バロックジャパンがレクトラファッションPLMを採用

バロックジャパンリミテッドが主要ブランド「マウジー」でレクトラファッションPLMを採用、6月から実稼働を開始。年内には「スライ」を始め、他ブランドにも導入を拡大する。

2012年9月26日

レクトラ・ジャパン株式会社

バロックジャパンがレクトラファッションPLMを採用

「マウジー」の商品開発と社内コミュニケーションの効率化を図る

年内には他ブランドにも導入を拡大、グローバル戦略に拍車をかける

2012年9月26日、パリ発: ソフトマテリアル(布、皮革、産業繊維、複合素材)向け統合ソリューションのグローバルリーダー、レクトラは、バロックジャパンリミテッドが主要ブランド「マウジー」でレクトラファッションPLMを採用、6月から実稼働を開始したと発表しました。年内には「スライ」を始め、他ブランドにも導入を拡大する予定です。

バロックジャパンリミテッドは、競争の激しいヤングレディス市場で業績を伸ばし続けており、前期(2012年1月期)で売上高551億円(前期比25%増)、営業利益は約70億円を記録しています。

「国内外のベンダーを10社以上調査し、最終的にたどり着いたのがレクトラでした」と、田中淳財務業務本部情報統括室室長は言います。「レクトラとは初めての取引ではありましたが、アパレルに特化したツールであること、また、グローバルに事業展開していることを評価し、導入を決めました。短期間で設計と実装が完了し、予定通り6月にマウジーで実稼働を開始できました」(同)

PLM導入前、バロックジャパンではプロセスの改善点を洗い出すための綿密に社内調査を行いました。そこで、問題の原因が、実は川上作業である商品開発と社内コミュニケーションにあることがわかりました。

トレンディなファストファッションで積極的な事業拡大を進め、急成長を続ける同社は、ブランド数、商品数が増え続けていました。レクトラファッションPLM導入前は、表計算ソフトで商品リストを管理し、そこから出荷情報や販促用の情報を個別に作成し、MDにメールで送信していました。また、マウジーのチーム内でも、情報共有が確立されておらず、作業の重複も発生していました。

PLM導入後、すぐに書類作業が激減し、個々の担当者の作業内容が明確になりました。「業務の可視化が実現したことで、次はプロセスのさらなる効率化とリードタイム短縮を目指しています。また、これまでのようにMD向けに個別に商品情報を作成、送付するのではなく、MD自身がPLMにアクセスし、必要な情報を必要なタイミングで手に入れることができるようになりました」(同)。これらは、同社の中国での販売体制強化にもつながると考えられています。

バロックジャパンでは、社内の開発プロセスやコミュニケーションを効率化し、中国市場への積極的な事業拡大の基盤強化を図っており、店舗数を19店(6月末)から、来期(2014年1月期)期末には100店に拡大する計画です。

佐渡功取締役最高財務責任者は次のようにコメントしています。「我々のビジネスモデルの特徴は、常に鮮度の高い商品を週に2回から3回、店舗に届けるところにあります。当然、競争が激化する中国において成功する上でも、商品の企画・開発から店舗納入に至る一連の商品供給プロセスを支える情報インフラの整備は必要不可欠です。国内事業をより強固・盤石なものにするとともに、海外事業を同時に成功に導くには、グローバルな観点でのプロセス整備と情報フローの効率化が重要だと思っています」

また、レクトラCEOダニエル・アラリは次のようにコメントしています。「景気の回復が遅れ、厳しい市場競争の中で成功を勝ち取るには、市場の変化に柔軟に対応するための優れたプロセスとツールが必要です。我々が40年かけて積み重ねてきた知識と経験が、バロックジャパンに貢献できたことを心より嬉しく感じています」

「PLM導入成功の鍵は、社内およびテクノロジーパートナーとのコミュニケーションです。社内調査を通じて、業務担当チームと共に課題を確認し、共有しました。レクトラとも同様に、課題を共有し、ともに取り組んだことが成果に結びついたと考えています」(前出・田中室長)

■バロックジャパンリミテッドについて

バロックジャパンリミテッドは、主要ブランド「マウジー」「スライ」等を軸に、109系ファストファッションビジネスで国内のヤングレディスアパレルを牽引するSPA(製造小売業)です。外部の人材を積極的に活用するとともに、MDや店舗の開発・運営に新しい手法を取り入れ、多角化戦略をスピーディーに展開しており、2008年は低価格指向に合わせたマス向け業態「アズール・バイ・マウジー」、翌年は百貨店の若年層開拓に向けた「シェルター」、その後も高感度ファミリー向け「ロデオクラウンズ・ワイドボウル」や高感度な大人向けの「エンフォルド」を続々と立ち上げています。同社は2011年を「グローバル元年」と位置付け、2014年1月末には中国での店舗数100店を目指しています。

詳細については、http://www.baroque-global.com/global/jp/ をご覧ください。

■レクトラについて

レクトラは繊維や革などのやわらかい素材を扱う各業界の製品デザイン・開発・製造の自動化・合理化および加速化を支援する統合ソリューションのグローバルリーダーです。高度な専門ソフトウェアや裁断システムを開発し、ファッション(アパレル・靴・バッグ等)、自動車(シート・内装用品・エアバッグ)、航空宇宙、船舶、家具など多彩な市場に関連するサービスを提供しています。レクトラは、100カ国以上、23,000社を超える顧客に製品・サービスを提供しています。2011年度の売上は約230億円、従業員数は1,350名です。レクトラはNYSEユーロネクストに上場しています。

詳細については、www.lectra.co.jp (日本語版) www.lectra.com(英語版) をご覧ください。

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プレスリリース添付画像

レクトラファッションPLMを採用した「マウジー」ショップ風景

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