CASがCOVID-19の発見と分析を支援する抗ウイルス化合物のオープンアクセス・データセットを公開

CAS

AsiaNet 83542 (0521)

 

 

【コロンバス(米オハイオ州)2020年4月2日PR Newswire=共同通信JBN】科学情報ソリューションを専門とする米国化学会(American Chemical Society)の一部門であるCASは、COVID-19の複雑な課題に取り組むため世界中の研究・技術機関と連携している。ホワイトハウスの科学技術政策局と世界中の革新指導者の行動喚起を支持して、CASは研究、データマイニング、分析応用を支援するため、既知、または潜在的な抗ウイルス活性のある化合物のオープンアクセス・データセットを公開した(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=2766637-1&h=2806644639&u=https%3A%2F%2Fwww.cas.org%2Fcovid-19-antiviral-compounds-dataset&a=open+access+dataset )。

 

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新たなCAS COVID-19 Antiviral Candidate Compounds Dataset(CASのCOVID-19抗ウイルス候補化合物データセット)は、公表文献で抗ウイルス活性が報告された、あるいは既知の抗ウイルス剤と構造的に類似するCAS REGISTRY(R)に登録された5万件近い化学物質を網羅している。各物質のCAS Registry Number(R)、物理的特性、連関テーブルなどの関連メタデータも提供される。このデータセットはAllen Institute for AI(アレン人工知能研究所)のCOVID-19 Open Research Dataset (CORD-19)に寄贈される初の化学物質コレクションで、CASから直接ダウンロードすることもできる。

 

CASのマヌエル・グスマン会長は「COVID-19に対する戦いの最前線にいる研究者や医療従事者に深く感謝している。CASは彼らがこの難題を克服し、生命を救うのを支援するいかなる可能な方法でもわれわれのコンテンツ、技術、専門知識を活用することに全面的にコミットしている。当方の科学者チームがまとめたこの初のデータセットは、研究者や人工知能のような新興技術がこれまでに公表された化学研究をこの疾患の治療法の促進につなげられると期待している。COVID-19への取り組みを支援する追加のデータやサービスを利用するプロジェクトチームの問い合わせを歓迎する」と語った。

 

COVID-19の認可ワクチンが日常的に利用できるまで1年以上かかりそうだが、短期の治療研究の多くは、症状を緩和し、回復を早めることができる抗ウイルス療法に集中している。CASが開発した既知と潜在的な抗ウイルス化合物を選び出したコレクションは、COVID-19に対する活性が証明されれば短期的な治療に転用されうる候補分子のプールを提供する。

 

▽CASについて

科学情報ソリューションを専門とする米国化学会(American Chemical Society)の一部門であるCASは、世界中のR&D組織と提携し、彼らがイノベーションを計画、刷新、保護し、新たな市場とチャンスがどのように展開していくかを予測するのに役立つ実用的なインサイトを提供している。実業界、学界、政府部門の世界中の科学者、特許専門家、ビジネスリーダーが、発見や戦略に役立つCASのソリューションとサービスを頼りにしている。われわれの比類のないコンテンツ、専門技術、他にない人間の専門知識を活用してソリューションをカスタム化すれば、あなたの組織は情報優位を獲得するだろう。110年以上の経験を有するCAS以上に、科学情報を知る者はいない。詳細はwww.cas.org を参照。

 

▽メディア問い合わせ先

Tina Tomeo

cas-pr@cas.org

 

ソース: CAS

 

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