電通、中国「EBP社」買収によりECソリューション領域を強化

電通

2019年10月17日

株式会社 電 通

電通、中国「EBP社」買収によりECソリューション領域を強化

 株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:山本 敏博、資本金:746億981万円)は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」※を通じて、中国のEコマースエージェンシー「Shanghai EBP Internet Technology Co. Ltd.」(本社:上海市、Founder & CEO:Frank Xu、以下「EBP社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意しました。

 2012年に設立されたEBP社は、世界最大のEコマース市場である中国において、有力なEコマースエージェンシーとして急成長を遂げてきました。現在では、アリババ等のマーケットプレイスを主としたECのコンサルティング、市場開拓戦略の策定、統合マーケティングコミュニケーションから、オンラインストアの運営、顧客体験の最適化、ブランドのデータ活用等に至るソリューションを、幅広い顧客に対して提供しています。

 本件買収の目的は、当社グループのグローバルネットワーク・ブランドの1つで、デジタルパフォーマンス領域に強みを持つ「iProspect」(アイプロスペクト、本拠地:英国ロンドン市)の中国における事業基盤の拡大とECマーケティングに関するサービス機能の強化にあります。今後当社は、EBP社のブランド呼称を「EBP, an iProspect Company」(EBP・アン・アイプロスペクト・カンパニー)へと改称し、より競争力の高いEコマース統合マーケティングサービスを提供します。

 なお、本件が当社の2019年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。

※電通の海外事業を統括する「電通イージス・ネットワーク」(ロンドン)は、10のグローバルネットワーク・ブランドを中心に世界でビジネスを展開しています。10のブランドとは、Carat、Dentsu(Dentsu Brand Agencies)、dentsu X、iProspect、Isobar、mcgarrybowen、Merkle、MKTG、Posterscope、Vizeumを指します。

【EBP社の概要】

正式社名:Shanghai EBP Internet Technology Co. Ltd.(EBP社)

本社所在地:中国上海市(北京市にも営業拠点を持つ)

設立:2012年7月

株主構成:株式取得後、電通イージス・ネットワーク100%

収益(Revenue):2,512万人民元(約3.8億円)(2018年12月期)

代表者:Frank Xu (Founder & CEO)

従業員数:82名

事業内容:Eコマース統合マーケティング領域全般のサービスを提供

以 上

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