【特集】予約なしで楽しめる万博! 芸術の秋は万博でアートを楽しもう

2025年9月3日

EXPO2025 News Vol.16

大阪・関西万博メディアセンター

【特集】予約なしで楽しめる万博! 芸術の秋は万博でアートを楽しもう

 

 大阪・関西万博の会場中央に位置する「静けさの森」。森の中に点在するアート作品が「未来への問い」を拓きます。「静けさの森 アートプロジェクト」は、予約不要で世界的なアーティストの作品が楽しむことできます。

 今回は、同プロジェクトのプロデューサーである宮田裕章テーマ事業プロデューサーの解説を交えながら、その魅力と会場での楽しみ方をご紹介します。

 

宮田裕章テーマ事業プロデューサー

 

 

「静けさの森 アートプロジェクト」について

 

 

 万博の会場中央に広がる「静けさの森」は、約2.3ヘクタールの敷地に大阪府内で間伐予定だった木々など約1500本を移植してつくられました。この森を舞台に展開されるのが「静けさの森 アートプロジェクト」。テーマ事業プロデューサー宮田裕章さん(企画・監修・共同キュレーション)、会場デザインプロデューサー藤本壮介さん(企画・監修)、ランドスケープデザインディレクター忽那裕樹さんやアートディレクターなどがワンチームとなって、アート体験やイベントをプロデュースしています。

 大阪・関西万博テーマウィークのうちの7テーマ(※1)に沿ってデザインされた、5つのアート、2つのセッションイベントを通じて、さまざまなアート体験や「いのち」について考える時間を持つことができます。

静けさの森 アートプロジェクト公式サイト https://forest-expo2025.jp/

 

(※1)「平和と人権」「未来への文化共創」「未来のコミュニティとモビリティ」「食と暮らしの未来」「健康とウェルビーイング」「学びと遊び」「地球の未来と生物多様性」

 

 

「静けさの森」と「大屋根リング」 ― 空を見上げる体験から始まる未来

 

 

 万博会場をぐるりと囲む「大屋根リング」は、大阪・関西万博を象徴する存在です。眼下には世界各国のパビリオンが集まり、遠くには瀬戸内海や大阪の街並みが広がることで、「多様でありながら、ひとつ」というコンセプトを、歩きながら実感出来る建築として、今も多くの来場者の方にお楽しみ頂いています。

 

 そしてその中心に位置する「静けさの森」は、会場の喧騒の中にあって、ひときわ静かで落ち着ける場所です。宮田プロデューサーは、この森を「『大屋根リング』と対をなして設置された、この万博の象徴的な存在」であり、「万博を一時的な熱狂で終わらせず、未来に開かれた存在とするための装置」として位置づけます。さらに、「(森の中に点在する)アートは未来への問いを拓く触媒」であり、この森でのアート体験を通じて、「答えを一つに定めるのではなく、多様な未来を感じ取った人々が、それぞれに自らの問いを立ち上げ、未来を拓いてほしい」と話します。

 

 また、宮田プロデューサーは「空を一緒に見ること自体が共鳴の装置になっている」とも語ります。「『大屋根リング』のカーブが切り取る空」「『静けさの森』やそこに点在する作品に映り込む空」、そして「森の一角に位置するパビリオン『Better Co-Being』でのぞく空」。それぞれを通じて「異なる背景を持つ人々が共鳴し、同じ空を見上げて未来を一緒に考えてほしい。」とメッセージを残してくれました。

 

 いよいよ芸術の秋。「大阪・関西万博」会場のシンボルとして圧倒的な存在感を放つ「大屋根リング」の中心に位置する「静けさの森」を訪れ、そこでのアート体験を通じて「いのち輝く未来社会のデザイン」に思いを巡らしてみては如何でしょうか。

 

 

「静けさの森 アートプロジェクト」作品のご紹介

 

 「静けさの森 アートプロジェクト」では、世界的なアーティストによる作品が、森の自然環境と呼応するように配置されています。天候や時間帯によってその姿を変え、訪れるたびに異なる表情を見せるのが特徴です。「静けさの森 アートプロジェクト」で体験できるアートは以下の通り。これ以外にも、同プロジェクトの一環として、さまざまなセッションイベントも計画されています。「未来への問いを拓く触媒」としてのアート体験にご注目下さい。

 なお、公式サイトや宮田プロデューサーのnoteでは、作品ごとの詳細や制作背景など、より深く知ることができます。作品について理解が深まるほど、現地で目にする景色や感じ方も変わります。ぜひチェックしてみてください。

●静けさの森 アートプロジェクト公式サイト https://forest-expo2025.jp/

●宮田プロデューサー「note」 https://note.com/vcca/n/n7378bb11c1f0

 

レアンドロ・エルリッヒ 「Infinite Garden – The Joy of Diversity

鏡の反射を使い、植物や空間が無限に広がるように見えます

オノ・ヨーコ 「Cloud Piece

空を映す仕掛けを通して、未来を想像することを促します

ステファノ・マンクーゾ and PNAT The Hidden Plant Community

植物の営みを音と光で可視化します

ピエール・ユイグ 「La Déraison」「Idiom

触ると人肌のように温かく感じる場所がある彫刻や、パフォーマンスを通じて「境界」を問いかけます

トマス・サラセーノ 「Conviviality

雲や巣のような構造物に多様な生き物が集まり、「共に生きる喜び」を象徴しています

 

(写真:左上から❶❷❸、左下から❹❹❺)

 

 

「静けさの森 アートプロジェクト」関連アート作品のご紹介

 

