低分子化合物で植物時計の仕組みを発見
2019.05.17
早稲田大学
低分子化合物で植物時計の仕組みを発見
◆発表のポイント
・植物の概日リズムを延長する低分子化合物を発見しました。
・植物時計の延長を促すタンパク質とその機能を、世界で初めて明らかにしました。
・花成時期調節を目指した化合物(植物調整剤)の開発へ向けた取り組みが加速すると
期待されます。
◆概要
早稲田大学理工学術院の山口潤一郎(やまぐちじゅんいちろう)教授らは、
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)の中道範人
(なかみちのりひと)准教授らと共同で、低分子化合物を使って植物時計に
関わる新たなタンパク質とその働きを発見しました。今回の低分子化合物の発見により、
将来的な地球環境変動に対する適応策の一環である花成時期調節を目指した化合物
(植物調整剤)の開発へ向けた取り組みが加速すると期待されます。
本研究成果は米国アカデミー紀要『Proceeding of the National Academy of Sciences』
に2019年5月16日(米国現地時間)にオンライン掲載されました。
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 早稲田大学
- 所在地 東京都
- 業種 大学
- URL https://www.waseda.jp/top/
過去に配信したプレスリリース
新たな政府統計の分析が明らかにした「裁量労働制」の労働環境への影響
2024/12/19
レニウム-オスミウム法による火山性塊状硫化物鉱床の生成年代決定
2024/12/19
宇宙古代都市の建設ラッシュを止めるブラックホール
2024/12/18
新技術でCFRPから炭素繊維を加熱・薬剤レス、エネルギー効率10倍で回収
2024/12/16
ヒトの温熱感覚に関わる脳部位と活動パターンを発見
2024/12/12
世界デジタル政府ランキング2024年版公開
2024/12/4
銅酸化物高温超伝導体Bi2212の紫外・可視光領域における大きな光学的異方性の起源を解明
2024/11/20