EY、SAP導入企業を対象としたデータアナリティクスを活用した経営の高度化を支援

EY Japan

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 近藤 聡、以下EYSC)は、基幹業務システム(ERP)としてSAPソリューションを利用している企業を対象とした、データアナリティクスを活用した経営の高度化支援サービスを日本で提供を開始いたしました。

 

SAP®ERPの導入により業務プロセスの標準化が進む一方で、蓄積された顧客、製造、財務等のデータの利活用はまだ十分とは言えません。企業の次なる課題は、適切なビジネス課題を特定し、これらの大量データをスピーディに分析し、事業戦略や経営戦略への示唆を継続的に得て、意志決定の高度化を実現することにあります。

 

今回EYは、データサイエンスチームが保有する高度な知見を、SAPソリューションと組み合わせて、基幹業務を対象に、理論に基づいた高度な分析から実際の業務への示唆・提言を行うことで、クライアント企業の一層の競争力強化に寄与いたします。

 

EYSCデータサイエンスチームの概要

EYSCのデータサイエンスチームは、統計・機械学習、計算機科学、経営工学、計量経済学などデータに基づいた意志決定を扱うデータサイエンス領域の研究経験をもつメンバー(過半数が博士号)で構成され、理論に基づいた高度な分析から実際の業務への示唆・提言が可能です。それに加えて、Analytics、ML/Opsを支えるデータ分析基盤の知見を有するエンジニアも在籍する、専門性が極めて高いチームとして構成されています。

 

データサイエンスチームを中心に、EYのテクノロジーコンサルタント・業務プロセスコンサルタント・インダストリーコンサルタントなどとプロジェクトチームを組成して、クライアントの問題を理解し、総合的業務支援を行い、ビジネスソリューションへつなげることにフォーカスします。

 

EYSC基幹業務コンサルティングチームの概要

EYSCの基幹業務コンサルティングチーム(TSD :Technology Solution Delivery。以下TSD)は、クライアント企業の会計、生産、購買、販売といった基幹業務プロセスを対象とし、最新のテクノロジーを活用した業務改革の支援を行います。企画・業務プロセス・最新デジタル技術・グローバルビジネスに知見の深いメンバーで構成をされおり、構想策定、システム化計画という上流工程に強みを持ち、クラウド技術・デジタル技術や最先端の方法論などを活用した実現化の支援まで、EYのグローバルネットワークを用いたサービス提供が可能です。

 

今回提供するサービス

今回のサービスは、データサイエンスチームの高度なデータアナリティクス知見と、基幹業務コンサルティングチームの業務プロセス改善やSAP技術への知見を組み合わせたものとなります。適切なビジネス課題の特定から、基幹業務システムから生成されるデータを用いた可視化、データによって解決できる問題への落とし込みや効果検証といったPoC、プロトタイプ構築、そしてその後SAPソリューションと連携をした業務プロセスへの組み込みから意思決定支援まで一貫したサービスを提供します。

 

提供可能なサービスは多岐にわたりますが、代表的なサービス実施例は以下になります。

 

研究開発・生産に関する領域:

設計業務におけるデータ分析支援

市場品質情報からの製造不具合早期検知

 

アフターサービスに関する領域:

アフターサービスコスト削減を目的にした予知保全のための故障予測モデル開発

消費者の「声」の自動分類

 

販売領域:

代理店ライフステージ変化の真因と、最善行動の特定

商品価格の動的価格最適化(ダイナミックプライシング)

Eコマースサイトにおコンプライアンスける顧客セグメンテーション

 

経営管理:

KPI体系の高度化による定量的なデータにもとづく意思決定の枠組みの実現

不正検知今回利用を想定するSAPソリューション

 

今回のサービスはクライアント企業が運用を行うSAP® ERPを代表とした、各種システムで発生する各種トランザクション・マスタ・ログデータを統合し、SAP社の新しいデータ管理・統合・分析基盤であるSAP® BTP(Business Technology Platform)を活用する形で提供されます。