 「静けさの森」の中に立てられたシグネチャーパビリオン「Better Co-Being」においても、このアートプロジェクトのコンセプトが通底しています。宮田プロデューサー自身が、テーマ事業プロデューサーとして手がけるこのパビリオンは、屋根や壁を持たない開かれた空間で構成され、自然と響き合いながら来場者に未来を考えるきっかけを提供します。ここでは雨や日差し、虹といった気象の移ろいが作品と響き合い、訪れるたびに異なる表情を見せます。そういった偶然の要素を取り込みながら、「静けさの森」アート作品群と同じく、「未来への問いを拓く触媒」としてのアートを体感できます。この、シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」で体験できるアートは以下の通り。

 これらアートが楽しめる、「Better Co-Being」Sequence3「人と未来の共鳴」エリアでは、毎日、朝と夜の2回、予約不要の自由観覧時間も設定されています。開催時間や休止日、観覧の際の注意点など、詳細については下記URLをご参照ください。

●「Better Co-Being」 公式サイト https://co-being.jp/expo2025/experiences/
●「Better Co-Being」Sequence3「人と未来の共鳴」エリア自由観覧 https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250719-01/

 

塩田千春 「言葉の丘」

キャノピーから吊り下がる赤い糸の中に、複数の言語で書かれた文字が浮かび上がります

宮島達男 「Counter Voice Network - Expo 2025

9から1まで複数の言語を用いてカウントダウンが鳴り響く作品。0の際は無音になり、静寂が流れます

宮田裕章 with EiM 「最大多様の最大幸福」

キャノピーに沿って約400本のワイヤーが吊り下げられ、それぞれに不規則にクリスタルが取り付けられています

宮田裕章 「共鳴の空」

「最大多様の最大幸福」に人工的な雨を降らせ、虹を出現させようという試み

 

(写真:左から❶❷❸)

 

 

会場内にはまだまだアートが盛りだくさん!

 

 「静けさの森 アートプロジェクト」で体験できるアート以外にも、大阪・関西万博会場内には、国や地域、民族など多様なバックグラウンドを持つ国際的アーティストによる21のパブリックアート作品が展示されており、予約なしでお楽しみいただけます。会場を巡りながら多くの作品に触れていただくことで、万博全体がひとつの「アートの舞台」であることを実感できるはずです。

● パブリックアート 公式サイト https://www.expo2025.or.jp/future-index/art/publicart/

 

 

 

※9月15日(月)以降開催 主な催事会場でのイベント情報(一部)

開催日時、内容は告知なく変更する場合がございます。 最新情報はこちらから、イベント名を入力してご確認ください。

https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events

 

ナショナルデー

 

「大阪・関西万博」の会期中、ほぼ毎日繰り広げられる「ナショナルデー」。

国ごとにテーマを定め、公式式典や多彩な文化プログラム、パレードなどが開催されています。

9月15日(月) セルビア共和国

9月16日(火) カメルーン共和国

9月17日(水) バルバドス

9月18日(木) バーレーン王国

 

 

展示

 

「【大阪ウィーク~秋~】Back to EXPO’70

~もう一度、あの万博へ。1970年万博を、映像空間で完全再現!~

 

 

日時:9月16日(火)・17日(水)10時~20時(17日は18時まで)

場所:フューチャーライフゾーン ギャラリー WEST

内容:

大阪公立大学研究推進機構 橋爪 紳也教授監修のもと、最新の3DCG技術を駆使した、4面のプロジェクションマッピングにより、当時の大阪万博のパビリオンや会場風景を没入感あふれる映像空間を提供します。本イベント限定スタンプや来場者アンケート特典もご用意しました。加えて、本年5月に、国の文化審議会において、太陽の塔の重要文化財指定の答申が出されたことを記念して、ギャラリーWEST屋外に「太陽の塔まるごと体感ブース」も設置します。太陽の塔の竣工図のほか、内部展示物や、当時の映像などご紹介します。

URL https://www.expo-osaka2025.com/osakaweek/regular/event/0915_fuminbunka.html

 

「「測る」を通して地球の環境を守る」

 

 

日時:9月18日(木)10時~21時

場所:フューチャーライフゾーン フューチャーライフヴィレッジ

内容:

多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共に創り上げていくことを目指す取り組み「TEAM EXPO 2025」プログラムの一環。広島県内の計量証明事業所が集まった団体「広島県環境計量証明事業協会」が中心になって開催するイベント。ニュースで話題のダイオキシン類、アスベスト、PFOS・PFOAなどの化学物質の分析方法や、どうやって精度を維持管理しているか等の展示を通じて、環境問題をデータで科学的に考える契機を提供します。測定の体験参加企画もご用意しています。

URL https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events/8d493f4a-ba7c-4858-acd1-e4d27a150886

 

 

アート

 

「【ドミニカ共和国】TRANSCENDENCE(トランセンデンス)」

 

日時:9月9日(月)~9月20日(土)時間未定

場所:エンパワーリングゾーン フェスティバル・ステーション

内容:

ドミニカ共和国のアーティスト、フアン・トリニダッドによる彫刻展。「Transcendence(超越)」と題されたこの展覧会では、「ハイパーコネクテッド」というコンセプト・テーマに沿って厳選された25点から30点が展示されます。最も大きな作品で、高さ最大2.5メートルに及びます。不要となった木材が芸術によって再生される過程を描き、「再生」「持続可能性」「文化的つながり」といった価値を象徴的に表現します。字幕付きの映像インスタレーションやオープニングイベントも予定しています。

URL https://www.expovisitors.expo2025.or.jp/events/e89c0cd2-caa0-4aee-9aa5-4de0515eeaa3

 

 

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