高志の国文学館(富山県)で第2回開館記念展「富山が育んだ少年時代」を開催

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高志の国文学館(富山県)で

第2回開館記念展「富山が育んだ少年時代」を開催

 高志(こし)の国(くに)文学館では、12月8日(土)から2月25日(月)まで開館記念展Ⅱ「富山が育んだ少年時代-小説・漫画・映画が描く疎開少年の長い道-」を開催します。

 太平洋戦争の末期、東京から富山県に縁故疎開してきた少年が、地元の少年たちとふれ合う中で経験した苦悩の日々と心の成長をつづった小説『長い道』。柏原兵三が自らの体験をもとに書いたこの小説は、同時期に近隣の村に疎開していた経験を持つ藤子不二雄A(本記事中の藤子不二雄AさんのAは「○中にA」)、の心をとらえ、漫画『少年時代』を生み出すきっかけとなりました。

 さらに、漫画が好評を博したことを機に映画化が企画され、監督・篠田正浩、脚本・山田太一による映画『少年時代』が誕生しました。

 本展では、小説、漫画、映画という異なる手法で描き継がれたそれぞれの作品世界が持つ魅力と誕生までの過程を紹介し、そこに込められた作り手たちの思いを読み解いていきます。

○開館記念展Ⅱ

「富山が育んだ少年時代-小説・漫画・映画が描く疎開少年の長い道―」

■会期  平成24年12月8日(土)~平成25年2月25日(月)

■会場  高志の国文学館 http://www.koshibun.jp

■観覧料 一般500円(400円)

 ※( )内は20名以上の団体料金、高校生以下は無料(常設展示観覧料含む)

 ※常設展のみは一般200円

■開館時間 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

■休館日  火曜日(祝日を除く)、祝日の翌日、年末年始(12/28~1/4)

○関連イベント

◎映画「少年時代」上映会&公開座談会  ※定員に達したため申込を締め切りました。

 映画「少年時代」の制作に携わった人々と中西館長が作品について語ります。

 日時:12月7日(金)14:00~

 場所:富山県教育文化会館

 出演:篠田正浩氏、山田太一氏、藤子不二雄A氏(ビデオ出演)、中西進館長

◎映画鑑賞会

 映画『黒部の太陽』 12月16日(日)午後2時~【富山県民会館】

           12月26日(水)午後2時~【高岡文化ホール】

 映画『劔岳 点の記』 1月12日(日) 時間未定【富山県教育文化会館】

 映画『少年時代』  2月11日(月・祝)午後2時~【富山県教育文化会館】

◎木村大作監督講演会

 「劔岳 点の記」を制作した木村大作監督が映画への思いを語ります。

 日時:1月12日(日)時間未定

 場所:富山県教育文化会館

◆「高志の国(こしのくに)」文学館について

 高志の国文学館は、富山県ゆかりの作家や作品の魅力を幅広く発信し、誰もが気軽に「ふるさと文学」に親しみ学ぶ場として平成24年7月に開館しました。

 館の名称は北陸地方の古称である「高志(越)」から採られ、厳しい自然に挑戦し懸命に生きる「越の国」の精神や風土を次の世代に伝え、今の時代に「高い志」を大切にしたいという思いが込められています。

< 富山の今を伝える情報サイト Toyama Just now > http://toyama-brand.jp/INT/

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