日本ユニシス実業団バドミントン部 髙橋礼華選手の現役引退、松友美佐紀選手の現役続行のお知らせ

BIPROGY

2020年8月19日

日本ユニシス株式会社

 

日本ユニシス実業団バドミントン部 髙橋礼華選手の現役引退、松友美佐紀選手の現役続行のお知らせ

 

髙橋礼華(あやか)選手は、2020年8月末をもって、日本代表および日本ユニシス実業団バドミントン部を現役引退することとなりました。また、松友美佐紀選手は、引き続き現役を続行しますのでお知らせいたします。今後は新たなステージで、それぞれの活動を行ってまいりますので、引き続きご声援いただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

【髙橋礼華選手】

この度、バドミントン競技より現役引退することを決意いたしました。

バドミントンを始めたころはまさかこんなにも長い間続けられるとは思っておらず、バドミントンのおかげで多くの方々に応援いただき、オリンピックでも金メダルを獲得するなど特別な経験をさせていただくことができました。また、私一人だけではなく松友選手と一緒に、同じ目標に向かって、ここまでこられたことを誇りに思い、感謝しております。

今後はこれまでの経験を活かし、新たなステージでもチャレンジしていけるよう精進していきたいと思います。そして、競技を続ける松友選手を応援していきたいと思います。

 

【松友美佐紀選手】

まず初めに、これまで私たちを支えてくださり、応援してくださり、本当にありがとうございました。

髙橋先輩とは高校生の頃から13年間ペアとして苦楽を共にしてきました。決していいことばかりではなく、むしろ辛い苦しいことの方が圧倒的に多かったと思います。日本代表としても10年間プレーさせていただいた中で、いろんな時代を経験することができました。最初の頃は代表の練習でも全く相手にならず、ついていくだけで精一杯でした。世界のトップ選手になど認識もされていなかった状態の中で、いつか自分たちもあんなプレーをしてみたい、互角に試合をできるようになりたい、その想いでがむしゃらにやってきました。沢山負けて、沢山試行錯誤して、沢山練習をして、髙橋先輩がいたからこそ、先輩とだったからこそ、途中であきらめずに最後までやり切れたと思います。

今回、先輩から話をもらった時に、これまで私のわがままを沢山受け入れてくれて、ここまで一緒にやってきたからこそ、先輩の次の人生への決断を尊重したいと思いました。

長い間、2人を応援してくださってありがとうございました。私はまだバドミントン競技を続けていきますので、これからもよろしくお願いいたします。

以 上

 

【髙橋礼華・松友美佐紀組の主な戦績】

 

髙橋松友ペアは日本バドミントン界に多大な功績を残しました。数々の日本人選手初記録を更新し、また長い期間同ペアで挑んだことも他には例を見ない戦績につながり、バドミントン界の中国勢が上位を席巻する時代を塗り替えた立役者となりました。以下、髙橋松友ペアの世界大会における主な功績となります。

 

BWF(※1)通算勝敗数 413 – 147

BWF    通算試合数 560

 

日本人選手初記録

・2014年6月、ヨネックスオープンジャパンで、BWFスーパーシリーズ日本人初の女子ダブルス優勝

・2014年10月、BWF世界ランキング女子ダブルスで、日本人初の1位獲得

・2014年12月、BWFスーパーシリーズファイナルズ(※2) で、日本人初の優勝

・2016年8月、リオデジャネイロオリンピックで、バドミントン競技日本人初の金メダル獲得

・2016年、日本人初のBWF年間MVP獲得

・2016年/2017年、日本人初のアジア選手権連覇

・日本人最長のBWF世界ランキング1位在位期間(127週)

・BWFスーパーシリーズで、ベスト4通算35回、うち優勝16回

 

※1 BWF:世界バドミントン連盟

※2 スーパーシリーズファイナルズ:年間バドミントントーナメントシリーズ。世界ランキング上位者のみが出場できる、オリンピックや世界選手権に次ぐ最高峰の大会(現ワールドツアーファイナルズ)

