2022年の世界ナンバーワンのアントレプレナーが決定
アルゼンチンのガストン・タラトゥータ氏が「EY World Entrepreneur of the Year™2022」を受賞
・ファッションアイコンであるステラ・マッカートニー氏には「Social Entrepreneurship Award 2022 for Sustainability」を授与
・U2のボノがアントレプレナーシップ(起業家精神)に溢れたリーダーシップについて語る活気に満ちたなトークショーに出演
EYが実施するアントレプレナー表彰制度『EY World Entrepreneur Of The Year(以下、WEOY)』の授賞式が、2022年6月9日(現地時間)にモナコ公国のサル・デ・エトワールで開催され、アルゼンチンを拠点とするアレフグループ社の創業者兼CEOであるガストン・タラトゥータ(Gaston Taratuta)氏が、世界ナンバーワンのアントレプレナーに贈られる「EY World Entrepreneur Of The Year™ 2022」を受賞しました。
タラトゥータ氏は、41の国と地域から選ばれた、50人の各国の「アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー」代表を含む、モナコでの受賞を目指した全世界350人の参加者の中から選ばれました。22年に及ぶWEOYプログラムの歴史の中で、タラトゥータ氏は南米代表者として2人目の受賞者となる栄誉に輝きました。3年ぶりにモナコで再開されたWEOY授賞式では、U2のリードボーカルを務めるボノをスペシャルゲストに迎えるなど、多様な声や視点に焦点が当てられました。アーティストでありアクティビストでもあるボノが、EYグローバル会長兼CEOのカーマイン・ディ・シビオと共に、自身の人生を形成してきた人々、場所、可能性について、また活動におけるコラボレーションの大切さについて語りました。
タラトゥータ氏(49歳)は、まず初めに2005年にインターネット・メディア・サービス(IMS)社を創業し、母国アルゼンチンでデジタルエコシステムを進化させ、グローバルなテクノロジー産業のこの地域全体における発展を後押しすることを目指しました。同氏はその後、IMS社と戦略的M&Aを通して買収した企業数社を統合し、アレフグループ社を創業しました。アレフグループ社は、世界4大陸の90カ国に拠点を持つ、卓越したグローバルで広告事業を展開する持株会社です。グループの昨年の営業純利益は合計で1億3,100万米ドル、純利益は2,600万米ドルとなっており、従業員数は1,000人を超えています。
ステラ・マッカートニー氏が2022年EYソーシャル・アントレプレナーシップ・アワード・フォー・サステナビリティの受賞者に
2日間にわたるWEOY授賞式開催期間中にEYは、英国のファッションデザイナーであるステラ・マッカートニー氏(大英帝国勲章受賞者)に2022年EYソーシャル・アントレプレナーシップ・アワード・ フォー・サステナビリティ(EY Social Entrepreneurship Award 2022 for Sustainability)を授与しました。本賞は、ステラ・マッカートニー氏が、同氏のキャリアにおいて常に、ファッションデザインにおけるサステナビリティとイノベーションにコミットしてきたこと、また同氏が創設した非営利団体ステラ・マッカートニー・ケアズの功績を称えて贈られたものです。同団体は、ファッション業界に携わる人々にサステナブルなビジネスの方法を取り入れるよう促すことで、ファッション業界そして世界全体にポジティブな変化を生み出すことを目指しています。
EYグローバル会長兼CEOのカーマイン・ディ・シビオのコメント:
「3年ぶりにモナコにおけるWEOY開催を実現することができ、非常に多くの素晴らしいアントレプレナーと対面で会して祝賀会を開けたことをとても嬉しく思います。そして特に、ガストン・タラトゥータ氏を今年のWEOY受賞者として表彰できたことに誇りを感じています。タラトゥータ氏は、アントレプレナーに決して欠かすことのできない、情熱、リーダーシップ、レジリエンシー(回復力)を持ち合わせており、今年のWEOYとしてまさにふさわしい人物です。
また、アントレプレナーシップにあふれたリーダーの皆さんがサステナビリティのために行っている重要な活動にスポットライトを当てることができたことを大変光栄に思います。EYソーシャル・アントレプレナーシップ・アワード・フォー・サステナビリティでは、昨年からの流れを受け継いで、今年の受賞者であるステラ・マッカートニー氏が、次世代の人々をよりサステナブルな未来の創生へと前進させることに対して、真に卓越したコミットメントを示しています。ガストン・タラトゥータ氏、ステラ・マッカートニー氏、受賞おめでとうございます」
アレフグループ社創業者兼CEOのガストン・タラトゥータ氏のコメント:
「アントレプレナーであるということは、事業を成功させること以上の意義があります。それは、まだ存在していないような機会や、簡単には見つけられない機会を作り出し、それをつかむことだといえます。デジタル広告業界ほど、過去20年間で進化を遂げた業界はほとんどありません。そしてこれこそがまさに、私がデジタル広告業界の未来を創出することにこれほどの情熱を傾けている理由です。私は一日一日を、活用の余地のあるスペースを活性化させ、何が可能かを新しく定義する、次のビッグアイデアを活用するためのチャンスと捉えています。常に最適な人々に囲まれていることこそ、あらゆる成功の最も重要な要素です。そして、今回の受賞は、私の特別な友人であり、ビジネスパートナーでもあるIgnacio Vidaguren氏を含めた、私のチームの素晴らしさを証明するものです。私は、2022年WEOY受賞者として選ばれたことに、本当に感謝していますし、身の引き締まる思いです。そして、次世代のアントレプレナーに力を与えるために、このWEOYというプラットフォームを活用できると信じています」
WEOYの選考委員長で、Alexander Mann Solutionsの創業者兼会長であるRosaleen Blair氏(大英帝国勲章受賞者)のコメント:
