デザイナーの奥山清行氏、2025年大阪・関西万博イタリアパビリオンのアンバサダーに就任

General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka

 

デザイナーの奥山清行氏、2025年大阪・関西万博イタリアパビリオンのアンバサダーに就任

 

*「私たちのテーマと2025年万博の完璧な代弁者」–バッターニ氏

 

【ローマ2024年3月22日ANSA=共同通信JBN】

 

世界的に有名な日本人デザイナーである奥山清行(Ken Okuyama)氏も、2025年大阪・関西万博イタリアパビリオンの「アンバサダー」に就任します。

 

奥山氏は、ファッションデザイナーのコシノジュンコ氏、家具・プロダクトデザイナーの喜多俊之氏、指揮者の西本智美氏、彫刻家の新宮晋氏、そしてローマのガイウス・ケスティウス(Gaius Cestius)のピラミッド修復にイタリアが感謝すべき企業家の八木雄三氏を含むイタリアパビリオンの「アンバサダー」リストに加わりました。

 

工業デザイナーの奥山清行氏は「イタリアパビリオンの『アンバサダー』に選ばれたことは光栄であり、パビリオンのテーマである『Art Regenerates Life(アートはいのちを再生する)』は私の哲学を完璧に反映しています」と述べました。

 

「機能や価格だけでなく、背景や歴史にも重きを置いた、社会システムのデザイナーになることが私の目標です。これがイタリアで培ったKen Okuyama Designの哲学です。イタリアパビリオンが、来場者がアートとそれが生み出す可能性に深く没入できる成功の空間になることを願っています」

 

2025年大阪・関西万博のイタリア・コミッショナージェネラルであるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)大使は次のように述べました。「Ken Okuyama氏のデザイン哲学は、彼の卓越した能力とイタリアとの深いつながりと相まって、彼を2025年大阪・関西万博のテーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』のみならず、イタリアパビリオンのテーマである『アートはいのちを再生する』の完璧な代弁者にしています」

 

バッターニ氏は「Ken Okuyama氏には、日本とイタリアのデザインの魂、つまり、美しさ、イノベーション、そして国際的なパノラマでイタリアを常に際立たせてきたノウハウを体現できる『アンバサダー』がいます」と語りました。

 

奥山清行氏の「Orizuru Chair(折り鶴チェア)」は、3月23日から6月9日までADIデザインミュージアム(ADI Design Museum)で開催される「Origin of Simplicity – 20 Visions of Japanese Design(シンプルの起源–日本デザインの20のビジョン)」展で展示されます。

 

この展示会は、2025年大阪・関西万博イタリアパビリオン文化部門ディレクターのRossella Menegazzo氏がキュレーションし、150人の日本の職人やデザイナーの作品を一堂に集めます。奥山氏はPininfarina(ピニンファリーナ)に約12年間在籍し、外国人として初めてフェラーリをデザインしました(エンツォ・フェラーリ(Ferrari Enzo)2002年)。

 

 

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka 

 

 

 

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