産業用セキュリティシステム「Azure Defender for IoT」日本初、国内製造ラインへの導入検討へ
インフォメーション・ディベロプメントが産業用セキュリティ監視システム大規模製造現場への導入検討に参画
2021年3月15日
株式会社インフォメーション・ディベロプメント
インフォメーション・ディベロプメント、 産業用セキュリティシステム「Azure Defender for IoT」 日本初、国内製造ラインへの導入検討へ
株式会社インフォメーション・ディベロプメント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 山川 利雄)は、2021年、日本マイクロソフトが提供する産業用セキュリティ監視システム「Azure Defender for IoT」を日本国内で初めて出荷し、大規模製造現場への導入検討に参画します。「Azure Defender IoT」は産業用制御システム(ICS)のネットワークを継続的に監視するサービスです。生産ラインを持つ企業が、工場内の資産棚卸やリスクの明確化、堅牢なセキュリティ体制を確立するのに役立ちます。
■「Azure Defender for IoT」大手製造メーカー PoV実施へ
当社は、以前より「Azure Defender for IoT」の前身である、「CyberXプラットフォーム」を、国内初の代理店として販売展開に取り組んでまいりました。CyberXは2020年にマイクロソフト社が買収しており、現在は「Azure Defender for IoT」として当社で引き続きサービス提供をしています。
昨年は日本国内でもランサムウェアに感染した製造業のラインが、操業停止に追い込まれるといったサイバーセキュリティインシデントが発生しており、生産ラインを持つ企業ではサイバーセキュリティに対する意識の高まりがみられます。このような中、大手製造メーカーが工場のセキュリティ強化を図り、「Azure Defender for IoT」の導入を検討しています。本格導入を前にPoV(価値実証)を自社内で実施するため、今回の購入に至りました。
■高まる制御システムのセキュリティリスク
近年、世界各国で制御システムを対象としたサイバー攻撃が多くみられます。これらの攻撃は国家のサイバー攻撃部隊が、破壊工作を目的に行っていたと伝えられていますが、最近では金銭窃取を目的としたランサムウェアによる攻撃も確認されています。2020年には、日本国内でもランサムウェア「EKANS(イーカンズ)」による被害が報告されていますが、これはその一例とされています。
制御システムの場合、一日でも生産ラインが停止するとその損失額は数十億にもなるといわれています。前述のランサムウェア被害事例が、日本における制御システムのサイバーセキュリティ対策に警鐘を鳴らしたといえます。
■「Azure Defender for IoT」機能詳細
「 Azure Defender for IoT」は、制御システムのネットワーク内に設置するだけで、ネットワーク内を流れる情報を解析します。エージェントレス監視のため、ネットワークの周辺環境に影響を与えることなく資産を可視化。資産の詳細情報を特定することで、ネットワークの全体像が視覚化されるため、運用上の問題の根本原因の特定に役立ちます。
産業用制御システムでは、通信の規約であるプロトコルが各企業固有の仕様を持つケースも少なくありません。「Azure Defender for IoT」では、マイクロソフト社が提供する独自のソフトウェア開発ツールを利用し、特殊なプロトコルにも対応可能です。工場内にミラーポートを設定して配置するだけで簡単に導入でき、生産ラインのオペレーションへ影響することもありません。
今後は、製品の日本語化も予定されており、国内における導入のハードルも格段に下がることが期待できます。
■インフォメーション・ディベロプメントの 「Azure Defender for IoT」サービスの特徴
制御システムにおけるセキュリティリスクを可視化し、評価。明確になったリスクに対して、技術的・物理的・人的観点から効果的かつ具体的なセキュリティ対策案を提示します。
さらに国内外で豊富な実務経験を持つエンジニアが専任で運用開始までサポートします。
■インフォメーション・ディベロプメントについて
株式会社インフォメーション・ディベロプメントは、金融、公益、航空など幅広い業種のお客さまへ、創業以来約50年にわたり、システム運営管理やシステム開発を中心としたITサービスを提供しています。
また、約20年間蓄積してきたサイバーセキュリティのノウハウと、長年の運営管理や開発における経験を組み合わせ、お客さまの課題を解決してきました。インフォメーション・ディベロプメントは今後も引き続き、お客さまのIT環境の向上に貢献します。
社名 : 株式会社インフォメーション・ディベロプメント
本社所在地 : 〒102-0076 東京都千代田区五番町12-1 番町会館
代表取締役 : 山川 利雄
U R L : https://www.idnet.co.jp
以 上
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社インフォメーション・ディベロプメント
- 所在地 東京都
- 業種 ソフトウエア・SI
- URL https://www.idnet.co.jp/
過去に配信したプレスリリース
インフォメーション・ディベロプメント、「いきなりインフォ」をリリース
2022/11/4
IDアメリカ、メタバース上にシステムオペレーションセンターを再現
2022/9/27
IDホールディングス、鳥取銀行との戦略的業務提携のお知らせ
2022/9/15
IDグループ本社ビルの使用電力を再生可能エネルギーに変更
2022/8/3