「選考委員会一同、この栄誉ある賞を本年タラトゥータ 氏に授与できることを光栄に思います。彼はデジタル広告業界に世界規模で革命を起こし、新興国の多くのアントレプレナーが、かつては手の届かなかったマーケットへ参入することを可能にしました。タラトゥータ氏のストーリーは、くじけない挑戦心を持つことの大切さを物語っています。同氏は若い頃に非常に多くの逆境を乗り越え、今日の成功までにたどり着きました。同氏はこのジャーニーを通じて、平等な機会を創出し、数えきれないほどの新しいチャンスの扉を開くことによって、他の人々を彼のジャーニーへいざなうことに注力してきました。タラトゥータ氏こそ、私たちがWEOY受賞者として求めていた、まさにその人に他なりません」
EYグローバル・アントレプレナーシップ・リーダーのStasia Mitchellのコメント:
「タラトゥータ氏のアントレプレナーとしてのジャーニーは、イノベーティブな思考とより大きな発想で大きな挑戦に挑む意欲によって着実に前進してきました。アレフグループ社を通してタラトゥータ氏は、デジタル広告の未来を変革し、研修プログラムの実施や人材と各ブランドの接点を構築することで、次世代のために道を切り開きました。タラトゥータ氏は、今年度のアントレプレナーの全員が有する、大志をもって行動を起こし、目標に向かって邁進する精神を示す完璧な例です。私は、各国のEOY代表者の方々全員が引き続きどのように、より良い未来を構築するディスラプションを加速させていくのか、この目で見ていくことを今から楽しみにしています」
EY Entrepreneur of The Year Japan Leader 武藤 太一(むとう たいち)のコメント:
「これまでEYでは、タラトゥータ氏のような多くの素晴らしいアントレプレナーを表彰してきました。日本においても、世界に羽ばたくアントレプレナーの発掘・発展に努めています。この取り組みに、多大なご尽力をいただいたクオンタムリープ株式会社の代表取締役会長であり、ファウンダーの出井伸之氏が、2022年6月2日にご逝去されました。出井氏は2014年~2019年までEY Entrepreneur Of The Year Japanの日本代表選考委員長を、また2015年にはEY World Entrepreneur Of The Yearの選考委員も務められ、アントレプレナー支援に多大なご尽力をいただきました。アントレプレナーの方々へ鋭く厳しくも温かい愛情に満ちあふれた言葉で語りかけ、多くの刺激と新たな視点を提供し、多くのアントレプレナーの成長と発展に多大な影響を与えてこられました。出井氏の惜しみないご支援に心より感謝申し上げます。ご冥福をお祈りすると共に、ここに謹んで哀悼の意を表します」
アレフグループ社創業者兼CEOガストン・タラトゥータ氏について
タラトゥータ氏のジャーニーは、彼がブラジル最大のメディア企業に勤務していた時期に始まりました。当時の主たる職務の一つはブラジルの広告会社を米国の顧客につなげるというものでした。その時、同氏はその後の大きな成功につながるギャップを特定し始めました。それは、多くのデジタルプラットフォームが最高の業績を生み出す国々に過剰にフォーカスする一方、新興市場が有する将来のチャンスを見過ごしていることでした。
2000年代半ばにタラトゥータ氏は独立することを選び、サービスが十分に発達していないマーケットにおいて、デジタルプラットフォームの普及を高めることを目標に、インターネット・メディア・サービス(IMS)社を創設しました。そしてTwitterが中南米において事業展開できるよう同社と提携したのち、彼は、Spotify、Waze、LinkedIn、Snapchatなど他の有名デジタル企業とのパートナーシップ獲得にも成功しました。
その後10年の間に、タラトゥータ氏はIMS社と同様のビジネスモデルを有する企業の買収を開始して、IMS社の核となる基本理念には常に忠実でありながら、新しいマーケットへと事業を拡大させていきました。2021年同氏は、コーポレートブランドとしてアレフグループ社を設立し、新興市場国の広告会社とデジタルプラットフォームをつなげる橋渡しをすると共に、世界のデジタルエコシステムで競争することを目指す企業のために、すべての参加者が公正かつ平等な成功の機会を得られる環境を構築しました。
現在、タラトゥータ氏とアレフグループ社は、市場参入において際限のない障壁に直面する企業や優秀な人材が、世界で最もエキサイティングな業界の1つである広告業界に参入できるようサポートを行うと同時に、デジタル広告業界を誰もがアクセスできる業界とすること、およびデジタル広告サービスが十分発展していないマーケットが世界の利用者を獲得できるようサポートすることにコミットしています。
選考委員について:
独立した選考委員から成る多様性に富んだ選考委員会は、素晴らしいパーパスを明示し、それをキャリアを通じて推進している、世界中のアントレプレナーによって構成されています。
・選考委員長:人材管理に変革をもたらすAMSの創業者兼CEOのRosaleen Blair氏
・ホテル体験を刷新するOvolo Groupの創業者兼CEOのGirish Jhunjhnuwala氏
・中南米最大のテクノロジーファンドKaszek Venturesの共同創業者のHernan Kazah氏
・サステナブルなパッケージングのパイオニアであるGreenpac Pte Ltdの創業者兼CEOのSusan Chong氏
・OMI Nutritionの設立者で栄養学の第一人者であるNaomi Whittel氏
・アフリカの女子教育においてネルソン・マンデラ生誕100周年記念賞を受賞した、Malaika創業者兼CEOであるNoëlla Coursaris Musunka氏
・糖尿病やがん、新型コロナウィルスの治療薬を開発し、手頃な価格で提供するBiocon Limitedの 会長兼社長のKiran Mazumdar-Shaw氏(2020年WEOYの受賞者)
・人工知能(AI)のイノベーションをリードするUptake Technologies, Inc.のCEOの Brad Keywell氏
