービスがおすすめです。以下の記事でプレスリリース配信サービスを比較する時のポイントを解説していますのでご参照ください。
「プレスリリース配信サービスのおすすめ比較ポイントを解説」の記事を見る
プレスリリースについては以下の記事により詳しく解説しています。ご参照ください。
「プレスリリースとは?配信の効果、メディア掲載のポイントを解説」の記事を見る
スタートアップが意識するべきプレスリリースのネタ
メディアに掲載されるためには、メディア記者の目に留まるプレスリリースを作成する必要があります。
特にスタートアップ企業が意識したいプレスリリースのネタに、「社会性のある取り組み」「インパクトのある商品やサービス」「物語性」があります。それぞれ説明していきます。
社会性のある取り組み
社会性とは、その商品やサービスが、社会や暮らし、ビジネスにどのような影響・変化をもたらすか、ということです。新聞記事やテレビのニュースとして報道された際に、読者や視聴者にとっていかに有用な情報になるかが、報道価値(ニュースバリュー)となります。
あわせて、トレンド性もメディアが重視する視点です。旬のネタかどうか、時流に乗っているかどうか、ということです。
また、時代性を表すキーワードが含まれていると取り上げられやすくなります。例えば、K字経済、SDGs、半導体不足、リスキリング、DX、宇宙ビジネス、脱炭素、ヤングケアラー、8050問題、少子高齢化、労働力不足、インフラ老朽化、ジェンダー・ギャップなどが挙げられます。
社会性、トレンド性、時代性などのネタがプレスリリースに含まれていれば、受け取った記者の関心は高まり、メディアに取り上げられやすくなります。
メディアに記事化されやすいネタを、以下の記事内で紹介しています。ご参照ください。
「 メディアに取り上げられやすいプレスリリースとは?プレスリリース配信会社が解説」の記事を見る
インパクトのある商品やサービス
人々の印象に残るようなインパクトのある商品やサービスも、メディアに取り上げられやすいネタの一つです。
日本で初めてのサービスや、革新的な技術のある商品など、強烈な印象を残す内容のものはメディアに興味を持ってもらいやすくなります。
その際は「唯一の」「日本一」など、最上級表現の使用に気を付けてプレスリリースを作成するようにしましょう。
「No.1」などの最上級表現を使用する際の注意点については、以下の記事が参考になります。プレスリリースでの適切な表現を確認したい方は、ぜひご参照ください。
「 「No.1」などの最上級表現に注意!プレスリリースで使うときに確認すること」の記事を見る
誇大表現など、プレスリリースにおける違反表現について、以下の記事も参考になります。ご参照ください。
「誇大表現に注意!プレスリリースを書くときに気をつけたい注意点」の記事を見る
物語性のあるもの
さらにスタートアップ企業の場合には、スタートアップで苦労したこと、奇跡のようなことが起きて商品が開発できた、思わぬところにヒントが隠されていた、といった内容もメディアに好まれます。社長の思い、苦労話、この商品を開発したい、社会に届けたいと思った理由など、「物語性」を意識してプレスリリースを作成するのも一つの方法です。
プレスリリースのネタ探しのコツなど、以下の記事が参考になります。お役立てください。
「プレスリリースのネタ10選!ネタ探しの方法や取り上げられやすいポイント」の記事を見る
スタートアップがプレスリリース作成の時に気を付けるポイント
メディア記者の目に留まりやすいプレスリリースを配信するために、プレスリリースの作成時から留意しておくポイントがあります。スタートアップ企業がプレスリリースの作成時に気を付けたいポイントは、以下の3点があります。それぞれ説明していきます。
分かりやすい平易な文章で書く
プレスリリース作成で念頭に置きたいポイントは「分かりやすい文章であること」です。
スタートアップ企業は最先端の技術を扱うことも多いかと思いますが、まずは内容が伝わらなければ掲載されません。分かりやすく、平易な文章で書き、誰にでも伝わるような表現を意識してプレスリリースを作成するようにしましょう。
一例を挙げると、社内用語や業界用語等の使用です。社内や業界ではよく使われている言葉でも、一般的に通じるとは限りません。使わざるを得ない専門用語には注釈をつけるなど工夫して、業界用語等はできるだけ使用しないように注意しましょう。
プレスリリース作成のポイントについて、以下の記事が参考になります。ご参照ください。
「 プレスリリースの構成とは?基本構成と注意するポイントも合わせて解説!」の記事を見る
プレスリリースの具体的な書き方や、記者に取り上げられるためのコツについては、以下の記事が参考になります。効果的な構成も紹介していますので、ご参照ください。
「プレスリリースの書き方11のポイント!基本の5構成と記者に取り上げられるコツ」の記事を見る
広告的な表現は避け、根拠を示す
プレスリリースは広告とは異なるため、「優れた」「素晴らしい」などの形容詞は使わないようにします。それらを判断するのは記者の役割です。また、商品やサービスの購入を促すような広告的な表現も適切ではありません。
