ダウ・デュポンとモンサントが次世代トウモロコシ害虫防除技術におけるライセンス契約を締結

日本モンサント

ダウ・デュポンのアグリカルチャー事業部門とモンサント・カンパニーは米国およびカナダのトウモロコシ害虫防除に関する次世代技術のライセンス契約を締結したと発表しました。 これにより、10億ドルの被害を出す害虫と言われるコーンワーム(根切り虫)と闘う農業生産者が選択できるオプションが拡張されます。

2018年5月30日

日本モンサント株式会社

北米農業生産者の農業の生産性を牽引するという両社のコミットメントの強化へ

ダウ・デュポンのアグリカルチャー事業部門Corteva Agriscience™とモンサント・カンパニーが、

次世代トウモロコシ害虫防除技術におけるライセンス契約を締結

本契約により、北米農業生産者のオプションが拡張し、説得力のある選択肢を通じて農業の生産性を牽引するという両社のコミットメントの強化へ

本文書の正式言語は英語であり、その内容につきましては英語を優先します。原文は本社のウェブサイトをご参照下さい。

===== 

ミズーリ州セントルイス、デラウェア州ウィルミントン(2018年5月16日) ― ダウ・デュポン(ニューヨーク証券取引所:DWDP)のアグリカルチャー事業部門Corteva Agriscience™とモンサント・カンパニー(ニューヨーク証券取引所:MON)は本日、米国およびカナダのトウモロコシ害虫防除に関する次世代技術のライセンス契約を締結したと発表しました。これにより、コーンルートワーム(根切り虫)(この害虫がもたらす被害から、通称“ビリオンダラー・バグ=10億ドルの被害を出す害虫”と言われている)と闘う農業生産者が選択できるオプションが拡張されます。Corteva Agriscience™はモンサントのCorn Rootworm IIIおよびMON89034の形質と、Corteva Agriscience™の害虫防除形質を組み合わせたスタック品種を開発するライセンスを取得します。今回の契約で、地上部および地下部害虫に対する次世代防除技術の開発が可能になり、トウモロコシのEnlist(R)除草剤耐性形質と組み合わせて提供することになります。なお、契約に関する金融細目は公開されていません。

「今回の提携は、農業生産者の生産性と利益向上のための手助けをしながら、より優れた選択肢を提供するというCorteva Agriscience™のコミットメントを表しています」と、ダウ・デュポンのアグリカルチャー事業部門Corteva Agriscience™グローバル・コーン・ポートフォリオ責任者であるトニー・クレム(Tony Klemm)は述べました。「Corn Rootworm IIIと、Corteva Agriscience™の害虫防除に関する分子スタックおよびトウモロコシのEnlist(R)除草剤耐性形質とを組み合わせることで、お客様に収量を確保する能力を提供するとともに、業界最高レベルの害虫防除技術の耐久性を高めていきます」

「モンサントは、幅広いライセンス供与のアプローチによって、これからも農業生産者が最も必要とする時に貴重かつ費用効率の高いツールを提供し続けていきます」と、モンサントのグローバル・ソイ・コーン技術責任者のカルヴィン・トリート(Calvin Treat)は述べました。「今回の契約は、当社の害虫抵抗性トウモロコシ、Corn Rootworm III形質が農業生産者にもたらす新しい作用機序になると考えています。現行製品をベースに新たなRNAiによる作用機序を加え、農業で最も破壊的な害虫の一つに対する効果を高めます。Corn Rootworm IIIは3つの異なる手法によって、コーンルートワームに対する高い防除力と耐久性を提供します。RNAiを用いることで、他の害虫防除製品で用いられているバチルス・チューリンゲンシス(Bt)殺虫性タンパク質とは異なる新しい作用機序によって、ルートワームに狙いを定め防除することができるのです」

今回の新たな次世代製品は、Corteva Agriscience™の害虫防除に関する分子スタックおよびEnlist(R)と、モンサントのCorn Rootworm IIIおよびMON89034(Bt)の形質とを組み合わせ、地上部および地下部の害虫に対し複数の作用機序を持つ広範囲の害虫防除製品を作り出します。適用規制の審査待ちですが、トウモロコシのEnlist(R)除草剤耐性形質と併せて提供される予定であり、基本となるグリホサート耐性に加え、新しい2,4-DコリンおよびFOP除草剤に対する耐性をもたらします。これにより農業生産者に雑草防除のさらなる選択肢と柔軟性の拡大という付加価値をもたらします。

モンサント・カンパニーについて

モンサント・カンパニーは、人口が増え続ける世界の人々に必要な食料を供給するために役立つ広範囲なソリューションを提供することに取り組んでいます。当社は、果物や野菜からトウモロコシ、ダイズやワタといった主要穀物まで、農業生産者が十分な量の栄養のある食料を生産するのに役立つ様々な種子を生産しています。当社は、農業生産者が、天然資源を保全し、農業を改善するためのデータを用い、水や他の重要な資源をより効率的に使用し、そして作物を害虫や病気から守るために役立つ持続可能な農業ソリューションを提供するため尽力しています。プログラムやパートナーシップを通じ、当社は、農業生産者、研究者、非営利団体、大学など、世界的な課題に取り組む人々と協力し合っています。モンサント・カンパニーとその取り組み、および問題解決のため献身的に取り組んでいる20,000人を超える従業員についての詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。ツイッターフェイスブックもご覧いただけます。

