2025年大阪・関西万博:総木造で建築されるイタリアパビリオン
2025年大阪・関西万博:総木造で建築される
イタリアパビリオン
*60-70%の作業が既に完了し、日本人から大きな関心が寄せられる
【ローマ2024年12月2日ANSA=共同通信JBN】2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオンの建設工事が急ピッチで進んでいます。このパビリオンは、すべてが木造製の国内最大級の複合施設になり、既に工事の60‐70%が完了しました。
現在進行中の工事現場に初めて組織的訪問が行われた際、その工事のスピードは、現地で取材した多数の日本人記者たちの興味を引きました。記者たちは、イタリアパビリオンが表現する全ての考え方、すなわち美しさやイタリアらしさに倫理や持続可能性が共存するというポジティブな影響を目指すメッセージに関心を持っていました。
イタリアパビリオンの建築家であるマリオ・クチネッラ(Mario Cucinella)氏の説明によると、カーボンフリー(炭素を含まない)の証明の目的は、実のところ芸術的な検証を制限するものではありません。それどころか発信するメッセージを強化するものです。同証明には二酸化炭素を取り込む素材の木材を接着する技術が含まれています。これは排出量を相殺するために重要です。
クチネッラ氏が考えたイタリアパビリオンは、イタリアの歴史を象徴する3つの大きな要素を備えています。それは来場者を歓迎する劇場、人と人が出会う場所としての大きな広場、そして2つの文化の融合を象徴する見通しの良い庭園であり、それは「知識の大きな格納庫」のようです。
機能性と文化的な魅力はイノベーション、研究、技術への投資を促進しますが、これは展示会の主役になりつつある地方が参画することによって可能になります。フリウリ=ベネチア・ジュリア自治州のマッシミリアーノ・フェドリガ(Massimiliano Fedriga)知事に代表される各地方は、イタリアの地方への投資可能性という観点に立っています。
2025年大阪・関西万博のイタリア・コミッショナージェネラルであるマリオ・バッターニ氏は、これらのプロジェクトは「生活の質を高め、持続可能性を促進することを目的としたものであり、それは今回の万博がそのテーマとして掲げる『未来社会のデザイン』そのものです」と、改めて振り返りました。
同氏は最後に、「大阪は、さまざまな分野においてイタリアの卓越性をアピールするまたとない好機です。そうしたことから、私たちが何を披露するかについての決定は2025年4月を予定しており、それには日本の方々から大きな関心が寄せられています」と述べました。
ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka
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