眉山が衛星産業の新たなハブに:世界の専門家が第3回眉山衛星応用産業発展大会に集結

The Meishan Management Committee of Sichuan Tianfu New Area

 

眉山天府新区の一角を見渡す写真

 

AsiaNet 200870 (0108)

 

【成都(中国)2025年6月10日新華社=共同通信JBN】第3回Meishan Satellite Application Industry Development Conference(眉山衛星応用産業発展大会)が6月9日、中国四川省眉山市で正式に開幕しました。リモートセンシング技術、航空宇宙、その関連分野の専門家と国際協力機関の代表が眉山に集まり、衛星産業における技術革新、産業チェーンの協調的発展、国際協力モデルについて深く議論し、眉山の衛星セクターをより高い段階へと引き上げるための知見と提言を提供しました。

 

この大会は、China Association of Remote Sensing Application(中国リモートセンシング応用協会)と眉山市人民政府が後援、Meishan Management Committee of Sichuan Tianfu New Area(四川天府新区眉山管理委員会)が主催し、Meishan Tianfu New Area Xingchan Investment Group Co., Ltd.の共催により開催されました。

 

開会式では、China Association of Remote Sensing Applicationが「2025 Blue Book on the Development of China's Remote Sensing Application Sector(2025年中国リモートセンシング応用部門発展青書」を発表しました。基調講演は、写真測量・リモートセンシング科学者で武漢大学教授の李徳仁(Li Deren)氏、マイクロ波フォトニクスの専門家で南開大学のInstitute of Intelligent Photonics(インテリジェントフォトニクス研究所)ディレクターのZhu Ninghua氏、北斗衛星測位システム(Beidou navigation system)の科学者でAerospace Information Research Institute of the Chinese Academy of Sciences(中国科学院航空宇宙情報研究院)の研究員であるXu Ying氏が行いました。

 

眉山における衛星産業のリーディングカンパニーであるHuantian Wisdom Technology Co., Ltd.は、開会式で40以上のコア時空間アルゴリズムを統合したプラットフォーム「StarView Horizon」を発表しました。また、同社はカザフスタン鉄道(Kazakhstan Temir Zholy)、カザフスタンKazaerospace、マレーシアのKaruna Groupと衛星応用プロジェクトの推進に関する協力協定に調印しました。

 

中国の宇宙産業は過去30年で急速に発展しました。その結果、宇宙関連産業で知られる数多くの都市が全国に誕生しました。衛星技術の分野では、従来の拠点である北京、上海、西安といった地域以外でもこの部門が大きく躍進しており、眉山などの都市が衛星産業の新たなハブとして台頭してきました。

 

近年、眉山市は商用航空宇宙が発展する中でチャンスをつかみ、四川省における衛星応用産業の展開をリードし、高規格農地、防災・減災、資源調査、環境保護、スマートシティーなどの分野で衛星リモートセンシングデータの応用を推進しています。現在、眉山は中国南西部で最も多くの商用リモートセンシング衛星を利用する都市となり、全国でも4位にランクされています。

 

眉山は昨年、「衛星産業発展計画(2024-2030年)」を発表し、2030年までに国際競争力のある衛星産業クラスターを構築し、100億元(約13億9000万米ドル)を超える産業規模を目指すという戦略的ロードマップをまとめました。

 

この野心的な目標を達成するため、眉山は重点産業プロジェクトの開発を積極的に進めています。眉山天府新区(Meishan Tianfu New Area)にある Western China Satellite Industrial Park(中国西部衛星産業パーク)が2024年12月30日、正式に本格稼働を開始しました。今回の大会では、新たに9社が同パークに加わる契約を締結し、新たに1つの科学技術革新プラットフォームが発表されました。現在までに、同パークは合計26社の衛星関連企業と5つの科学研究プラットフォームを誘致しました。2028年までに、眉山の衛星産業の規模は50億元を超えると予想されています。

 

一方、中国南西部で最大の商用衛星部門専用データセンターであるHuantian Cloud Smart Computing Centerがまもなく稼働を開始します。このセンターは、衛星産業部門の発展を妨げる3つの大きなボトルネック、すなわち不十分なコンピューティングパワー、限られたストレージ容量、低いアプリケーション効率に対処することを目的としています。

 

この新しいインフラの所有者であるHuantian Wisdom Technology Co., Ltd.のYang Zhenyu副ゼネラルマネジャーは「これにより眉山の航空宇宙産業レイアウトの最後の部分が完成し、眉山が衛星の研究開発、監視と制御、アプリケーション、データ伝送の総合的な能力を持つ、中国でも数少ない場所の1つになることが期待されています」と述べました。

 

ソース:The Meishan Management Committee of Sichuan Tianfu New Area

 

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

眉山天府新区の一角を見渡す写真

衛星リモートセンシングシステムで作物の生育状況の分析をする眉山市天府新区のテクノロジー企業の技術者

このプレスリリースには、報道機関向けの情報があります。

プレス会員登録を行うと、広報担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など、報道機関だけに公開する情報が閲覧できるようになります。

プレスリリース受信に関するご案内

SNSでも最新のプレスリリース情報をいち早く配信中