Chengdu International Airport Economic Zoneが中国国際航空宇宙展示会に参加
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【成都(中国)2022年11月11日新華社=共同通信JBN】第14回China International Aviation & Aerospace Exhibition(中国国際航空宇宙展示会、略称「エアショー・チャイナ」)に参加した四川省成都市双流区が11月9日に開催した「Chengdu International Airport Economic Zone Promotion Fair(成都双流国際空港経済特区促進フェア)」で、投資総額80億元を超す計7件のプロジェクトが成約に至った。同時に「Global Solicitation of Full Life Circle Aircraft International Forum(航空機の完全ライフサイクルを扱う企業を世界から誘致する国際フォーラム)」の正式開始も発表された。
特区の促進フェアでは、双流区とChinese Society of Aeronautics and Astronautics(中国航空学会)、Guangzhou Hangxin Aviation Technology(広州航新航空科技)、Longjiang Airlines、Kuehne & Nagel (China) Cargo Transportation Agency、Loongrise Avionics、Tianli Times Aviation Technology との間で、数々のプロジェクト実施が調印されたほか、珠海市や双流区への拠点進出か決まり、開設がなされた。双流区政府によると、7つの事業の総額は80億元を超えた。
成都市双流区は2023年に開催予定のイベント「Full Life Circle Aircraft International Forum」を中心に、世界への誘致作戦を展開。エアバス(Airbus)などの航空機メーカーと共同で、航空機の運航とメンテナンス、改装サービス、航空機資材の取引などをテーマとした意見交換を行うよう、世界の関連企業に呼びかけた。その結果、世界の航空地図における成都の影響力が高まった。
成都市双流区は「中国航空経済の首都」とも呼ばれる。成都双流国際空港第2滑走路の西側にあるChengdu International Airport Economic Zoneは計画では面積4.98平方キロ。現在はAirbus Lifecycle Service Project、COMAC Aircraft Demonstration Industrial Park、SF Airlinesのほか20を超える航空機メンテナンス企業が集まっている。同特区にはAirplane Airworthiness Certification Center(航空機の飛行適合性に関する認証センター)、Aviation Fuel Airworthiness Certification Center(航空燃料の飛行適合性に関する認証センター)、Flight Verification Center(飛行認証センター)、Aviation Medical Center(航空医学センター)という、4つの機能的なプラットフォームがある。
2022年7月26日、エアバスが双流区で手掛ける「Aircraft Life Cycle Service Project(航空機ライフサイクルサービスプロジェクト)」の建設工事が始まった。このプロジェクトは欧州以外でエアバスが直接投資を行った初の航空機リサイクル事業で、総投資額は60億元になる。プロジェクトは2つの事業部門から成り、1つはMRO部門(メンテナンス、オーバーホール、駐機、保管、解体)、もう1つはUSM部門(中古航空資材の管理および取引)で、解体された航空機の中古部品の取引や調達の実行を世界中で目指す。
エアバスの航空機ライフサイクルサービスプロジェクトに続き、双流区を拠点とする航空産業は、エアバス関連の共同事業をもう1つ追加した。AMECOとエアバスは、旅客機A330を貨物機に改造する「passenger aircraft-to-freighter (preighter)」事業(プレーター事業)を成都で開始し、最初のA330プレーターを2023年中に就航させる計画だ。
計画によると、Chengdu International Airport Economic Zoneの航空機産業の規模は2025年までに200億元を超え、域内総生産(GDP)に占める割合が2022年と比べ4.5ポイント増になる見通しだ。さらに2027年までにはChengdu International Airport Economic Zoneの航空機産業の規模は300億元以上になり、GDPに占める割合も2025年と比べ3.5ポイント増え、その結果、航空機製造業と航空機サービス業の強固な機能統合が進む見通しだ。
ソース:Shuangliu District Government, Chengdu
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