それよりも、商品の優位性の根拠となる実験結果や、社会的ニーズを示す市場調査結果、市場予測数値などの数字が記載されていると、記者にインパクトを与えることができます。記者は客観的な事実を伝えるという観点から、数字で表現できる情報を求めているからです。
企業の概要と画像の挿入
SNSでの掲載やプレスリリース内でも、画像の掲載はほぼ必須と言えます。画像があると、記者やユーザーの目に留まりやすくなります。情報配信の際は、商品やサービスに関する画像を挿入するようにしましょう。
また配信情報と同等に重要な項目が、企業の概要です。スタートアップ企業は企業名が知られていないため、企業情報が大切です。どういう会社で、何をする会社なのか明確に伝えましょう。
画像の掲載や企業の概要について、以下の記事がお役立ていただけます。あわせてご参照ください。
「 実は記事化を左右する!プレスリリースに問い合わせ先を必ず書こう」の記事を見る
プレスリリースにおける画像の重要性については、以下の記事が参考になります。記事化を目指すための適切な画像準備についても解説していますので、あわせてご参照ください。
「プレスリリースに画像は必須?記事化を目指すならしっかり画像を用意しよう」の記事を見る
スタートアップこそプレスリリース配信サービスを使った方が良い理由
「プレスリリースを配信したいが、配信する時間もノウハウもない」という方向けに「プレスリリース配信サービス」があります。
自社のプレスリリースを数多くのメディアに配信することができる「プレスリリース配信サービス」を、当社共同通信PRワイヤーの「国内配信サービス」を用いて詳しく説明していきます。
メディアリストがなくてもプレスリリースを配信できる
「メディアリスト」とは、プレスリリースの送り先を記した一覧表です。
スタートアップ企業は知り合いのメディアがいない状態からスタートすると仮定すると、プレスリリースの配信先メディアを探し出すことに大変な労力を割くことが想像されます。
プレスリリース配信会社は、独自のメディアリストを持っているため、自社のメディアリストがなくても多くのメディアにプレスリリースの配信をすることが可能になります。
当社では随時メンテナンスを行い、常に最新のメディアリストを用意しています。
作成済みのプレスリリースを登録・配信設定するだけで、プレスリリースのメール配信・FAX送信が可能です。
配信先はカテゴリ指定が可能で、登録メディア約2,600媒体・約4,050カ所の中から最適なメディアを選択し、平均配信先数1500件/回のメディアに配信することができます。
メディアリストについて、以下の記事がお役立ていただけます。ぜひご確認ください。
「 メディアリストの作り方とは?広報にとって大事なリストを使いこなそう」の記事を見る
提携メディアへプレスリリースが掲載される
プレスリリース配信会社を利用すると、自社のプレスリリースが配信会社の提携メディアに掲載されます。
共同通信PRワイヤーでは、朝日新聞をはじめ大手新聞メディアと提携しています。報道機関のニュースサイトや全国・地方新聞のニュースサイトの他、exciteニュースなどのポータルサイトなど多様なWebメディアも網羅。提携メディア70サイトのうち、平均50サイト以上のメディアに必ず掲載することができます。
当社提携メディアについては、以下のページをご覧ください。
共同通信PRワイヤー「国内プレスリリース配信サービス」提携メディア一覧を見る
幅広いユーザーに告知ができる
例えば当社の配信先メディアには、全国紙、地⽅紙、業界紙などの新聞の他、雑誌、テレビ、ラジオ、さらにWebメディア、フリージャーナリストなどがあります。
プレスリリース配信会社を利用すると、この各メディアが持っている幅広い読者層に、自社の情報が配信可能になります。
またプレスリリースの内容に合わせテーマや業種などに分類し、最適な配信先の選択ができるため、メディアに記事化される可能性もより高くなります。
また当社では海外メディアへの配信も可能です。
英文記事専任のスタッフが配信をフルサポート。英語以外の現地語への翻訳は、料金内に含まれています。不慣れな海外向けのプレスリリース配信も、ワンストップで利用可能です。
最適なメディアに配信できる共同通信PRワイヤーのプレスリリース配信サービスを、ぜひご検討ください。詳細は下記のページをご覧ください。
共同通信PRワイヤー「国内プレスリリース配信サービスのご案内」を見る
共同通信PRワイヤー・海外プレスリリース配信サービスのより詳しい情報は下記より確認できます。ご検討ください。
共同通信PRワイヤー「海外へのプレスリリース配信サービスのご案内」
スタートアップだからこそできる情報発信でメディア掲載を狙おう
スタートアップ企業が持つ社会性のある取り組みや、革新的なプロジェクトはメディア側も興味を持ちやすい内容です。プレスリリースなどを用いてきちんと情報発信すれば、メディアに取材してもらう可能性が高まります。
企業として認知度や信頼性を獲得するためにも、ぜひメディア掲載を目的に定め、狙っていきましょう。
共同通信PRワイヤーでは、広報・PR活動に役立つさまざまなサービスを用意しております。詳細な資料をぜひご一読ください。お申し込みは下記より可能です。
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