フィリピンのモバイルネットワーク事業者がMNPの技術、相互運用性テストに成功

Globe Telecom, DITO Telecommunity Corporation, Smart Communications, Inc.

AsiaNet 90678 (1627)

 

【マニラ(フィリピン)2021年7月16日PR Newswire=共同通信JBN】携帯電話番号ポータビリティ(MNP)法の施行で政府と協力しているフィリピンの大手モバイルネットワーク事業者(MNO)のDITO、Globe Telecom、Smart Communicationsは、その合弁会社Telecommunications Connectivity Inc.(TCI)を通じて2021年7月14日、技術的性能と相互運用性の初期テストを無事終了した。

 

この共同の取り組みにより、顧客は間もなく、ネットワークプロバイダーを乗り換えたり、契約を変更した場合でも、携帯電話番号を恒久的に変えずに済む選択ができるようになる。

 

パンデミックの最中という状況下ではあったが、MNOは、今回の初期技術テストの結果は「予想の範囲内」と語った。良好な初期テスト結果を受け、次のステップは、他社への乗り換えプロセスの簡素化、不正やセキュリティーに対するセーフガード導入、システムやバックエンド業務の最適化により、2021年9月30日までに顧客の乗り換え体験をよりスムーズかつ迅速にすることである。

 

DITO、Globe、Smartは、実際の乗り換えテストを成功させることで、全顧客がサービスを利用できるようにする前に、残る懸念事項や想定される課題への対処方法に関する初期のインサイトやディテールを手に入れた。

 

DITO、Globe、Smartは、MNPプロセスの重要な節目となる通信規制当局、国家電気通信委員会(NTC)との実際の乗り換えデモンストレーションに先立ち、7月にNTCと約束した初期の技術的準備態勢づくりを入念に進めてきた。

 

DITO最高総務責任者のAdel Tamano弁護士は「業界の最新参プレーヤーとして、フィリピンのどこにいる人にもこのサービスを提供できることを心から喜んでいる。当社が業界に参入したのは、競争とイノベーションを促すためだった。携帯電話番号ポータビリティ法により、われわれは障壁を打ち破り、ようやく希望するサービスプロバイダーに乗り換えられる利便性をフィリピン人に与えることができた」と語った。

 

GlobeのIssa Guevarra-Cabreira最高商務責任者は「初期テストで、他のネットワークからGlobeの番号に移る場合やその逆の場合など、MNPを利用する際の顧客体験をより明確に把握することができた。その過程で学んだ多くのことを生かし、MNPが全ての人に利用可能になった際に当社の顧客が容易かつシームレスに移行できるようにしていく」と語った。

 

Smartのコンシューマー・ワイヤレス事業の責任者であるJane J. Basas副社長は「われわれは、要件に適合するようGlobeやDITOのカウンターパートと二人三脚で頑張っている。これは、顧客中心主義を変わらぬ目標にしている当社の方向性と一致している。当社は常に、テクノロジーを駆使した、誰にとってもより優れた体験づくりの最前線に立ってきた。初期テストの成功は、当社のシステムやプロセスを理解し再調整するのに役立ち、顧客のためになるシンプルで容易なMNP体験づくりが可能になる。いずれにせよ、テクノロジーを活用して物事をシンプルにするというのは、Smartのブランドプロミスの核心だ」と語った。

 

携帯電話番号ポータビリティ法として知られる共和国法第11202号は、携帯電話ユーザーが別のサービスプロバイダーに乗り換える場合、あるいは契約を後払いから前払いに、またはその逆に変更する場合でも、番号の変更がないことを保証している。

 

▽DITO Telecommunity Corporationについて

DITO Telecommunity Corporation(旧称Mindanao Islamic Telephone Company, Inc.(MISLATEL))は、2019年に国家電気通信委員会から公共利便性・必要性免許を交付された、フィリピンで最も新しい大手電気通信会社である。2021年3月8日に営業を開始したDITOは、7641以上の島々に住むフィリピン人とグローバルコミュニティーをつなぐ、ワールドクラスの高速かつ安価で安全な通信サービスの提供を約束している。DITOはフィリピン企業で、Udenna Corporation、Chelsea Logistics and Infrastructure、China Telecommunications Corporationの合弁企業である。

 

▽Globe Telecomについて

Globeは、フィリピンを代表するフルサービスの電気通信会社で、フィリピン証券取引所(PSE)に銘柄コードGLOで上場している。同社は、モバイル、固定、ブロードバンド、データ接続、インターネット、マネジドサービスなど一連の製品、サービスを通じて、消費者や企業の通信、技術ニーズに対応している。同社は、金融テクノロジー、デジタルマーケティングソリューション、新興企業向けベンチャーキャピタル資金調達、バーチャルヘルスケアに大きな関心がある。Globeは2019年、国連グローバル・コンパクトに署名、普遍的な持続可能性原則の実行を約束している。国内および域内の業界リーダーとして認められているAyala CorporationとSingtelが大株主である。

 

▽Smart Communications, Inc.について

Smart Communications, Inc.(Smart)は、フィリピン最大の完全統合型電気通信会社PLDT, Inc.が完全所有する無線通信・デジタルサービス子会社である。現在までに、Smartのモバイルネットワークは、バタン諸島からタウィタウィ島までフィリピンの人口の96%をカバーしている。Smartは、サードパーティ分析会社Ooklaによって、2020年下半期に国内最速のモバイルデータネットワークに選ばれた。Smartは先ごろ、独立系分析会社Opensignalの2021年4月のPhilippines Mobile Network Experience Awardsでまれに見る賞の独占を成し遂げた。こうした取り組みは、フィリピンがSDG目標4:公平な教育、SDG目標9:産業・イノベーション・インフラ、など国連の17の持続可能な開発目標を達成するのを支援するという同社の取り組みの一環でもある。

 

ソース:Globe Telecom, DITO Telecommunity Corporation, Smart Communications, Inc.

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