Pharmingがレニオリシブの新薬承認申請の優先審査を米FDAが認めたと発表

Pharming Group N.V.

AsiaNet 98058 (2375)

 

【ライデン(オランダ)2022年9月28日PR Newswire=共同通信JBN】

*FDAは、希少な原発性免疫不全症APDSの治療薬としてのレニオリシブの無作為化・比較試験および長期延長試験データに基づくNDA申請に対し、2023年3月29日をPDUFA目標日に指定

 

Pharming Group N.V.(「Pharming」または「同社」)(Euronext Amsterdam: PHARM)(Nasdaq: PHAR)は、経口選択的ホスホイノシチド3-キナーゼデルタ(PI3Kdelta)阻害剤「レニオリシブ(leniolisib)」の新薬承認申請(NDA)が、希少な原発性免疫不全症である活性化ホスホイノシチド3-キナーゼデルタ症候群(APDS)の米国の成人および12歳以上の若者向け治療薬として、米食品医薬品局(FDA)から優先審査を認められたと発表した。優先審査分類に伴い、FDAは、処方薬ユーザー・フィー法(PDUFA)に基づく審査終了目標日を2023年3月29日に指定した。

 

Pharmingが2022年7月29日に提出したNDAは、指標リンパ節のサイズ縮小および標的患者集団の免疫不全の是正という2つの主要評価項目を達成した、レニオリシブの第2/3相試験の良好なデータを裏付けとしている。これらの結果は、参加者の指標リンパ節腫脹病変のサイズのベースラインからの統計的に有意な縮小(p=0.006)と、ナイーブB細胞の割合がベースラインから増加することで証明される免疫機能の正常化(p=0.002)によって、レニオリシブのプラセボに対する有効性を実証した。これらの結果は、臨床的特徴であるリンパ球の著しい増殖や免疫機能障害、およびリンパ腫リスクの増大などAPDS関連疾患マーカーの低下を示している。さらに、本試験の安全性データから、レニオリシブの被験者に対する忍容性は良好であることが分かった。申請書類には、中央値で102週間のレニオリシブ治療を受けたAPDS患者38人の長期・非盲検・延長臨床試験のデータも含められた。

 

Pharming最高医療責任者のAnurag Relan医学博士(公衆衛生学修士)は「Pharmingのレニオリシブの新薬承認申請の優先審査がFDAに認められたことは、希少疾患患者の満たされていないニーズに応えるという当社の取り組みを示す画期的出来事だ。FDAの審査によりレニオリシブは、現在、抗生物質や免疫グロブリン補充療法などの支持療法が頼りの米国の成人や12歳以上の若者のAPDSに対する潜在的な疾患修飾性標的治療薬として、規制経路をさらに進んでいく。レニオリシブを免疫学者、血液学者、そしてAPDS患者に使ってもらえるよう、FDAおよび世界中の規制当局と引き続き緊密に連携していきたい」とコメントした。

 

▽活性化ホスホイノシチド3-キナーゼデルタ症候群(APDS)について

APDSは、100万人に約1-2人が罹患する、希少な原発性免疫不全症である。白血球の成熟を制御する2つの遺伝子PIK3CD、PIK3R1のいずれかの変異によって引き起こされる。これら遺伝子の変異は、PI3Kデルタ(ホスホイノシチド3-キナーゼデルタ)経路の過活動につながる(注1)(注2)。生理的免疫機能には、PI3Kデルタ経路でのバランスの取れたシグナル伝達が不可欠である。この経路が過活動状態になると、免疫細胞が成熟せず、適切に機能しなくなり、免疫不全や調節障害を引き起こす(注1)(注3)。APDSは、重篤な反復性副鼻腔・肺感染症、リンパ球増殖、自己免疫、腸疾患などが特徴である(注4)(注5)。これらの症状は、他の原発性免疫不全症を含むさまざまな疾患と関連している可能性があるため、APDSの患者は誤診されることが多く、中央値で7年の診断遅れを経験している(注6)。APDSは進行性疾患のため、こうした遅れは、永久肺障害やリンパ腫など、時間の経過に伴う損傷の蓄積につながりかねない(注4-7)。この疾患を確定診断する唯一の方法は、遺伝子検査である。

