AIチップメーカーのHAILOがシリーズBファンディングで6千万ドルを調達

Hailo

AsiaNet 83151

 

AIチップメーカーのHAILOがシリーズBファンディングで6千万ドルを調達

強力な人工知能ベースの次世代エッジコンピューティングをさらに高めるべく、これまでの投資家に加えABB、NEC、Latitude Venturesなどが参加

 

[イスラエル、テルアビブ、202035]-エッジデバイス向けに圧倒的な性能を与えるAIチップメーカーのトップ企業であるHailo(https://hailo.ai/)が本日、シリーズBファンディングで6千万ドルを調達しました。これまでの投資家によって進められたこの資金調達ラウンドでは、重要な戦略的投資家が複数加わっており、そこにはABBのベンチャー投資部門であるABB Technology Ventures (ATV)、産業オートメーションやロボティクスのグローバルリーダーであるNEC Corporation、ITとネットワーク技術のインテグレーション分野のトップ企業でロンドンを拠点とするベンチャーファームのLatitude Venturesが含まれます。Hailoはこの資金を、現在進めている同社の革新的なHailo-8ディープラーニングチップのグローバル展開およびそれに加えて世界中の新たな市場や産業へのアプローチに活用します。

 

ABB Technology Venturesの代表であるKurt Kalteneggerは次のように述べています。「私たちはHailoの製品と人材に深い感銘を受け、同社のディープラーニングプロセッサが多彩なインダストリー4.0アプリケーションの発展に寄与すると確信しました。」「私たちは、業界のデジタル変革を推し進めるために欠かせない重要な要素としてHailoのソリューションを当社の先端的産業技術に組み合わせたいと考えています。」

 

「Hailoの技術は高性能、低消費電力で、エッジ部分においてコスト効率の高い処理を行うために必要となる先進的なソリューションです。」と、NEC Corporationのコーポレートテクノロジー部門の菅原弘人本部長は語っています。「Hailoの技術は、インテリジェントなビデオ分析市場のさらなる開拓に寄与することでしょう。私たちは同社の戦略的投資家に加われたことを喜んでおり、Hailoの技術を当社の次世代エッジベース製品に活かしていくことを希望しています。」

 

シリーズBの資金調達ラウンドにより、Hailoの資金調達総額は8,800万ドルに達します。この資金調達は、同社がエッジデバイス向けに開発した業界をリードするディープラーニングプロセッサであるHailo-8の発表から間もなく実施されたことになります。ニューラルネットワークの中核的特性を活用しまったく新しく構想されたチップアーキテクチャをもつHailoのチップにより、従来はクラウド上でしか実行できなかった複雑なディープラーニングアプリケーションがデバイスで実行できるようになります。Hailo-8の革新的なストラクチャデファインド・データフローアーキテクチャは、高性能と低消費電力、さらに遅延の最小化を実現し、部分自動化自動運転車やスマートカメラ、スマートフォン、ドローン、AR/VRプラットフォームといった、エッジで動作するスマートデバイスに、より高いプライバシー性と性能を与えます。Hailo-8は26TOPS(tera operations per second)の性能を誇り、そのサイズと性能、および消費電力は他のエッジプロセッサを圧倒します。

 

「Hailoは大きな成長が始まっているAIプロセッサ市場の中でも注目株になる存在です。」と、Latitude VenturesのパートナーであるJulian Roweは語ります。「同社のディープラーニングエッジチップは今日の幅広い産業セクターで破壊的な変化をもたらすもので、Hailoのチップが様々な場面で利用されてイノベーションを起こし始めています。チームの一員として、これからを期待しています。」

 

「Hailoのディープラーニングエッジチップは、自動車、インダストリー4.0、ロボティクス、スマートシティなど様々な産業に大きな影響を与えることでしょう。」と、Hailoの会長であるZohar Zisapelは語っています。「AIチップが作る新しい世界は、エッジでのコンピューティング機能の新しい幕開けで、私たちはこの変革を牽引することに胸が高鳴ります。」

 

「従来の投資家に加えて新たな戦略的および財政的投資家の皆様にこのような圧倒的なご支持をいただいたことは、当社がもつイノベーションと潜在需要の高さを示す証拠となります。」と、HailoのCEOであり共同創設者であるOrr Danonは語っています。「この新規資金調達により当社は、モビリティ、スマートシティ、産業オートメーション、スマートリテールなどさまざまな分野で、スマートデバイスや世界中のインテリジェントインダストリーにおける今までにないレベルのエッジコンピューティング機能の開発に邁進できます。」

 

Hailoについて

Hailohttps://hailo.ai/)は、イスラエルを本拠とし、AIに特化したチップメーカーで、データセンタークラスのコンピュータがもつ性能をエッジデバイスに与える特殊なディープラーニングプロセッサを開発しています。ニューラルネットワークの中核的特性を活用しまったく新しく構想されたチップアーキテクチャをもつHailoのチップにより、従来はクラウド上でしか実行できなかった複雑なディープラーニングアプリケーションがデバイスで実行できるようになります。Hailo-8の革新的なストラクチャデファインド・データフローアーキテクチャは、高性能と低消費電力、さらに遅延の最小化を実現し、部分自動化自動運転車やスマートカメラ、スマートフォン、ドローン、AR/VRプラットフォームといった、エッジで動作するスマートデバイスに、より高いプライバシー性と性能を与えます。同社はイスラエル国防軍のエリートテクノロジー部門のメンバーによって2017年に設立されました。



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Garrett Krivicich

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(日本語リリース:クライアント提供)



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