積水ハウス、 都市の緑地をつなぎ環境に貢献する高層オフィスビル「赤坂グリーンクロス」

「第24回 緑化技術コンクール」で国土交通大臣賞を受賞

積水ハウス

2025年10月17日

積水ハウス株式会社

 積水ハウス株式会社(以下「積水ハウス」)と日本生命保険相互会社が事業主となり開発し、2024年5月1日に竣工した高層オフィスビル「赤坂グリーンクロス」(以下「当物件」) が、公益財団法人 都市緑化機構が主催する「緑化技術コンクール」において 最上位の“国土交通大臣賞”を受賞しました。

 

 

 

 「緑化技術コンクール」は、気候変動への適応、2030年ネイチャーポジティブの実現、官民連携による居心地の良い空間づくりやにぎわい創出等の実現に資する緑化技術について、積極的に取り組み、優れた成果をあげている民間企業、公共団体、個人等を表彰するものです。本賞には、「緑化施設部門」と「特設テーマ部門『GREEN×EXPO 2027 (国際園芸博覧会)』に向け、日本から発信する緑化を支える新たな技術」の2部門があり、当物件は「緑化施設部門」での受賞となります。

 

 当物件は、公開空地である「森のゲート」や、輻射熱抑制と多様な植栽構成の壁面緑化を有する緑化施設を備えた高層オフィスビルで、高さ150mまで連続する壁面緑化ファサードと、意匠・構造・設備と融合した都市環境に貢献する高度な緑化技術が高く評価されました。

 立地特性を踏まえ、まちとまちを緩やかにつなぐと共に、周辺の緑との連携を意識した圧倒的かつ多様な緑量の空間を実現し、都心にいながらも森の中にいるような安らぎを街に提供しています。さらに、グリーンインフラとしての大地と緑の形成、超高層ビルにおける壁面緑化ファサードへの挑戦、それらを恒久的に維持する管理手法の構築にも取り組んでいます。

 積水ハウスは、今後も環境に配慮したまちづくりや都市づくりの豊富な経験とノウハウを生かし、豊かな都市生活の実現に貢献してまいります。

 

建物概要

所 在 地 :東京都港区赤坂二丁目4番6号

交  通:東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結

                 東京メトロ丸ノ内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結

主要用途:事務所、店舗、育成用途、駐車場等

規  模:地上28階・地下3階、建物高さ150m

敷地面積:約5,990 ㎡

延床面積:約73,450㎡

緑地面積:約2,300㎡(壁面緑化含まず)

 

第24回 緑化技術コンクール受賞作品詳細

作 品 名 :「赤坂グリーンクロス(東京都港区)」

受賞者名:積水ハウス㈱/日本生命保険相互会社/㈱日建設計/大林・錢高・岩田地崎 建設共同企業体

     /箱根植木㈱/㈱日比谷アメニス

概  要:当物件は、総合設計制度を活用した高層オフィスビルであり、

     公開空地「森のゲート」や、輻射熱抑制と多様な植栽構成の壁面緑化を有する

     緑化施設を備えています。高さ150mまで連続する壁面緑化ファサードと、

     意匠・構造・設備と融合した都市環境に貢献する高度な緑化技術が高く評価されました。

 

≪特徴的な技術≫

①健全な緑化を支えるグリーンインフラとしての「大地」

<外構全面に広がる植栽基盤が緑のボリュームを育み街を冷やす>

 

 

東京メトロ溜池山王駅直結の駅まち一体型開発で整備された本計画は、外構のほとんどが地下躯体上の人工地盤となっています。将来にわたってボリュームある緑を健全に育てていくためには、大樹がしっかりと根を張る充実した植栽基盤が不可欠です。そこで、外構全体を「大地」と位置づけ、全面を標準で約1.5mの植栽基盤(排水層+人工土)で覆い、その上に必要最小限の舗装を施すことで、植栽地の最大化を図りました。

 

②意匠・構造・設備と融合した都市環境に貢献する高層ビルの壁面緑化

<地上から建物頂部まで連続する高層ビルの壁面緑化ファサード>

 

 

 極細の構造ブレースを意匠的に構築し、その間隙を生かして建物の吸排気機能を内包させました。この構成に壁面緑化を組み込むことで、植物のレイヤーを通した新鮮な空気を内部に取り込み、街に対しては輻射熱を抑制しつつ多様性ある植栽構成で表情豊かなファサードを生み出しました。

 

③恒久的な緑化維持のための管理手法の構築

<施工段階からの関係者連携による管理のしやすさの追求>

 

 

地上部においては、大樹の剪定などを容易に行えるよう、高所作業車の乗り入れを予め想定し、広場や緑道の舗装については必要な幅員と強度を確保しています。壁面緑化については、通常のメンテナンスは内側のメンテナンスデッキに立馬を設置して作業を行い、スポットでの補助的なメンテナンスにはゴンドラを使用し外側から対応するという管理手法を採用しています。

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