ダイキン工業株式会社は、エアコンや空気清浄機などの製品だけでなく、空気にまつわる課題、お困りごとや素朴な疑問をお客様と一緒になって徹底的に検証する『ダイキン 空気のお悩み調査隊』を昨年６月に発足し活動しています。

　節電１年目は、緊急対策としてあらゆる方策を行い無理のある節電を実施した方が多かったようです。２年目の今夏は、ツボを押さえた、メリハリのある「賢い節電」をしたいというご家庭が多く、最も節電したい場所に「リビング・ダイニング」を挙げていることが当社の調査でも明らかになりました。

　今回の調査隊は、家庭内で最も電力を消費するリビングでのエアコンの「節電」をテーマに設定しました。節電効果を「見える化」することによって、実際に人が住む住居を対象に「節電対策なし」と「節電対策あり」で消費電力を測定し、どれほど効果があったのかを検証しました。今回は、リビングの節電にお困りのご家庭に調査隊がお邪魔し、さまざまな節電対策を実践してきましたので、下記のレポートをご覧ください。

　この実証結果は、『ダイキン 空気のお悩み調査隊がゆく！』として、当社のホームページ上でも発信してまいります。（ＵＲＬ：http://www.daikin.co.jp/kuuki/）

　今後も“節電”に留まらず、様々なテーマで実証試験をしていきます。空気の専門家として、空気のお悩みごとを皆様と一緒に考え、検証・実証していく調査隊のこれからの活動にご期待下さい。

【概　要】

１．テーマ設定の背景～主婦１００人に聞いたエアコン節電意識より

主婦１００人に聞いたエアコン節電意識では、約８割の主婦がもっとも節電したい場所に「リビング」と回答しました。リビングは「たくさんの家電が集中していること」や「家族が一番長く過ごす場所」「エアコンを一番使う場所だから」などの回答が多く、消費電力量の高いリビングだからこそ節電効果が大きいと感じているようです。今回、リビングを重点的に節電することが、家族にとって最も効果的な節電につながると考え、「リビングの節電対策と効果」をテーマとしました。

２．実証実験について

今回は一般家庭（大阪府尼崎市/S様邸）にお邪魔し、奥様と一緒に「リビング」での節電効果を確かめました。

実験①：４つの対策（フィルター掃除、室外機の周りを風通しよくする、カーテンを閉めて日射遮蔽、＋２℃設定）で、約１５％の節電効果が得られました。

実験②：節電の効果の「見える化」では、フィルター掃除をすると風速が1.5倍アップし、西日対策としてカーテンを閉めた（または遮熱フィルムを窓に貼る）結果、１０℃以上の温度差が確認できました。

【ご参考】 ダイキン空気のお悩み調査隊がゆく！ http://www.daikin.co.jp/kuuki/

　　　　　 空気のライブラリ（空気感調査） http://www.daikin.co.jp/kuuki/library/

　　　　　 エアコンの節電対策に関するサイト http://www.daikin.co.jp/setsuden/