Daewoong PharmaceuticalとSygnature Discoveryが創薬研究協力を発表
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【ソウル(韓国)、ノッティンガム(英国)2023年4月19日PR Newswire=共同通信JBN】
*Daewoong Pharmaceuticalは、フラグメント創薬とバーチャル・ハイスループット・スクリーニングを使用した、自己免疫疾患をターゲットとする新規低分子化合物の発見に向けた研究協力を開始
Daewoong Pharmaceuticalは、新薬開発に向けたグローバル・オープンイノベーション拡大のため、Sygnature Discoveryと研究協力を開始しました。
Daewoong Pharmaceutical(Seng-ho Jeon、Lee Chang-jae共同最高経営責任者(CEO))は4月18日、自己免疫疾患をターゲットとする新規低分子化合物の発見に向けた、グローバル総合創薬企業Sygnature Discovery(Simon Hirst最高経営責任者(CEO))との研究協力開始を発表しました。
Syngnature Discoveryは、同社独自のフラグメント創薬(FBDD)とバーチャル・ハイスループット・スクリーニング(vHTS)を提供し、Daewoongの自己免疫疾患用新薬創製を加速させます。さらにDaewoongは、作用機序を検証・保護するため、タンパク質科学や結晶学でもサポートを受けることになっています。今回の提携を通じて、Daewoong Pharmaceuticalは、次世代創薬戦略の一環であるタンパク質間相互作用(PPI)分野にも創薬の幅が広がると考えています。
Sygnature Discoveryは、医薬品の早期開発や臨床試験を支援するため2004年に設立された総合創薬企業です。英国ノッティンガムを拠点とし、ターゲット検証、ヒット化合物の同定、ヒット・トゥ・リード、リード化合物の最適化、創薬プログラムを加速させるための知的インプットと創薬専門知識を提供しています。同社には、医薬品化学、体外および体内生物学、HTS、計算化学およびインフォマティクス、薬物動態(DMPK)、フォームおよびフォーミュレーション、タンパク質結晶学などの機能があります。Sygnature Discoveryは2011年から、22の化合物を臨床(第I-III相)段階に、41の化合物を前臨床開発段階に進め、Sygnature Discoveryの研究者が発明者として名を連ねる特許出願は170件を超えるなど、創薬において市場をリードする実績を残しています。
Sygnature DiscoveryのSimon Hirst CEOは「Daewoong Pharmaceuticalの優秀な研究者チームと、この統合創薬共同研究で協力できるのはうれしい」とした上で、「Sygnatureは、独自のフラグメントコレクションとハイスループット生物物理学的スクリーニング技術を組み合わせたFBDDプラットフォームを構築し、フラグメントヒットの迅速な同定と特性評価を行っています。この技術を、当社が専門とするインシリコベースのバーチャル・ハイスループット・スクリーニング(vHTS)技術と併用し、価値の高いヒット化合物やリード化合物を同定し、Daewoongの新規低分子化合物発見プロセスを加速させていきたいと考えています」と付け加えました。
DaewoongのPark Joon-seok創薬センター長は「当社は、グローバルな新薬創出を後押しするため、さまざまな革新的プラットフォーム技術でオープンなコラボレーションを積極的に推進しています。Sygnature Discoveryとの提携は、Daewoong Pharmaceuticalの新薬パイプラインの拡充における新たな節目になると考えています」とコメントしました。
【説明 1】フラグメント創薬(FBDD)
新薬開発の最新プロセスで、フラグメント化合物(分子量200未満)を用いてリード物質を探索する方法です。新薬のターゲットに対する結合力の高いフラグメント化合物をまず選び出し、タンパク質構造結晶学でフラグメント化合物の結合位置を確認した上で、医薬品化学で化合物を構築し、構造化学で前駆体を見つけることで、特許性と新規性の両方が保証されます。
【説明 2】バーチャル・スクリーニング(VS)
バーチャル・サーチは、新薬の発見に用いられるコンピューター支援技術です。さまざまな化合物の構造情報を収蔵したコンピューターライブラリーを利用することで、医薬品のターゲットに結合する可能性の高い物質を同定できます。コンピューターを活用すればするほど、可能性のある数百万の化合物について、薬物類似性、結合力、結合状態などのさまざまな予測データを短時間で入手し、新薬の開発を加速させられる技術です。
【説明 3】vHTS
何度もHTS評価を行って新薬候補の有効性を確認する代わりに、化合物の有効性に関するさまざまな計算式や既存の結果を取り込むことで、実質的に数億の化合物の有効性予測結果が得られます。予測技術であるため、実際の結果を確認する必要はありますが、数億の化合物を100-1000のレベルにまで選りすぐることで、新薬開発のスピードアップに活用されています。
▽Daewoong Pharmaceutical. Co., Ltd.について
1945年創業のDaewoong Pharmaceutical Co., Ltd.は、国内外の市場向けに医薬品の開発、製造、商品化を行っている韓国の大手製薬会社です。強力かつ革新的な社内研究開発施設と高度な製造施設を有するDaewoongは、世界中の顧客にトータル・ヘルスケアソリューションを提供しています。Daewoongは、力強いグローバル・ヘルスケア・カンパニーの構築を目指して、アジアと米国で支社や研究センターを設立し、国際業務を拡大しています。Daewoongはまた、世界100カ国以上に戦略的パートナーシップを拡大しています。
Daewoongは2022年、9億2300万米ドルのライセンス契約を締結して、胃食道逆流症の治療薬として認可された「Fexuclue」の使用を発売から1年を経ずにフィリピンとエクアドルで許可され、世界市場でプレゼンスを拡大しました。さらにDaewoongは、韓国で開発された初の糖尿病治療薬であるナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害剤「Envlo」の発売に成功し、ブラジル、メキシコと8436万米ドルの輸出契約を締結しました。Daewoong Pharmaceuticalの詳細については、当社の公式ウェブサイト(https://www.daewoong.co.kr/en/main/index )をご覧ください。
▽Sygnature Discoveryについて
Sygnature Discoveryは、幅広い治療領域と生物学的標的クラスに関して専門知識を提供している世界有数の総合創薬パートナーです。ノッティンガムを拠点としてオルダリーパーク、ティザーリントン、グラスゴーに施設を置き、700人近くを雇用しています。
詳細については、www.sygnaturediscovery.com をご覧ください。
ソース:Daewoong Pharmaceutical Co., Ltd.
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