-SDGsへの貢献-「森林保全研究会」が発足

早稲田大学

早稲田大学重点領域研究機構持続型食・農・バイオ研究所では、SDGs への貢献を目的に、途上国での森林保全活動を通じた温室効果ガス(GHG)の排出削減・吸収を推進する「森林保全研究会」を開設しました。

2018年4月25日

早稲田大学

-SDGsへの貢献-「森林保全研究会」が発足

早稲田大学重点領域研究機構持続型食・農・バイオ研究所では、SDGs※1への貢献を目的に、途上国での森林保全活動を通じた温室効果ガス(GHG※2)の排出削減・吸収を推進する「森林保全研究会」-天野正博(名誉教授/重点領域研究機構持続型食・農・バイオ研究所 招聘研究員)・平塚基志(人間科学学術院准教授/重点領域研究機構持続型食・農・バイオ研究所所員)を開設しました。本研究会は、2015年度より実施してきた環境省地球温暖化対策推進事業費補助金「二国間クレジット制度(JCM)を利用した森林減少・劣化によるGHG排出量の削減(REDD+)プロジェクト補助事業」の成果である、ラオス国での取組を対象とし、将来的にはミャンマーなど他の途上国への水平展開を予定しています。

日本とラオス政府は、二国間合意に基づくJCM-REDD+※3を推進しており、早稲田大学ではラオス北部のルアンパバーン県ホアイキン村を中心とした6村をプロジェクトサイトとして事業を展開しています。REDD+は、先進国のプロジェクトにより途上国での森林減少・劣化抑制を促進し、GHG排出量削減を実現する取組で、これにより途上国ではGHG排出量が削減され、先進国は成果に応じてクレジットを獲得することができる仕組みです。

森林保全研究会では、民間企業から資金を募り、産学連携コンソーシアムを形成し、定期的な研究会や情報交換会を実施する他、実際の途上国をフィールドとして焼き畑移動耕作に代わる生計手段を農民に技術移転する取組を進めます。

参加する企業のメリットとしては、産学交流でのネットワーク形成、SDGsへの貢献、将来的なクレジットの獲得機会、などが挙げられます。

※1 SDGs(Sustainable Development Goals):2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成される。

※2 GHG:Green House Gas

※3 JCM-REDD+:Joint Crediting Mechanism Reducing Emissions from Deforestation and Forest Degradation in Developing Countries

森林保全研究会のホームページはこちら http://www.waseda.jp/prj-sfsabi/redd.html

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