日本では近年、大きな地震や台風などの自然災害が頻繁に起きています。中でも地震は甚大な被害をもたらしており、過去の大地震では津波や原子力発電所の停止によって大規模な停電が起こり、避難や人命救助に大きな影響を及ぼしました。

いつ起きるかわからない、しかし起こりうる災害に、私たち自身ができることとは何でしょうか。まずは飲料水や食品などの備蓄、衛生用品の準備、防災グッズの用意などが考えられます。そして、準備するものの中には、情報収集や連絡などに欠かせないスマートフォン、その充電器など、電力を必要とするものも多くあります。しかし災害時、停電により電力が断たれてしまう可能性はかなり高いと言えます。

災害時に役立つアイテムとして、近年注目されているのが「ポータブル電源」です。スマートフォンの充電だけではなく、電気ケトルでお湯を沸かしたり、冷蔵庫を稼動したり、エアコンや電子レンジを使うこともできます。より多くの電力を必要とする家族での避難の場合は、できるだけ容量の大きなポータブル電源を備えておく必要があります。

ここでBLUETTIのいくつかの機種を具体的にご紹介いたします。

AC200MAXは2,048Whの大容量で2,200Wと高出力の大容量ポータブル電源です。さらに拡張バッテリーを組み合わせることで最大8,192Whまでの拡張が可能。出力ポートは16口（AC×5、シガーソケット×1、RV×1、DC5521×2、USB-A 5-12V/3A,18W×2、USB-A 5V/3A,15W×2、USB-C×1、ワイヤレス充電×2）あり、様々な家電製品に給電が可能です。充電方法も発電機、シガーソケット、AC、ソーラーパネルなど様々な充電方式があります。タッチパネルで操作もわかりやすく、アプリ操作も可能なオールマイティなポータブル電源です。

AC300＆B300は、組み合わせ型のバックアップ電源です。高出力3,000Wで、容量は組み合わせ次第で3,072Whから12,288Whまでの容量拡張に対応しています。大容量でも急速充電が可能で、AC電源とPVの同時充電であれば1.5時間でフル充電することができます。7種類16口の多彩な出力ポートをもち、もちろんアプリ連携で便利に使うことができます。

AC500＆B300S、こちらも組み合わせ式の電源です。定格電力500W（10,000Wサージ）で容量は3,072Whから18,432Whまで拡張が可能です。デュアル高速充電に対応しており、ACとソーラー充電を併用することで最大8,000Wでの充電入力が可能（B300Sが2台の場合）。6台までB300Sを増設することができ、最大18,432Whという容量は、災害時の緊急バックアップ電源として大きな安心となるでしょう。

EP500はさらに大容量の5100Wh/2000Wを搭載。1世帯当たりの消費電力（日本での1世帯あたりの1日の平均消費電力は11,841Wh）を補える容量で、まさに災害対策として安心の1台です。大規模な停電が起こったとしても、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどを使うことができるのは大きな安心となります。出力ポートも多彩（AC出力100-120V×4、シガーソケット12V/10A×1、RV 12V/30A×1、DC5521 12V/10A×2、USB-A 5V/3A×2、USB-C 5-15V/3A,20V/5A×1、MAX15W×2、ワイヤレス対応）で、ほとんどの家電に対応が可能です。大容量の蓄電池ですがキャスターが付いているので移動もでき、必要な場所で使用することができます。

B230は2048Whの拡張バッテリーですが、単体での使用も可能です。付属のケーブルでB230を2台接続して使用することができ、さらに他のポータブル電源（AC200P/EB200P/EB240/EB150）にも接続が可能です（別売りの転換ケーブルが必要になります）。

B300は3072Whの拡張バッテリーで、最大4台まで接続することができます。外部接続バッテリーとしてだけではなく、3 つの DC ポート（USB-A、USB-C、シガーソケット）を持ち、単体での使用も可能です。

B300Sも3072Whの拡張バッテリーです。もちろんB300と同様に単体での使用も可能で、AC500の拡張バッテリーとして使用できます。さらに高速充電にも対応、サーモスタンバイ機能で一定の温度以下で起動すると自動的に発熱し、寒い日でもスムーズに使用できます。

そしてソーラーパネルはPV200とPV350Sをご紹介します。どちらも効率のよい単結晶セルパネルで作られており、太陽光の転換率は23.4％と高水準。パネルを直列または並列しての充電も可能です。ETFE素材を採用しており、耐熱・耐食に優れ燃焼や爆発の危険がありません。IP65の防水等級をもち、小雨や小雪でも問題なく使用が可能です（完全防水ではありませんので、豪雨や浸水にはご注意ください）。折り畳み式で持ち運ぶことができるので、必要な場所で必要な時に使用することができます。スタンドも収納型になっており、コンパクトに収納することが可能です。PV200は定格電圧20.5V/定格電流9.7A/最大出力200W、PV350Sは定格電圧47V/短絡電流9.3A/最大出力350Wとなります。

太陽光は、停電時でも使用することができるエネルギーです。エネルギーを効率的に使用するために、各電源とセットでのご使用をお勧めいたします。

ここまでご紹介したすべての電源に、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しております。リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは火災や爆発の危険性がなく、有害物質を使用していない安全安心なバッテリーで、さらに10年という長寿命を実現しています。

今回は防災の観点から大容量の機種をご紹介いたしました。

防災は、いつ起きるかわからない災害に、どれだけ準備ができるかが鍵になります。普段の生活から意識を高めていくことが重要です。自分の命、家族の命を守るために、今できることから始めましょう。