決済サービスで地域統合を支援:UnionPay(銀聯)が初のASEAN・GCC・中国経済フォーラムに出席

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UnionPay(銀聯)が 初のASEAN・GCC・中国経済フォーラム に出席  

 

AsiaNet 200856 (0102)

 

【上海2025年6月5日新華社=共同通信JBN】2025年ASEAN(東南アジア諸国連合)・GCC(湾岸協力会議)・中国経済フォーラムが5月27-28日にマレーシアのクアラルンプールで開催されました。マレーシアのザヒド・ハミディ(Ahmad Zahid Hamidi)副首相と中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の任鴻斌(Ren Hongbin)委員長共催の昼食会、歓迎式典、夕食会を含むフォーラムに招かれたChina UnionPay(中国銀聯)とUnionPay International(銀聯国際)のDong Junfeng会長は、フォーラム期間中にChina Merchants GroupのMiao Jianmin会長、中国銀行のGe Haijiao会長と会談しました。また、CCPIT、中国石油天然気集団(CNPC)、チャイナユニコム、COFCO Corporation、PICC(中国人民保険集団)、レノボ、China Henan Aviation Groupなどの上級幹部らとも意見交換しました。

 

Dong氏は協議の中で、UnionPay(銀聯)は重要な金融インフラであり、世界的な影響力がある国際カードスキームとして、「Trusted Ties, Shared Success(信頼の絆、成功の共有)」というビジョンを堅持し、近隣諸国に関係する事業に関する中心的会議の指針など、国家戦略の実施を積極的に支援すると強調しました。UnionPay(銀聯)はASEAN諸国とGCC諸国の業界関係者と協力し、包摂的で活気のある決済エコシステムの構築、円滑な地域貿易と人的交流の促進、地域決済業界のデジタルトランスフォーメーション推進の支援、金融サービスを通じた地域統合の深化に努めてきました。

 

UnionPay(銀聯)の決済ネットワークは現在、ASEAN加盟全10カ国とGCC加盟全6カ国を網羅しています。ASEANでは、UnionPay(銀聯)カードは加盟店とATMの90%以上で利用可能です。サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、バーレーンなどのGCC諸国では、ほぼ全ての加盟店がUnionPay(銀聯)カードを受け入れています。多くのASEAN・GCC諸国では、UnionPay(銀聯)モバイル決済サービスも開始しています。ビジネスやレジャーで渡航する中国人旅行者や中国人留学生などは誰もが自国で使い慣れたUnionPay(銀聯)ソリューション(銀行カード、QRコード、モバイル決済ソリューションなど)を使って、ASEAN・GCC諸国での買い物や現金の引き出しを簡単に行うことができます。

 

UnionPay(銀聯)は受け入れネットワークの継続的な改善に加え、国境を越えた人の移動と産業トランスフォーメーションを促進するための幅広いサービスを展開することで、そのプレゼンスを現地化しています。ASEAN諸国では7000万枚以上のUnionPay(銀聯)カードが発行されており、うち5カ国は中国を訪れる外国人旅行者向けにUnionPay(銀聯)のSplendorPlusカードを導入しています。ASEANの消費者行動とモバイル決済への全体的な移行に対応して、UnionPay(銀聯)は地元の銀行やフィンテック企業と提携し、40を超えるデジタルウオレットを立ち上げました。

 

UnionPay(銀聯)カードは、UAEやサウジアラビアなどのGCC諸国でも発行されています。UnionPay(銀聯)は2025年2月、UAEの国有決済法人であるAl Etihad Payments(AEP)と、両国の金融決済インフラの統合的な発展促進を目指して、UnionPay-Jaywanコ・ブランドカード(co-badged card)を共同で発行する提携契約を締結しました。近年、タイ、フィリピン、カンボジア、シンガポール、マレーシアで発行されたUnionPay(銀聯)カードは、UAE、サウジアラビア、カタールなどのGCC諸国でもますます利用が拡大しています。

 

ASEANを含む世界各地で拡大するクロスボーダー決済の接続性に対応するため、UnionPay(銀聯)は革新的なネットワーク相互運用性ソリューションを導入しました。これまでに、UnionPay(銀聯)はASEAN7カ国の現地決済ネットワークとの提携を構築、または発展させています。これらのクロスボーダー決済連携は、UnionPay(銀聯)の中国・ASEAN決済連携への貢献を明白にしています。ベトナム、インドネシアとの連携は、中国人民銀行と各国中央銀行が主導する政府間(G2G)の枠組みの中で実施されています。UnionPay(銀聯)は2025年4月、National Payment Corporation of Vietnam(NAPAS、ベトナム国家決済会社)、中国工商銀行、Vietcombank(ベトコムバンク)と、中国・ベトナム間のQR決済相互運用性を推進する協定を結び、この共同事業モデルの模範を示しました。インドネシアではUnionPay(銀聯)はAnt International、中国銀行ジャカルタ支店と連携し、共同で「グローバル展開」を進め、UnionPay(銀聯)の新たな4者間モデルをより多くの市場に展開するパイロットプログラムを提供しています。こうしたプロジェクトではクロスボーダー現地通貨決済もサポートされており、人民元の国際化に寄与しています。2023年に開始したマレーシアとの連携は既に成果を上げています。2025年1月から4月の間に、マレーシアのPayNet QR加盟店でのUnionPay(銀聯)提携ウオレットの取引件数が前年比4倍を超えて増加したことからも明らかです。

 

中国、ASEAN、GCC諸国は現在、複数の分野にわたる広範かつ実践的な共同事業を通じて連帯、協力、発展の強化に取り組んでいます。これらの地域内では、決済業界の変革と相互運用性の向上を求める声が高まっています。UnionPay(銀聯)は主要な決済インフラとして、経済のデジタル化と国際交流のイネーブラー、地域統合と協調的な市場開発の先駆者、そして開放的なエコシステムと長期的な価値創造の架け橋となることを目指し、こうした取り組みを今後も支援していきます。UnionPay(銀聯)はその金融力を生かし、中国、ASEAN、GCC諸国間のウィンウィンな提携関係の促進に引き続き取り組んでいきます。

 

ソース:UnionPay

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