 

 

 

【エンドースメント】

 

                              バドミントン日本代表ヘッドコーチ

                                 朴 柱奉(パク・ジュボン)氏

 

髙橋・松友ペア解消の知らせを聞いて、とても残念に思っています。 高校生の時初めて日本代表に選ばれ、2010年A代表の最年少ダブルスで出発した時の姿を、今でも鮮明に覚えています。幼い高校生で大先輩たちの間に入り、先輩たちと練習していた若手選手でしたが、ついに髙橋選手が引退する時期になりました。たゆまぬ訓練と努力、そして徹底した自己管理を通じての、日本女子ダブルス、さらに日本バドミントン界初となった歴史的な瞬間を私も忘れられません。髙橋・松友ペアはユーバー杯(※3)、全英オープン、スーパーシリーズファイナルズをはじめとする多くの国際大会で優勝を獲得するなど日本バドミントン界を盛り上げ、特に2016年の快挙は、成長する若いバドミントン選手だけでなく、日本代表チームにも4年後への大きな自信を植え付けたきっかけになりました。今回のペア解消についてのニュースを聞いて、髙橋選手これまで本当にお疲れ様でした、松友選手のこれからの活躍に期待していますという言葉を伝え、これからも後輩たちをたくさん応援してくれることを願います。

 

※3 ユーバー杯:女子国別対抗戦

 

 

                                      日本ユニシス株式会社
                    代表取締役社長 兼 実業団バドミントン部オーナー 平岡 昭良

 

髙橋選手、11年にわたる実業団の現役生活お疲れ様でした。松友選手とのペアで4年前に日本バドミントン史上初となる金メダルを獲得したことは、日本中に感動を与えてくれました。現地で観戦していた私は、決勝戦で追い込まれたときに心の中で「銀メダルでもすごいのだ」と自分に言い聞かせていましたが、そんなことを考えていた自分が恥ずかしくなるような大逆転の瞬間が、今でも目に焼き付いています。この奇跡と感動に巡り逢ったことは、これからも色褪せずに私たちの心に残ることと思います。

そして、ありがとう。人の可能性を見せてくれたこと、何があっても前に進む勇気を示してくれたこと、夢を持つことの意味を教えてくれたこと、いろいろなことに感謝したいのですが、すべてを語りつくすことができません。頂点に立ったからこその苦しい時間を経て、大きな目標に向け頑張っていた中での2020年3月全英オープン。試合後の姿に、何か思うところがあるのだろうと感じていました。2人で話し合って出した決断を尊重したいと思います。新たなステージへと進む髙橋選手のこれからの活躍を祈っています。そして、松友選手の今後のチャレンジにも大いに期待しています。

 

 

関連リンク:

日本ユニシス実業団バドミントン部

https://www.unisys.co.jp/com/sponsors/badminton/index.html

髙橋礼華プロフィール(髙橋の「髙」ははしごだかですが、外字のためWeb上は「高」で表記)

https://www.unisys.co.jp/com/sponsors/badminton/team/w/takahashi.html

松友美佐紀プロフィール

https://www.unisys.co.jp/com/sponsors/badminton/team/w/matsutomo.html

日本バドミントン協会

https://www.badminton.or.jp/

株式会社RIGHTS.(髙橋礼華マネジメント会社)

https://s-rights.co.jp/

株式会社テコテック(松友美佐紀マネジメント会社)

https://www.tecotec.co.jp/

 

<本ニュースリリースに関するお問い合わせ>

◆髙橋礼華選手に関するお問い合わせ先(株式会社RIGHTS.)

https://s-rights.co.jp/contact

◆松友美佐紀選手に関するお問い合わせ先(株式会社テコテック)

https://www.tecotec.co.jp/contact/

◆日本ユニシス実業団バドミントン部へのお問い合わせ先

https://www.unisys.co.jp/inqsys/inquiry_form.html?product_id=262

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