同志社大学神学部「地の塩」プロジェクトキックオフ講演会 止揚学園園長 福井生 氏講演会開催

同志社大学

2019年1月29日

学校法人同志社 同志社大学

同志社大学神学部「地の塩」プロジェクトキックオフ講演会 止揚学園園長 福井生 氏講演会開催

1月28日、同志社大学今出川キャンパスにおいて、止揚学園園長 福井 生(ふくい いくる)氏を講師にお招きし、同志社大学神学部「地の塩」プロジェクトキックオフ講演会を開催しました。

 滋賀県東近江市にある止揚学園は、1962年に開園した重い障がいをもつ方の入所施設です。その設立には福井達雨氏や緒方純雄教授など、同志社大学神学部の教授や卒業生の想いが込められています。本講演会の講師 福井氏も同志社大学神学部の卒業生で、「祈りつつ」というテーマでお話いただきました。

止揚学園園長 福井 生 氏

 福井氏は1966年に止揚学園で生まれ、幼い時から学園で暮らす障がいのある方々と共に過ごしてきました。講演では、ご自身の幼い時からの学園生との心温まるエピソードを紹介しながら、何事も合理的、機械的に処理される現代社会にこそ、現場での「肌身を通したふれあい」が大切だと強調されました。障がいのある娘を案じる母親の「祈るしかない」という言葉、天に召される間際の学園生ジュンコさんに福井氏がささげた「祈り」に対する返答に、彼女を守ってきたつもりが実は守られていたのだと感じたこと、可哀そうと思われることもある施設生活ですが、そんな施設の中にもかけがえのない生命(いのち)、喜びがあること、など熱く語られました。生産性、強さだけが求められる鋼のような社会の中で、希望をもって顔を上げること、それが「祈り」だ、と伝えられたこの講演自体が一つの「祈り」のようでした。止揚学園のオリジナルソング「あたたかい生命」他2曲の歌も紹介されました。

止揚学園のオリジナルソングの紹介

 講演後、知的障がいのある方への接し方、福井氏自身の神学の学びと現在の関係について質問がありました。また「地の塩」プロジェクトの中心となる止揚学園での実践を軸にした授業「宗教と社会福祉」についての説明がありました。

同志社大学神学部・神学研究科WEBサイト

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