 

▽レニオリシブについて

レニオリシブ(Leniolisib)は、クラスIA PI3Kの110kDa触媒サブユニットのデルタアイソフォームの低分子阻害剤で、免疫調節作用や潜在的な抗腫瘍作用がある。レニオリシブは、ホスファチジルイノシトール-3-4-5-三リン酸(PIP3)の産生を阻害する。PIP3は(PDK1を介して)AKTを活性化し、増殖、分化、サイトカイン産生、細胞生存、血管形成、代謝など多くの細胞機能を制御する、重要な細胞内情報伝達物質として機能する。普遍的に発現するPI3Kアルファ、PI3Kベータと異なり、PI3Kデルタ、PI3Kガンマは主に造血器系の細胞に発現する。PI3Kデルタは、適応免疫系(B細胞と、程度は低いがT細胞)および自然免疫系(好中球、肥満細胞、マクロファージ)など数多くの細胞機能の調節で中心的役割を果たしており、PI3Kデルタがいくつかの免疫疾患に対する有効かつ効果的な治療標的になる可能性を強く示唆している。レニオリシブはこれまで、健常な被験者を対象とした第1相ファースト・イン・ヒューマン試験と第2/3相登録可能試験の両方で忍容性は良好だった。

 

▽Pharming Group N.V.について

Pharming Group N.V.(Euronext Amsterdam: PHARM)(Nasdaq: PHAR)は、希少疾患、衰弱性疾患、生命を脅かす疾患にかかった患者の生活を変えることに注力しているグローバルなバイオ医薬品企業である。Pharmingは、開発初期から後期段階にある低分子化合物、バイオ医薬品、遺伝子治療薬などのタンパク質補充療法や精密医療の革新的ポートフォリオを開発、商品化している。Pharmingは、オランダのライデンに本社を置き、世界中に配置した従業員が北米、欧州、中東、アフリカ、アジア太平洋の30を超える市場で患者にサービスを提供している。詳細については、www.pharming.com にアクセスし、LinkedInで当社を見つけていただきたい。

 

内部情報

 

本プレスリリースは、EU市場濫用規制第7条1項の意味するところの内部情報に該当する、または該当する可能性のある情報の開示に関連するものである。

 

参考文献

 

(注1)Lucas CL, et al. Nat Immunol. 2014;15:88-97.

(注2)Elkaim E, et al. J Allergy Clin Immunol. 2016;138(1):210-218.

(注3)Nunes-Santos C, Uzel G, Rosenzweig SD. J Allergy Clin Immunol. 2019;143(5):1676-1687.

(注4)Coulter TI, et al. J Allergy Clin Immunol. 2017;139(2):597-606.

(注5)Maccari ME, et al. Front Immunol. 2018;9:543.

(注6)Jamee M, et al. Clin Rev Allergy Immunol. 2019;May 21.

(注7)Condliffe AM, Chandra A. Front Immunol. 2018;9:338.

 

 

▽より詳細な公開情報問い合わせ先

Pharming Group, Leiden, The Netherlands

Heather Robertson, Investor Relations & Corporate Communications Manager

T: +31 71 524 7400

E: investor@pharming.com

 

FTI Consulting, London, UK

Victoria Foster Mitchell/Alex Shaw/Amy Byrne

T: +44 203 727 1000

 

LifeSpring Life Sciences Communication, Amsterdam, The Netherlands

Leon Melens

T: +31 6 53 81 64 27

E: pharming@lifespring.nl

 

US PR

Ethan Metelenis

T: +1 (917) 882 9038

E: Ethan.Metelenis@precisionvh.com

 

EU PR

Dan Caley

T: +44 (0) 787 546 8942

E: Dan.caley@aprilsix.com

 

ソース:Pharming Group N.V.

 

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