 

今後EYSCは、クライアント企業の業務プロセスと経営意思決定の高度化を支援します。

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 テクノロジーコンサルティング パートナーの梶浦英亮は次のように述べています。

「このサービスは、クライアント企業のSAP®ERP導入効果を最大化します。また、様々な領域においてアナリティクスを用いた企業経営の高度化に貢献します。今まで管理目的で導入されたERPシステムをよりレベルアップした形で活用し、例えば複雑化している顧客の消費行動に対し、ニーズに的確に応えるための企画立案や意思決定を行う事が出来ます。ビジネス視点とデータ視点の両面からEYSCは、クライアントをサポートします」

 

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 テクノロジーコンサルティング データ&アナリティクス アソシエートパートナーの小林元は次のように述べています。

「クライアント企業の”Intelligent Enterprise”化を推進するべく、SAPソリューションと連携するアナリティクスを実現し、企業の意思決定の高度化と仕組み化をサポートします。EYSCの基幹業務コンサルティングチームとデータサイエンスチームが連携をすることで、クライアント企業の課題を特定し、課題に即した数理手法の適用を通じた実効性の高いアナリティクスを用いた課題解決を支援します。さらに蓄積されたデータを活用した意思決定の高度化を継続的に活用するべく、業務プロセスへの組込までを一貫してサポートをします」

 

SAPジャパン株式会社 常務執行役員の大我猛氏は次のように述べています。

「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社様(以下EYSC様)による「データアナリティクスを活用した経営の高度化支援サービス」提供を歓迎します。EYSC様の持つデータアナリティクス、業務プロセス、SAPソリューションの深い知見とSAP S/4HANA®およびSAP Business Technology Platformを中心としたSAPソリューションの最大活用によって、クライアント企業の“Intelligent Enterprise”化を強力に推進するとともに、継続的なお客様の成功に寄与されることを確信しております」

 

 

〈EYについて

EY  |  Building a better working world

EYは、「Building a better working world(より良い社会の構築を目指して)」をパーパスとしています。クライアント、人々、そして社会のために長期的価値を創出し、資本市場における信頼の構築に貢献します。

150カ国以上に展開するEYのチームは、データとテクノロジーの実現により信頼を提供し、クライアントの成長、変革および事業を支援します。

アシュアランス、コンサルティング、法務、ストラテジー、税務およびトランザクションの全サービスを通して、世界が直面する複雑な問題に対し優れた課題提起(better question)をすることで、新たな解決策を導きます。

 

EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。EYによる個人情報の取得・利用の方法や、データ保護に関する法令により個人情報の主体が有する権利については、ey.com/privacyをご確認ください。EYのメンバーファームは、現地の法令により禁止されている場合、法務サービスを提供することはありません。EYについて詳しくは、ey.comをご覧ください。

 

〈EYのコンサルティングサービスについて〉 

EYのコンサルティングサービスは、人、テクノロジー、イノベーションの力でビジネスを変革し、より良い社会を構築していきます。私たちは、変革、すなわちトランスフォーメーションの領域で世界トップクラスのコンサルタントになることを目指しています。7万人を超えるEYのコンサルタントは、その多様性とスキルを生かして、人を中心に据え(humans@center)、迅速にテクノロジーを実用化し(technology@speed)、大規模にイノベーションを推進し(innovation@scale)、クライアントのトランスフォーメーションを支援します。これらの変革を推進することにより、人、クライアント、社会にとっての長期的価値を創造していきます。詳しくはey.com/ja_jp/consultingをご覧ください。

 

〈SAPについて〉

SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )

 

※本書に記載される SAP 及びその他の SAP の製品やサービス、並びにそれらの個々のロゴは、ドイツ及びその他の国における SAP SE (又は SAP の関連会社)の商標若しくは登録商標です。本書に記載されたその他すべての製品およびサービス名は、それぞれの企業の商標です。

 

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