COVID-19治療に期待される驚くべきアルテミシニン-ピペラキン

Guangdong New South Traditional Chinese Medicine Institute

 

Artepharm Co., Ltd.が開発したArtequickアルテミシニン-ピペラキンの錠剤

 

AsiaNet 92809 (2734)

 

【広州(中国)2021年11月3日新華社=共同通信JBN】COVID-19(新型コロナウイルス感染症)治療でのArtequick(アルテクイック)アルテミシニンとピペラキンの錠剤の有効性がつい最近、海外のソーシャルメディアやメディアプラットフォーム上でライブストリーマーによって盛んに議論されたことから、これらが再び、世界中で専門的流行語となっている。これらの薬品が最初に業界の注目を集めたのは、International Journal of Antimicrobial Agents(国際抗菌薬ジャーナル)が「Safety and Efficacy of Artemisinin-Piperaquine for Treatment of COVID-19(COVID-19治療用でのアルテミシニン‐ピペラキンの安全性と効能)」と題する論文を掲載してからだ。

 

広州医科大学の元学長で、Guangdong New South Traditional Chinese Medicine Instituteの上席コンサルタントのほか、中国でアルテミシニンの臨床研究と応用グループの主要メンバーであるWang Xinhua氏は、第4世代のアルテミシニン化合物であるアルテミシニン‐ピペラキンは、多くの国で登録されていると指摘し、長い間、これはマラリア、特に熱帯性マラリアの効果的な治療薬として幅広く使われていると述べた。新型コロナウイルスのパンデミックが始まって以降、科学者の献身的チームが、この化合物のウイルスへの効能を調べ、彼らの画期的な成果が海外で盛んな議論を引き起こした。このことは、科学界と一般市民がいかにCOVID-19への効果的な治療薬を必死になって求めているかを意味している。

 

Guangdong New South Groupの子会社Artepharm Co., Ltd.と、広州中国医学大学のLi Guoqiao教授が率いる研究チームが共同で開発したArtequick アルテミシニン‐ピペラキン錠剤は、中国国家薬品監督管理局から2006年に第1類新薬として承認された。また2009年以降、中国の国家衛生健康委員会によって推奨されている第1選択薬でもある。米国を含む40カ国で特許権保護の対象とされ、29カ国で登録商標されているArtequickは24カ国で登録され、販売が認可されている。またナイジェリア、タンザニア、ケニアで主要な抗マラリア薬の1つとなっている。このように、この薬品は数千万の人々をマラリア感染から防ぐことにより、急速にマラリアのない世界に貢献してきた。

 

昨年以来、Guangdong New South Groupは広州中医科大学のArtemisinin Research Center(アルテミシニン研究センター)、広州呼吸健康研究院の研究者らとともに、広東省の広州市第8人民病院と黒竜江省の牡丹江医科大学付属のHongqi Hospital(ホンチ病院)でのCOVID-19治療でアルテミシニン-ピペラキンの臨床試験を行った。試験の結果、観察された85人の観察例全員(この化合物を処方)の核酸結果が陰性になるのに平均8.3日かかったことが分かった。21日目の観察では98.8%が陰性の結果となり、28日目では100%が陰性となったが、これに対し、アルテミシニン-ピペラキンによる治療を行っていない63人の感染対照群の場合、それぞれ14.3%、58.7%だった。広州呼吸健康研究院による試験管内実験によると、アルテミシニン-ピペラキンの最高無毒性濃度はミリリットル当たり125マイクログラムで、これはHCoV-229E がHuH-7細胞で細胞変性を引き起こすことを抑制するのを支援する。

 

多くのアフリカ諸国では中国が資金を拠出した機関や企業の要員が、コロナウイルス予防と治療にアルテミシニン-ピペラキンを採用し、目覚ましい成果を生み出しているとAfrica Guangdong Business Association (アフリカ広東ビジネス協会)責任者の Huo Jiangtao氏は指摘した。コモロ、ケニア、その他の一部諸国では、この薬品で治療を受けたCOVID-19感染者で、この疾患によって死亡した人は出ていない。

中国を代表する呼吸器専門家であるZhong Nanshan氏はこうした進展を称賛した。同氏は、実験により「一定の予備的な肯定的結果」が得られたと述べ、さらに、ウイルス治療におけるアルテミシニン-ピペラキンの効能は、単に核酸テストの陰性化率を基にすべきではなく、総体的な遺伝子観察と細部まで行き届いた検証によるべきだと述べた。

 

Guangdong New South Groupの Zhu Layi社長は「伝統中国医学(TCM)は中国のCOVID-19への対応のハイライトである。アルテミシニンとピペラキンの錠剤はTCM由来である。アルテミシニンはTCMに採用されている薬草であるクソニンジンから抽出されており、長年の経験により安全性とマラリア治療の効果が証明されている。この薬品は今後、このほかの疾患の治療でも大きな役割を果たすことが予想される」と語った。

 

COVID-19治療へのアルテミシニン-ピペラキン使用に関する研究は現在、着実に進展している。

 

ソース:Guangdong New South Traditional Chinese Medicine Institute

 

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