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ニュースレターとは?ネタの選び方や作り方のポイント

ニュースレターイメージ、タブレットでニュースレターを見ている

ニュースレターは、企業から定期的に配信する刊行物です。企業とステークホルダーをつなぐ一種のコミュニケーションツールですが、プレスリリースとは少し形態が違います。
本記事ではニュースレターの事例を提示しながら、ニュースレターの書き方や作成ポイントについて詳しく解説していきます。

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ニュースレターとは

ニュースレターと書かれたタブレットを見る女性

ニュースレターの正式な英語の発音は「ニューズレター」ですが、日本語では「ニューズ」ではなく「ニュース」と書かれる場合が多い傾向にあります。ニュースレターの意味とプレスリリース、ニュースリリースとの違いについて説明していきます。

ニュースレターの意味

ニュースレターとは、企業や団体が発行する定期刊行物のことです。メディアやステークホルダー(利害関係者)向けに発信します。
ニュースレターの掲載内容にルールはありませんが、プレスリリースにするには規模が小さい情報であっても、複数の情報をまとめて発信することが可能です。例えば経営戦略、営業活動、財務状況、技術開発、社員の様子、地域社会や教育機関との関わりなど、自社の動向やトレンド情報などが挙げられます。
ニュースレターを定期的に情報提供することで、メディアには認知度が高まり、ステークホルダーへは経営の透明性を印象付けることができます。ニュースレターは双方のコミュニケーションツールとしての役割を担っています。

プレスリリース・ニュースリリースとの違い

ニュースレターと似た言葉に「プレスリリース」「ニュースリリース」があります。
「プレスリリース」とは、新商品の発売や新サービス、新規事業の開始などの企業情報を、メディアがニュース素材として利用しやすいようにまとめた公式文書のことです。メディアに記事として取り上げてもらうことを目的に情報発信します。
また「ニュースリリース」は、プレスリリースとほぼ同義です。メディアに対して発信するものを「プレスリリース」、メディアを介さず生活者に直接発信するものを「ニュースリリース」という場合もありますが、定義は決まっていません。

プレスリリースとニュースリリース、PR、広告など言葉の違いについて、以下の記事内で説明しています。ご参照ください。
「プレスリリースとニュースリリースの違いとは?似た言葉との違いを解説」の記事を見る

プレスリリースは、新情報を発表するというルールがあります。一方でニュースレターは決まりはなく、既出の情報であっても複数の情報を一つのコンテンツにまとめることで、新たなコンテンツとして再度周知することが可能です。
またプレスリリースはトピックスが目立つので、記者の目に留まりやすくなります。しかし、ニュースレターはレター名がタイトルにくるので、各情報については少々目立ちにくい傾向にあります。新しいニュースについては、プレスリリースで発表した方がよいでしょう。

ニュースレターを作成・配信するメリット

画用紙にメリットと書かれたボード、メリット

ニュースレターを配信するメリットは「定期的に発信し、コミュニケーションを促進させる役割」が挙げられます。
プレスリリースは新情報という決まりがありますが、ニュースレターはその限りではありません。そのため定期発信することで、メディアを含めたステークホルダーとの接点を継続的に持つことができ、コミュニケーションを促進することが可能です。
またニュースレターの配信は、社会的認知の拡大や商品・サービスなどの訴求につながる可能性があります。さらにニュースレターのクオリティが高ければ、ブランドイメージの向上にも寄与します。企業の認知度・好感度の維持にも期待がもてるでしょう。

ニュースレターのテーマ形式・種類

ニュースレターイメージ

ニュースレターのテーマには、主に以下の4種類があります。それぞれ説明していきます。

  • ニュース形式
  • キュレーション・トレンド形式
  • 記事・ブログ形式
  • ダイジェスト形式

ニュース形式

ニュース形式は、企業や団体の新たな活動を紹介するものです。例えばイベント紹介などのニュースレターがこれに該当します。
「イベントレポート」としてイベントの様子を伝えたり、またプレスリリースとして配信するには弱いコンテンツ「公式YouTubeに動画をアップしました」などをニュースレターとして配信します。

キュレーション・トレンド形式

インターネット上のさまざまな情報の中から特定のテーマに沿って編集するキュレーションサイトのように、時節やSNS・メディアで話題になっている時事ネタを取り入れたテーマで作成する形式。例えば「SDGs」「クリスマス」などのテーマが挙げられます。
トレンドや季節をネタにすることで、メディアの注目度も期待できます。また自社商品・サービスを含んだ視点で解説を入れると、自社オリジナルのニュースレターが作成できそうです。

記事・ブログ形式

記事・ブログ形式は、自社の人物や商品・サービスなどを深堀りし、ブログのような書き方でまとめたニュースレターです。例えば「社員インタビュー」「あの商品の開発秘話」「ロングセラー商品の歴史」などが挙げられます。
自社商品や自社自体を知ってもらい、ファン作りのきっかけにもなり得る形式の一つです。

ダイジェスト形式

例えば四半期に一度のタイミングで、その間に配信したプレスリリースやニュースなどをまとめ、「ダイジェストレター」として配信するダイジェスト形式もあります。
新聞社のニュースダイジェスト・メールのようなもので、冒頭に総括的なリード文を入れて作成します。

ニュースレターの書き方3ステップ

ステップイメージ、1、2,3と順に上昇する様子

ニュースレターを作成する手順は、次の3ステップがあります。それぞれ説明していきます。

  1. 配信の目的や配信本数、ターゲット、KPIを決める 
  2. テーマ・形式の決定
  3. コンテンツ制作、配信

1、配信の目的や配信本数、ターゲット、KPIを決める

最初にニュースレターの骨格となる「目的」「ターゲット」「配信本数」を決めていきます。誰に、何のために、どのくらい配信するのかといった内容が可視化されると、次のステップである配信内容が見えてきます。あわせて目標達成のためのKPI・KGIも決めておきましょう。

