大阪・関西万博のマスコット、イタリアちゃんがデザインウィークでお披露目
大阪・関西万博のマスコット、イタリアちゃんが
デザインウィークでお披露目
*教皇庁(Holy See)が、カラバッジョ(Caravaggio)の「キリストの埋葬(Deposition)」をイタリアパビリオンに出展すると語る
【ローマ2024年4月18日ANSA=共同通信JBN】
2025年大阪万博のイタリアパビリオンは15日、ミラノデザインウィーク(Milan Design Week)の主役となり、イタリア・コミッショナージェネラルであるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)大使 がミラノ大学(Universita Statale)で発表されたイベントのマスコット、イタリアちゃん(Italia-chan)を伴って参加しました。
2025年大阪・関西万博のちょうど1年前となるのに際して、正式にFuori Saloneのイベントを開幕するプレスカンファレンスのInterni Cross Visionでは、イタリアちゃんの公式デビューほかが行われました。
同大使は「『ちゃん』というのは女の子に用いられる愛称です。われわれの生活のための未来社会をデザインするということがテーマであり、子供たちがこれらの社会を体験することになるため、2025年大阪・関西万博でイタリアを象徴するのに女の子を選びました」と説明しました。
イタリアのカラーとシンボルをまとったかわいい人形は、ポップアートブランドtokidokiの創設者Simone Legno氏によって生み出されました。
カンファレンスでのサプライズはイタリアちゃんだけではなく、マリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏が制作したイタリアパビリオンが発表され、その模型がミラノ大学の大広間に展示されました。
バッターニ氏はまた、イタリアパビリオンのテラスでレストランを運営することとなるイータリー(Eataly)とのコラボレーションも発表しました。
さらに、教皇庁福音宣教省副長官のリノ・フィジケラ(Rino Fisichella)大司教は、バチカンがバチカン美術館(Pinacoteca Vaticana)に収蔵されているコレクションの一部であるカラバッジョの「キリストの埋葬」をイベントに出展することを発表しました。
日本でイタリアを代表するアンバサダーの1人に選ばれた、デザイナーの喜多俊之(Toshiyuki Kita)氏は日本の昔の手工芸品を配した「Da mille anni al futuro(1000年から未来へ)」の展示をミラノで行っています。
長年イタリアに住み、現在は大阪在住のデザイナーは「私は常に、日本の伝統的手工芸品は過去だけでなく、未来にもかかわっていると考えてきました」と述べました。
コミッショナーのバッターニ氏は、デザインを通して未来に投影する同じ特徴を持つイタリアの工芸品と喜多氏の展示を融合し、万博に向けた展示会を準備中であると発表し、「パビリオン自体がデザインの物語」だと強調しました。
同氏は「高さ12メートルのプロムナード、大きなリング(大屋根)から見えるような構造になっているマリオ・クチネッラ氏による壮大なデザインの他に、『メイド・イン・イタリー』の品質の奥にあるものを説明する方法として、デザインと結び付いた手工芸品専用エリアも内部に準備されます」と説明しました。
建築家マリオ・クチネッラ氏は「このプロジェクトは大きな知識のハンガーというアイデアとして構想され」、「多くの部品に」解体することのできる「持続可能性のアイデアにコミットした大型木造建築」で、「劇場、広場、素晴らしいイタリア式庭園という3つの基礎的要素」を持つと指摘しました。
Interni誌のGilda Bojardi編集長は「私たちはイタリアパビリオンを支援しています。イタリアパビリオンは理想都市、未来の都市について語っており、私たちもまた未来について語るからです」と締めくくりました。
ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka
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