鳥取大学医学部附属病院、日本ユニシス スマートホスピタル実現に向けた包括共同研究を開始
~地域住民のWell-Beingを実現するこれまでにない病院像創造を目指す~
※本ニュースリリースは、鳥取大学医学部附属病院、日本ユニシス株式会社の共同ニュースリリースです。重複して配信される場合がありますこと、ご了承ください。
2022年3月30日
鳥取大学医学部附属病院
日本ユニシス株式会社
鳥取大学医学部附属病院、日本ユニシス スマートホスピタル実現に向けた包括共同研究を開始 ~ 地域住民のWell-Beingを実現するこれまでにない病院像創造を目指す ~
鳥取大学医学部附属病院(所在地:鳥取県米子市、病院長:原田省、以下「鳥大病院」)と日本ユニシス株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:平岡昭良、以下「日本ユニシス」)は、鳥大病院のスマートホスピタル実現に向けた包括共同研究を、2022年4月から開始します。 本共同研究では、鳥大病院および鳥大病院を取り巻く地域社会を対象としたエスノグラフィ調査(注1)と未来洞察(注2)により「スマートホスピタル」のこれまでにない病院像を創造し、最先端技術の活用によって創出される新たな価値や可能性を探索する2030年度までのロードマップを策定・実行します。 新たな医療のあり方「病気を治す場所からWell-Being(ウェルビーイング:幸福で健康な状態)実現の手助けをする場所へ」を目指し、新技術活用による研究開発と社会適用をワンストップで進めるとともに、自治体や地場産業とも連携し地域全体の活性化を目指します。 |
(注1)フィールドワークを通じて潜在的な価値観やニーズを明らかにする、文化人類学や社会学で使われる手法。
(注2)新たな機会領域の発掘やアイデア創出のため、現在とは連続しない未来を描き出す手法。
【背景】
鳥大病院は、「地域と歩む高度医療の実践」を病院理念とし、地域に開かれた病院を目指し運営を行っています。ロボット手術などの先進的な技術を全国に先駆けて導入し、組織横断的な診療体制で、様々な高度医療の提供に取り組んでいます。また、診療だけでなく文化的情報発信や地域・患者の声を基にした院内外の環境整備など、様々な取り組みを進めてきました。一方、病棟建設から30年が経ち、建屋の老朽化やスペース不足が深刻化するなか、2020年、新病院開発に向けた準備を開始し、新たな医療のあり方を実現する次世代型病院(スマートホスピタル)を目指した検討を始めています。
日本ユニシスは、未来洞察によるビジョン構築実績を基にしたこれまでにない病院像の創造と、病院像実現に向けた最先端技術の実証、新技術テーマ発掘・研究開発・適用の計画推進を鳥大病院に提案し、この度、包括共同研究の開始に至りました。
【概要】
鳥大病院と日本ユニシスは、鳥大病院が目指す「スマートホスピタル」の実現に向け、地域住民および医療従事者のWell-Being実現の礎となる新たな病院像を創造し、病院像実現に必要となる技術開発や地元企業との共創によるビジネス創出に取り組みます。
すでに取り組んでいる院内の環境整備に加え、潜在課題の抽出と解決につながる院内外の設備および動線を確保することにより、より良い医療を提供する新たな環境を整えます。また、建屋の整備と同時に、AIやIoTをはじめとした最先端技術を取り入れ、新たな医療のあり方「病気を治す場所からWell-Being実現の手助けをする場所へ」を実現していきます。
【2022年度の取り組み】
2022年度は、これまでにない病院像を見出すにあたり、エスノグラフィ調査を用いた病院内の潜在課題の抽出と、未来洞察を活用した未来の病院像のアイデアの具現化を行います。抽出した課題および病院像のアイデアを基に新たな病院像のビジョン・コンセプトを明確化し、実現に向けたロードマップを策定します。
◆鳥大病院の役割
エスノグラフィ調査フィールドを提供します。
顕在課題解決を目的とした最先端技術の実証フィールドを提供します。
米子市、地域医療機関、地元企業等との連携を通じて新しい医療に求められるあり方を収集し、ビジョン・コンセプトの立案に活用します。
◆日本ユニシスの役割
院内(主に外来スペース)でのエスノグラフィ調査により患者視点からの病院・地域社会の潜在課題を抽出し、課題の深化に必要な仮説立案を行います。
未来洞察のグループワークを実施し、新たな病院像のビジョン・コンセプトのアイデアを具現化します。
顕在課題解決を目的とした最先端技術を活用したソリューションを提案・実証します。
【今後の取り組み】
ロードマップの短期目標に対し、最先端技術の実証導入、既存の取り組みである鳥大病院と地元企業との医工連携を生かした製品開発を行うとともに、2022年度のエスノグラフィ調査により抽出した課題の追加調査を実施します。
また、中長期目標の達成を目指し、新しい医療の展開、働き方改革や生活における利便性の向上など、地域住民のWell-Being実現に役立つ新技術の共同研究開発を行うとともに、開発したナレッジを基に地域社会に根差したビジネス創出などに取り組み、2030年度に完成予定の新病院の設備や運営に反映させてまいります。
以 上
【鳥取大学医学部附属病院】
所在地 :鳥取県米子市西町36番地1
代表者 :病院長 原田 省
URL :https://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/
【日本ユニシス株式会社】(2022年4月1日よりBIPROGY株式会社に社名変更)
所在地 :東京都江東区豊洲1-1-1
代表者 :代表取締役社長 平岡 昭良
事業内容 :クラウドやアウトソーシングなどのサービスビジネス、コンピュータシステムや
ネッワークシステムの販売・賃貸、ソフトウェアの開発・販売及び各種システム
サービス
URL :https://www.unisys.co.jp/
<報道機関向け問い合わせ先>
鳥取大学医学部附属病院
広報・企画戦略センター
電話:0859-38-7039、E-mail: me-kouhou@adm.tottori-u.ac.jp
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 BIPROGY株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 情報サービス・コンテンツ
- URL https://www.biprogy.com/
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