ダウ・デュポンアグリカルチャー事業部門Corteva Agriscience™について

ダウ・デュポン(ニューヨーク証券取引所:DWDP)アグリカルチャー事業部門Corteva Agriscience™は、以前発表したスピンオフが2019年6月に完了した暁には独立した株式公開企業となる予定です。当部門は、デュポン パイオニア社、デュポン農業製品事業部およびダウ・アグロサイエンス社の強みを兼ね備えています。Corteva Agriscience™は世界中の農業生産者に、業界で最も完全なポートフォリオを提供しています。その中には農産業で最も認知度の高いブランドのPioneer(R)やEncirca(R)、そして新たに上市したBrevant™種子、さらには受賞歴を誇るクロッププロテクション事業部の製品が含まれています。また、活発な化学と技術の強固なパイプラインを通して新たな製品を上市していきます。詳細情報は、www.corteva.comからご覧いただけます。ダウ・デュポンのアグリカルチャー事業部門Corteva Agriscience™の近況は、FacebookInstagramLinkedInTwitterおよびYouTubeでご確認いただけます。

ダウ・デュポンについて

ダウ・デュポン(ニューヨーク証券取引所:DWDP)は、農業関連、素材科学、特殊化学品分野における強固で独立した上場企業を設立することを目的に、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニーとデュポン社が構成するホールディングカンパニーです。生産性に優れかつ科学を基盤としたイノベーションを通じてそれぞれの業界をリードし、お客さまのニーズに応え、世界の課題解決に貢献します。詳細は、www.dow-dupont.comをご参照ください。

ダウ・デュポンのアグリカルチャー事業部門Corteva Agriscience™の近況は、FacebookInstagramLinkedInTwitterおよびYouTubeでご確認いただけます。

将来予想に関する情報に関する注意書き

このプレスリリースに含まれる一部の記述は、「将来予想に関する記述」です。具体的には、当社の予想される財務業績、現在および将来の製品実績、規制承認、事業計画および財務計画、その他過去に例のない事実、さらにはBayer AG(以後「バイエル」)との進行中の取引などに関する記述がこれにあたります。これらの記述は現時点での予想および現在入手可能な情報にもとづくものです。しかしながら、リスクや不確実性を含む事実にもとづいた記述であるため、当社の実際の年次業績や成績が「将来予想に関する記述」で明示的または黙示的に示されたものと著しく異なる場合もあります。このような相違の主因または要因となりうる要素としては、例を挙げれば、当社とバイエルとの進行中の取引に関連するリスク(当該取引に必要とされる規制承認が予想期間または時間内に、あるいはまったく取得できないリスク、取引の完了に必要なその他条件が満たされないリスク、保留中の取引に関連する混乱または不明点が当社の業務、業績および第三者との関係性のいずれか、またはそのすべてに悪影響を及ぼすリスク、取引の保留中に特定の契約上の制限が当社の商機または戦略的経済活動に悪影響を及ぼすリスクなど);種子・形質・農薬における継続的な競争;知的財産権保護や規制コンプライアンス、承認が得られる速度、当社のバイオテクノロジーやその他の農業製品に対する一般の理解と受容などの様々な不測の事態への遭遇;当社の研究開発活動の成否;バイエルとの保留中の取引に関連する訴訟の可能性などの重要な訴訟の結果;為替や経済の推移;穀物価格の変動;当社の製造に影響する規制コンプライアンス;流通在庫量に関する当社の予測の正確度;債務、継続的な資本および融資の利用可能性および格付け機関の行動;当社の短期的財務ニーズへの資金確保の可否、および販売した製品の支払いの領収の可否;気象条件・自然災害・事故・サイバー犯罪を含む安全侵害が農業ビジネスまたは当社の施設に与える影響;および当社の最新のSECへの定期報告に詳述されているその他のリスクや要因が考えられます。「将来予想に関する記述」はあくまでこのプレスリリースの日付の時点のものであり、これに過剰に依存するべきではありません。当社はいかなる「将来予想に関する記述」または実際の結果に影響しうるいかなる要因についても、これを更新する現在の意図または義務を放棄します。

日本モンサント株式会社の取り組みや事業についての詳細は、こちらをご覧ください。

【Website】 http://www.monsanto.co.jp/

【Facebook】 https://www.facebook.com/MonsantoJapan

【Twitter】 https://twitter.com/monsantojapan

【Blog】  http://www.monsantojournal.jp/

本リリースに関するお問い合わせ先

日本モンサント株式会社

E-mail: bio.info@monsanto.com 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中

    過去に配信したプレスリリース