(2019年WEOYの受賞者)
※本ニュースリリースは、2022年6月9日(現地時間)にEYが発表したニュースリリースを翻訳したものです。英語の原文と翻訳内容に相違がある場合には原文が優先します。
英語版ニュースリリース: https://www.ey.com/en_gl/news/2022/06/gaston-taratuta-from-argentina-named-ey-world-entrepreneur-of-the-year-2022
〈EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(EOY)とは〉
EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーは、成長の可能性を持つアントレプレナーの活動を奨励し、先見性、リーダーシップ、功績により人々に希望を与えるアントレプレナーの貢献を称えるという点で、他の賞とは異なります。世界で初めて創設された、グローバルな賞であるEY・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーは、世界約60カ国、145を超える都市における国と地域において、グローバルな表彰制度を通じて、ダイナミックなビジネスを確立し、成長を続けるアントレプレナーを称えています。日本においては、EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンとして、日本のアントレプレナーを国際的なステージに輩出するアントレプレナー表彰制度として、2001年より実施しており、本年で22年目を迎えます。EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンは、アントレプレナーシップのロールモデル選出に取り組むとともに、本プログラムを通じ、世界に進出するアントレプレナーの支援、アントレプレナー・コミュニティの形成など、次代を担うアントレプレナーのサポートを推進してまいります。
〈EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー(WEOY)とは〉
EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤーは、アントレプレナーの輩出をグローバルに支援するプログラムです。2001年より、毎年開催され、世界各国でEY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー代表に選出された受賞者が参加し、その努力と功績が称えられます。さらに、参加アントレプレナーの中から"The best of the best"として、その年の世界ナンバーワンのアントレプレナーに贈られる " EY ワールド・アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー" 受賞者が選出、表彰される国際的なイベントです。
〈EYについて〉
EY | Building a better working world
EYは、「Building a better working world~より良い社会の構築を目指して」をパーパス(存在意義)としています。クライアント、人々、そして社会のために長期的価値を創出し、資本市場における信頼の構築に貢献します。
150カ国以上に展開するEYのチームは、データとテクノロジーの実現により信頼を提供し、クライアントの成長、変革および事業を支援します。
アシュアランス、コンサルティング、法務、ストラテジー、税務およびトランザクションの全サービスを通して、世界が直面する複雑な問題に対し優れた課題提起(better question)をすることで、新たな解決策を導きます。
EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。EYによる個人情報の取得・利用の方法や、データ保護に関する法令により個人情報の主体が有する権利については、ey.com/privacyをご確認ください。EYのメンバーファームは、現地の法令により禁止されている場合、法務サービスを提供することはありません。EYについて詳しくは、ey.comをご覧ください。
本ニュースリリースは、EYのグローバルネットワークのメンバーファームであるEYGM Limitedが発行したものです。同社は、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。
このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。
プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。
このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 EY Japan株式会社
- 所在地 東京都
- 業種 企業向けサービス
- URL https://www.eyjapan.jp/index.html
過去に配信したプレスリリース
EY Japan、クラウドストライクとのグローバル業務提携を日本で拡大
10/29 11:15
EY、2024年度の全世界の業務収入 は512億米ドル
10/28 11:30
EY調査、不確実性や市場の変動性が高まる中、世界のIPO市場は回復力を維持
10/25 14:32
EY Japan、内航海運業における商慣習およびその改善事例の実態調査を開始
10/25 12:00
EY Japan、2024年株主提案の動向について最新の調査結果を発表
10/7 15:00
EY Japan、三重県多気町の公共交通計画の策定を支援
10/4 11:00
EY調査、エネルギー投資急増でも、2030年の再生可能エネルギー目標達成は遠い
9/24 15:30
EY Japan、JR東日本のビジネス創造施設「LiSH」へ参画
9/20 14:00