従業員の意見をAI分析し、課題を可視化するダッシュボードサービス 「VoiScope(ボイスコープ)」を開発

従業員調査の自由回答を多角的に分析、エンゲージメントの向上を後押し

電通

2020年9月23日

株式会社 電 通 

 株式会社電通(本社:東京都港区、社長:五十嵐 博)で顧客企業のイノベーション創出を支援する専門組織「電通ビジネスデザインスクエア※1」は、多くの企業が行っている従業員調査の自由回答をAIで瞬時に分析し、多角的な視点で課題を可視化するダッシュボード「VoiScope」を開発しました。経営に対する貴重な示唆である、調査の自由回答をAIで定量的に分析することで、素早く自社の状態を俯瞰することができ、従業員エンゲージメント※2を高めるための課題発見と解決策の策定を高速化します。

 

 近年、生産性の向上や非連続的な成長に向けて、柔軟に新しい価値を創出し続けていくことが企業に求められています。そのためには、経営層と従業員がより一層のシナジーを生むことが必要不可欠です。しかし、その従業員の声を獲得するはずの既存の従業員調査に対して、限界や形骸化を感じている企業は多く、調査本数ばかりが増えてしまい、効果的な分析ができていない実態が多く見受けられます。

 

VoiScope概要>

 VoiScopeを活用することによって、既存の従業員調査の自由回答をAIで自動的に分類し、多角的な観点で分析、素早く企業の状態を俯瞰することが可能になります。大量の自由回答をより深く分析することで、得られる発見が飛躍的に増えるだけでなく、調査自体の設問数を減らし、従業員の負担を緩和することもできます。また、過去調査を読み込ませて時系列で分析したり、VoiScope用にオリジナルの調査を設計することも可能です。

 

 自由回答をAIで定量化することで、「事業戦略」「上司」「給与」などに分類された意見カテゴリーごとのネガポジ比較、部署別・属性別の比較が可能になるため、組織の強みや、組織に潜む課題を把握することができます。新規事業や新たな人事施策など、企業にとってチャレンジングな取り組みの結果、従業員がどういったことを感じているかをモニタリングし、次の施策の改善につなげることができます。

 

VoiScope分析イメージ>

 

VoiScope画面イメージ>

 

 電通ビジネスデザインスクエアは、市場が急速に拡大している従業員エンゲージメント領域においても独自メソッドでソリューションを提供し、VoiScopeを通して、経営と従業員が一体となる“愛せる未来”の実現を支援していきます。

 

 

※1電通ビジネススクエア

電通内で組織された、顧客の組織課題解決や事業開発などをクリエイティブな視点から推進する、2017年に創設されたビジネスデザインの専門組織。公式ウェブサイト:https://dentsu-bds.com/

 

※2従業員エンゲージメント

従業員の、会社に対する自発的な貢献意欲のこと。従業員と会社がお互いに貢献し成長できる関係になっているか、双方の絆の強さを表す概念。

 

以上


 

 

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