【東進調査】 高校生のリーダー志向は3~4割 成績に関係なく85%が「人の役に立ちたい」

73,795人の高校生に対して、意識を調査

ナガセ

2020年9月22日

東進ハイスクール・東進衛星予備校(以下、東進)を運営する株式会社ナガセは、2020年6月に実施した「全国統一高校生テスト」を受験した高校生に対して学習状況や課題への向き合い方、将来の夢・目標についての独自アンケートを実施いたしました。その中から今回は、テストの結果を踏まえ3教科(高3生は英国地歴もしくは英数理、高2生・高1生は英数国)の合計点で高校生をⅠ~Ⅴの5つのグループに分け、学力ごとに「リーダーになること」「人の役に立つこと」に対する意識について調査した結果をお知らせします。

 

 

1.成績上位者ほど、リーダー志向が強いが、3~4割に留まる

 

グラフ 1 は、リーダーとして多くの人を動かしていきたいかについてのアンケート結果を成績別に見たものです。グラフが示す通り学力レベルが上がるほど「とてもそう思う」「そう思う」の比率が高くなっていることが確認できました。しかし大きな差があるとは言えず、最も成績上位のⅠグループの高校生でも「とてもそう思う」と「そう思う」の合計は 40.1 %と、約 4 割に留まっています。

 

 


 

 

2.「人の役に立ちたい」という思いに、成績による差はない

 

グラフ2は、人の役に立ちたいと思っているかという質問に対して、5つの選択肢から選ぶアンケート結果です。グラフ1と同様に5つの成績グループに分けていますが、「とてもそう思う」と「そう思う」の合計はどのグループも85%程度でほぼ等しく、成績に関係なく大多数の高校生が「人の役に立ちたい」という思いを持っていることがわかります。

 


 

 

3.リーダー志向が高いほど「人の役に立ちたい」という思いが強い。
 一方で、リーダーになりたくない人も、「人の役に立ちたい」は半数以上

 

グラフ3は「リーダーとして多くの人を動かしていきたい」と「人の役に立ちたいと思っている」の相関関係を見たものです。リーダー志向が強いほど、人の役に立ちたいという思いが強いという傾向が見られます。一方でリーダーになりたいと全く思っていない層でも、58.9%(「とてもそう思う」21.3%+「そう思う」37.6%)と半分以上の高校生が人の役に立ちたいと思っていることがわかります。

 

また、人の役に立ちたいと思っているという質問に対して「とてもそう思う」と「そう思う」の合計が一番多いのは、わずかな差ながら、リーダー志向の度合いが2番目に高い「そう思う」の層(93.4%)でした。

「リーダーになりたい」という思い以上に重要なのは、「何のためにリーダーになりたいのか」という目的意識(志)だと東進は考えています。この志は受験勉強に取り組むうえでも大きなモチベーションとなり極めて重要です。東進では、「未来発見講座」を通じて、生徒の夢や志を育む指導に取り組んでいます。

 

 


※有効回答数:73,795件(高校生のみ、中学生除く)

 

 

「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」について

「全国統一高校生テスト」「全国統一中学生テスト」は、それぞれ年2回(6月と10・11月)実施する東進模試。日本全国の高校生・中学生を対象に、これまで無料招待で実施しており、1回の受験者は15万人以上。東進生以外の一般受験者も多く受験しています。日本全国の高校生に学習のヒントやスタートのきっかけを提供するとともに、日本各地の優秀な人財を発掘・育成することを目的としています。成績優秀者を対象に決勝大会も実施しています(2020年6月は新型コロナウイルス感染拡大の影響で決勝大会は中止)。

 

今後も今回同様にアンケートを実施し、結果を公表してまいります。

 

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プレスリリース添付画像

グラフ1

グラフ2

グラフ3

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