モンサント・カンパニー、2014年サステナビリティ報告書を発表
モンサント・カンパニーは「サステナビリティ報告書2014年版」を発表しました。自社事業に関連する農薬部門から発生する温室効果ガス排出量を2020年までに22%削減する等の目標を報告しています。
2015年5月14日
日本モンサント株式会社
モンサント・カンパニー、2014年サステナビリティ報告書を発表
事業に由来する温室効果ガス排出量削減目標
およびその他の持続可能性に対する取り組みの状況を報告
2015年5月11日 ミズーリ州セントルイス(米国)
モンサント・カンパニーは本日、「サステナビリティ報告書2014年版」を発表しました。モンサント・カンパニーは2008年に初めて持続可能性に向けた枠組みを発表して以降、持続可能性の三原則、すなわち(1)農業生産者、農業従事者、コミュニティの生活改善、(2)全ての人々がバランスの取れた食事ができるようにするための十分な食料生産、(3)地球資源の保全および自然環境の保全を進めてきました。
モンサント・カンパニーのコーポレート・エンゲージメント担当副社長Jesus Madrazo(セスース・マドラソ) は「食料の生産増加に関して、食料バリューチェーンの関係者は、持続可能な農業を推進するための、非常に大きな責任と機会を有しています。モンサント・カンパニーは本報告書において、弊社の持続可能性の進展と、次の段階への準備状況をお伝えできることを誇りに思います」と述べています。
モンサント・カンパニーは本日さらに、持続可能性に関する幅広い取り組みの一環として、事業に由来する温室効果ガス(GHG)排出量削減について明確な目標を発表しました。モンサント・カンパニーでは、自社の事業に由来する温室効果ガス排出の傾向を分析した上で、農薬部門の事業から発生する温室効果ガスについて、有効成分1ポンド(0.454キログラム)あたりの排出量を2020年までに22%削減することを目指すと発表しました。この目標達成に向けて、弊社の二酸化炭素排出量において最大の比率を占め、最大の効果が見込まれる農薬部門の事業セグメントに重点を置いていきます。
モンサント・カンパニーではサステナビリティ報告書2014年版の全内容をオンライン(monsanto.info/sustainability-report)上に掲載しており、その中で温室効果ガス排出量削減の明確な目標について、さらに詳しく説明しています。
2014年版のサステナビリティ報告書のテーマは「徹底的に(From the Inside Out)」です。報告書の内容の一部を以下に紹介します。
・モンサント・カンパニーは、農業生産者の収穫量増加を助ける幅広いソリューション開発のために、その専門性を活用しています。従来育種やバイオテクノロジーから、データサイエンスや生物農薬製剤まで、こうしたソリューションが世界中の課題の解決に役立ちます。
・自社施設でいかに資源を効率良く利用しているかと合わせて、いかにして顧客である農業生産者が資源を効率良く利用できるように手助けしているか、その方法について最新の情報を提供しています。その一例は、グローバルでの自社の種子生産プロセス全体にわたって、灌漑用水の利用効率を2020年までに25%高める公約です。これには、自社所有施設と賃貸施設双方での運営、さらにモンサント・カンパニーの製品向けに種子を生産する契約生産者も含まれます。
・全社を挙げて、従業員とパートナーが健康と栄養の改善に関する新たな対話に取り組んでいます。例を挙げると、2014年には、食料、栄養、健康および農業の係わり合いについて、食料と栄養の専門家と定期的に意見交換するための取り組み(Leaders Engaged in Advancing Dialogue:LEAD)を立ち上げました。
・モンサント・カンパニーは、本質的な生活改善を促す原動力となるものに投資しています。女性や女子児童が科学・技術・工学・数学(STEM)分野でキャリアを積めるよう奨励するプログラムなど、女性や女子児童を社会的にサポートする重要な活動を支援しています。
・モンサント・カンパニーの従業員は、今日の生活を豊かにし、さらに豊かな明日に貢献できるソリューションを発見するよう努めています。モンサント・カンパニーは多様性と一体性を認め、従業員の安全性と権利を守るために尽力しています。
「持続可能な農業を実現することは、私たちのビジネスモデルやビジネスの実践、協力と協働、農業生産者に提供する製品の一部です」とMadrazoは述べています。また、「世界中のパートナーとともに、増加する世界人口に十分な栄養を提供する上で必要なツールを農業生産者に提供できるよう努力を続けています」とも述べています。
モンサント・カンパニーのサステナビリティ報告書2014年版は、サステナビリティ・レポーティング・イニシアチブ(GRI)のG4 サステナビリティ・レポーティング・ガイドラインの中核(Core)オプションに準拠し、さらに包括(Comprehensive)オプションの多数の項目を組み入れて作成されています。自社における過去の重要性評価を基に、ビジネスの成功に大きな影響を与え、2014年版報告書に情報を提供した外部のステークホルダーにとって重要である、持続可能性の課題やトピックについて情報を更新、再検討しています。
モンサント・カンパニーは年1回、GRIに準拠したサステナビリティ報告書、および国連グローバル・コンパクトのコミュニケーション・オン・プログレス(COP)を発表しています。モンサント・カンパニーは2009年に国連グローバル・コンパクトに参加しました。
モンサント・カンパニーからのプレスリリース全文は以下からご覧いただけます(英文)
モンサント・カンパニーは、人口が増え続ける世界の人々に必要な食料を供給するために役立つ広範囲なソリューションを提供することに取り組んでいます。弊社は、果物や野菜からトウモロコシ、ダイズやワタといった主要穀物まで、農業生産者が十分な量の栄養のある食料を生産するのに役立つ様々な種子を生産しています。弊社は、農業生産者が、天然資源を保全し、農業を改善するためのデータを用い、水や他の重要な資源をより効率的に使用し、そして作物を害虫や病気から守るために役立つ持続可能な農業ソリューションを提供するため尽力しています。プログラムやパートナーシップを通じ、弊社は、農業生産者、研究者、非営利団体、大学など、世界的な課題に取り組む人々と協力し合っています。モンサント・カンパニーや弊社の取り組み、および問題解決のため献身的に取り組んでいる20,000人を超える従業員についての詳細は、discover.monsanto.com および monsanto.comをご覧ください。ツイッターのwww.twitter.com/MonsantoCoやブログのwww.monsantoblog.comのBeyond the Rows、或いは、弊社のNews Release RSS Feedを購読されますと、さらに詳細な情報をご覧いただけます。
日本モンサント株式会社の取り組みや事業についての詳細は、こちらをご覧ください。
この件に関するお問い合わせ先
日本モンサント株式会社 広報部
E-mail: bio.info@monsanto.com
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 日本モンサント株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 水産・農林業
- URL http://www.monsanto.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
ドイツ・バイエル社は、米国・モンサント社の買収を完了しました。
2018/6/11
モンサント、従業員の多様性に対する取り組みが全米で11年連続評価
2018/5/31
モンサント、バイエルとの統合手続きの完了に向けて楽観的な見通し
2018/4/18