大鵬薬品、Arcus Biosciences社の抗PD-1抗体を アジアで独占的に開発・販売するオプション権を行使

大鵬薬品

2020年2月27日

大鵬薬品工業株式会社

大鵬薬品、ArcusBiosciences社の抗PD-1抗体を アジアで独占的に開発・販売するオプション権を行使

 

 

大鵬薬品工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林将之、以下「大鵬薬品」)は、米国のArcusBiosciences社(以下、「Arcus社」)が開発中の抗PD-1モノクローナル抗体AB122(一般名:zimberelimab)を日本とアジア(中国と一部の地域除く)で独占的に開発・販売する権利を取得したことをお知らせいたします。これは、2017年9月に両社が締結したオプション契約に基づき、大鵬薬品がオプション権を行使したもので、2018年のAB928(アデノシン受容体阻害剤)に次いで2回目の行使となります。

 

AB122は抗PD-1モノクローナル抗体製剤であり、既に承認されている抗PD-1モノクローナル抗体と遜色ない臨床効果と安全性プロファイルを示しています。海外では、AB928や標準療法との併用で、前立腺がん、大腸がん、非小細胞肺がん、膵がん、トリプルネガティブ乳がん、腎細胞がんを含む複数のがん種を対象に幅広く開発が進行中です。また、既存の抗PD-1モノクローナル抗体が承認されていないがん種に対する単剤療法として、バイオマーカー選別Phase1b試験を実施しています。

 

大鵬薬品はこのオプション権行使の対価として、2019年12月にArcus社へオプションフィーを支払っており、今後、臨床試験、承認、販売のマイルストーン達成に付随した支払い、また純売上高に対するロイヤリティの支払いを行います。

 

大鵬薬品は、両社の提携を通じてAB122の開発と商業化を加速化し、一日も早く患者さんと医療従事者にお届けできるよう尽力してまいります。

 

【AB122について】
AB122はArcus社が2017年に中国とタイを除く全世界における臨床開発と商業化の権利をWuXiBiologics社(中国)から取得し、開発を進めている抗PD-1モノクローナル抗体製剤です。

 

【大鵬薬品について】
大鵬薬品は、大塚ホールディングス株式会社の事業会社で「私たちは人びとの健康を高め 満ち足りた笑顔あふれる 社会づくりに貢献します。」を企業理念とし、「がん」、「免疫・アレルギー」、「泌尿器」の3領域に特化した研究開発型スペシャリティファーマです。特にがん領域においては、国内におけるリーディングカンパニーの一つとして知られており、グローバル化も積極的に推進しています。がん領域以外におきましても生活の質の向上に貢献できる製品を販売しています。また、コンシューマーヘルスケア事業でも生活者志向を第一に愛情豊かな暮らしを支える製品作りに注力しています。大鵬薬品の詳細については、https://www.taiho.co.jpをご参照ください。

 

【Arcus社について】
Arcus社は、領域横断的な専門性を生かし、がん治療におけるアンメットニーズに応えるため、革新的な治療法と新たな併用療法を含む幅広いポートフォリオを開発しているバイオ医薬品企業です。Arcus社の詳細については、www.arcusbio.comをご参照ください。

 

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

このプレスリリースを配信した企業・団体

  • ※購読している企業の確認や削除はWebプッシュ通知設定画面で行なってください
  • SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中

    過去に配信したプレスリリース