広報のKPI・KGIの立て方を以下の記事内で解説しています。ご参照ください。
「広報の目標とKPIを立てるためのポイントとは?」の記事を見る

2、テーマ・形式の決定

具体的な配信内容を決めていきます。配信情報や内容に応じて、ニュースレターの形式も決定します。配信内容が最も効果的に伝わる形式を選びましょう。
また配信テーマは各コンテンツ制作にまで落とし込み、できれば配信本数全ての詳細情報やコンテンツを決定しておくと良いでしょう。

以下の記事内で、プレスリリースやニュースレターのネタとなる素材について詳しく解説しています。ご参照ください。
「プレスリリースのネタ10選!ネタ探しの方法や取り上げられやすいポイント」の記事を見る

3、コンテンツ制作、配信

決定した内容・形式で制作し、配信します。
ニュースレターはプレスリリース同様、メール配信が主流になります。メールを受け取ったメディアや読者に開封してもらえるよう、ビジュアルやデザイン、タイトルにも力を入れ、クリックしてもらえるようなニュースレターを作成しましょう。

ニュースレターの作成ポイント

ニュースレター送信イメージ、ラップトップ、メール

ニュースレター作成時のポイントには次の2点があります。

  • 定期的に配信する
  • 読者に有益な情報・ニーズに応えた内容に

ニュースレターは「定期的に配信する」ことが大切です。定期的に配信することにより、認知度や好感度等を維持することが可能になります。月に一度など定期的に配信できるよう、継続可能な仕組みを整えておきましょう。
また「読者に有益な情報」「ニーズに応えた内容にする」こともポイントです。
ニュースレターを読んでもらわないことには、配信した意味がありません。まずは興味を持って読んでもらえるよう、配信内容に気を配りましょう。
配信内容は読者の求めている内容の他、トレンド情報もおすすめです。内容のクオリティが高ければ、自社のブランドイメージの向上にもつながっていきます。自社の宣伝に偏ってしまわないよう気を付けながら、メール開封率などを指標に情報の取捨選択をしていきましょう。

ニュースレターのネタ・コンテンツ事例

ニュースレターのネタはどのようなものがあるのか、当社「ニュースレター」より実際に配信されているニュースレターの事例を見ながらご紹介します。

トレンド・時事ネタ

くら寿司株式会社では、COP29開催にあわせ気候変動の影響を受ける海洋事情とくら寿司としての取り組みをニュースレターとして発信しています。

「くら寿司 ニュースレター2024年8月号」を見る

イベントレポート

大和ハウスグループと大東建託グループは「災害における連携及び支援協定」に基づく防災イベント第一弾、住まいの防災イベント「だい・ぼう・けん」のイベント開催レポートを発信しています。

「大和ハウス工業株式会社・大東建託株式会社ニュースレター」を見る

社員や会社紹介

株式会社丹青社では、新たな中期経営計画を策定した代表取締役社長へのインタビューをニュースレターとして発信しています。

「【丹青社ニュースレター2024.3】」を見る

開発秘話や商品・サービスの歴史

三省製薬株式会社では、三省製薬が世に送りだした美白*有効成分「コウジ酸」について「価値を磨き続ける当社の想いと取り組み」と題しニュースレターを発信しています。

「【 三省製薬 News Letter 】」を見る

ニュースレターの配信方法

ニュースレターの配信方法には「メール配信」「SNS」「ハガキやチラシなどの紙媒体での送付」「自社HP・ブログでの掲載」があります。「ニュースレターの書き方3ステップ」でも触れたように、ニュースレターはメール配信をメインに、SNSや自社HP・ブログでの掲載を行う方法が一般的です。

なお共同通信PRワイヤーのプレスリリース配信サービスでは、ニュースレターを配信することも可能です。メディアとの関係構築が目的の配信であれば、一般公開はせずに「メディアにのみ配信」も承ります。
登録メディアは約2,500媒体・約4,050カ所から選択でき、1回の配信につき1500件の送信を行うことができます。新たなメディアに知ってもらうきっかけにもなりますので、ニュースレターの配信の際は当社「国内プレスリリース配信サービス」をぜひご利用ください。

ニュースレターを自社で送る際は下記の記事をご参考ください
「プレスリリースの配信方法とは?連絡先が分からなくても送れる方法も紹介」の記事を見る

ニュースレターを配信し広報・PR活動に役立てよう

ニュースレターを配信することで、メディアやステークホルダーとの接点を継続的に維持し、自社の社会的認知や好感度の向上、及び商品・サービスなどの訴求につながります。
オリジナリティ溢れるコンテンツを定期的に配信し、コミュニケーション促進の場になるようなニュースレターを作成・配信しましょう。

ニュースレターの配信は「プレスリリース配信サービス」の利用がおすすめです。
「国内プレスリリース配信サービス」は、作成済みのニュースレターを登録・配信設定するだけで、メール配信・FAX送信が可能なサービスです。
共同通信PRワイヤーのプレリリース配信サービスは「登録メディア約2,500媒体・約4,050カ所からのメディア選択」「平均配信先数は1500件/回配信」「50以上の提携サイトに自動転載」「クリッピング・効果測定無料」「最新のメディアリスト利用」など、充実した内容でプレスリリース配信を徹底サポートしています。ニュースレターでも同様にご活用いただけます。
作業の効率化を図り、コスト/タイムパフォーマンスを得ることができる「プレスリリース配信サービス」を、この機会にぜひご検討ください。


また共同通信PRワイヤーでは、広報・PR活動に役立つさまざまなサービスを用意しております。詳細な資料をぜひご一読ください。お申し込みは下記より可能です。

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