2025大阪・関西万博:イタリア館プロジェクトが調印、開始

General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka

 

2025大阪・関西万博のイタリア館(イメージ)

 

【ローマ2023年8月17日ANSA=共同通信JBN】2025大阪・関西万博のイタリア館コミッショナージェネラルであるMario Vattani氏は、MCA - Mario Cucinella Architects(マリオ・クチネッラ建築設計事務所)と大阪・関西万博イタリア館の設計・建設活動を緊急に開始する契約を締結しました。

 

Mario Vattaniコミッショナージェネラルは、「初めて教皇庁(The Holy See)を迎えることになるイタリア館は、アジアで最も豊かな地域の1つにおけるわが国の卓越性の前哨基地となります」と述べました。

 

イタリア館は、建築家マリオ・クチネッラ氏が率いるグループが建築し、コンソーシアムは、日本の建設会社西尾レントオール株式会社、株式会社乃村工藝社、Beyond Limits、Milan Ingegneria Spa、Tekser Srl、Zeranta Edutainment Srl、Gae Engineering Srl、地質学者のClaudio Preci氏で構成され、アーキテクト・オブ・レコード(AoR)として松田仁樹建築設計事務所が参加します。

 

イタリア館は、イタリア・ルネッサンスの象徴であるThe Ideal City(理想の都市)の現代版を表現します。

 

イタリア館は初めて教皇庁を迎え、福音宣教省(Dicastery for Evangelization)と協力して文化イベントや重要な美術展を開催するための十分なスペースを確保することになります。

 

イタリア館コミッショナージェネラルのMario Andrea Vattani氏は「MCA - Mario Cucinella Architects のプロジェクトは、現代的かつインパクトのある方法でイタリアのアイデンティティーを反映しています。また、それは私たちの文化の基礎となる価値観も表現しています」と語りました。

 

「スペースのアイデアは、広場、劇場、庭園の伝統と、人々の間の実際の交流に基づいた『デザイン、創造、構築』の文化に深く根ざしています」

 

コミッショナージェネラルは「大阪のパビリオンは、私たちが呼ぶところの『メイド・イン・イタリア』の卓越性を表現するものとなり、アジアで最も豊かな地域の1つにおけるわが国の前哨基地になります。これは成長外交を展開するための独自の手段となり、観光と領土の促進、生産部門の国際化の支援、投資の誘致、技術の促進が可能になるでしょう」と付言しました。

 

建築家のマリオ・クチネッラ氏は「2025関西・大阪万博のイタリア館の設計は、われわれの国の文化、歴史、イノベーションを世界の観客に披露するための本物の舞台を創り出し、将来のコラボレーションに向けて、そして文化的、社会的、経済的交流の絆を強化するためのつながりを築くことができる場を作り出すまたとない機会です」と述べました。

 

「Saving Lives(いのちを救う)というテーマとSDGs(持続可能な開発目標)に沿って、このプロジェクトとその技術的および物質的な要素は、人類、自然、テクノロジーの間の新たな均衡を促進します。そしてそれは、より持続可能な未来に向けて行動を促進し、刺激し、新たな相乗効果を確立するための強力な手段になり得ます」

 

クチネッラ氏は「パビリオンは社会と都市の新しい考え方を表しています。それは人間、芸術、環境、歴史の関係を具現化できる生命体です」と締めくくりました。

 

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka

 

 

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2025大阪・関西万博のイタリア館(イメージ)

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