紀伊國屋書店 電子書籍フォントに「游明朝体Pr6N M」を採用

紀伊國屋書店

株式会社 紀伊國屋書店(代表取締役社長 高井 昌史)は、電子書籍サービスに新たなフォント「游明朝体 Pr6N M」を 採用し、5月18日より、Apple, Inc.社製端末およびAndroid 搭載端末向けKinoppy に同フォントを搭載してリリースを 始めましたのでお知らせいたします。

2012年5月18日

株式会社 紀伊國屋書店

紀伊國屋書店 電子書籍フォントに「游明朝体Pr6N M」を採用

株式会社 紀伊國屋書店(代表取締役社長 高井 昌史)は、電子書籍サービスに新たなフォント「游明朝体 Pr6N M」を採用し、5月18日より、Apple, Inc.社製端末およびAndroid 搭載端末向けKinoppy に同フォントを搭載してリリースを始めましたのでお知らせいたします。

 紀伊國屋書店が電子書籍アプリKinoppyをリリースしてから約一年が経過しますが、その間、EPUB3の規格化、AppleのRetina Displayに代表される表示デバイスの高解像度化など電子書籍も新しい時代へとさらなる進化を遂げつつあります。

 紙版の書籍も取扱う紀伊國屋書店は、電子書籍サービスにおいても「文字」を大切に考えます。液晶用の文字ではなく本来の「本」を表現するための文字として、またWebの閲覧ではなく読者が「本」を読むために適したスタンダードフォントとして、字游工房の「游明朝体Pr6N M」を選びました。

 游明朝体 Pr6N Mは、「ヒラギノ」の開発などで知られる有限会社字游工房より、既存の游明朝体Std MをJISX0213:2004に対応し約23,000字まで字種を拡張した新世代の本文用明朝体フォントとして2012年4月16日にリリースされました。

 游明朝体とともに新しく生まれ変わった紀伊國屋書店 Kinoppyをお楽しみ下さい。

○游明朝体のご紹介 ――字游工房代表・鳥海修氏より

游明朝体のコンセプトは、一般書から時代小説まで「長文が読みやすいふつうの明朝体」です。

特徴は、 ・空間を均等にとったあかるい漢字

     ・漢字にくらべて小振りでクセのないひらがな、カタカナのスタイル

     ・曲線を多用したやわらかいエレメント

 これらは、長文を読むのに理想とされる「水のような、空気のような」書体にこだわった結果です。

 やわらかい曲線をもつエレメントは、印刷はもちろんのこと、表示デバイスにおいても高精細になればなるほどその効果が発揮されます。また、適度な線の太さにより、透過光のディスプレイでもちらつかず、落ち着いた組版を実現します。

 読者に文字が意識されず、その内容のみ記憶に残っていく…。そういう書体であってほしいと願っています。

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※「ヒラギノ」は大日本スクリーン製造株式会社の登録商標です。

※「游書体ライブラリー」は有限会社字游工房の登録商標です。

※ Android、アンドロイドは Google, Inc.の登録商標です。

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