浦添市美術館 企画展開催のお知らせ 「南への風~沖縄・台湾~ 近代沖縄の美術・工芸」

浦添市美術館

浦添市美術館(館長 宮里正子)では、近代沖縄の美術・工芸の様相に迫ることを目的とし、明治以降から戦前期までに制作された漆器や陶器、染織品といった工芸分野の作品を中心としながら、本土の美術家が制作した絵画、写真等も含めた企画展示「南への風~沖縄・台湾~ 近代沖縄の美術・工芸」を開催します。

平成25年12月6日(金)

浦添市美術館

「南への風~沖縄・台湾~ 近代沖縄の美術・工芸」

浦添市美術館 企画展開催のお知らせ

浦添市美術館(館長 宮里正子)では、近代沖縄の美術・工芸の様相に迫ることを目的とし、明治以降から戦前期までに製作された漆器や陶器、染織品といった工芸分野の作品を中心としながら、本土の美術家が制作した絵画、写真等も含めた企画展示「南への風~沖縄・台湾~ 近代沖縄の美術・工芸」を開催します。明治以降の沖縄では、日本本土から人やものの流出入が盛んになり、工芸品の技術や文様に大きな変化がおこりました。沖縄は日本同化政策の一方で、憧れの対象である南国としてとらえられるなど、美術や工芸もそれらを取り巻く状況も、激しく変動した時代でもありました。この激動の時代の美術や工芸品100点余りを、社会の変化の様子と共に紹介することが本展のコンセプトとなっています。今回は特に今まで知られていなかった高雄市立歴史博物館(台湾)所蔵の沖縄関係資料などを借用展示し、歴史的に深いかかわりを持つ台湾―沖縄の文化交流を深める契機となることを目指します。

名称:南への風~沖縄・台湾~ 近代沖縄の美術・工芸 

会期:平成26年1月17日(金)~2月16日(日)

共催:台北経済文化代表処那覇分処・琉球新報社・沖縄テレビ放送

特別協力:高雄市立歴史博物館(台湾)

後援:沖縄県・沖縄県教育委員会・NHK沖縄放送局・ラジオ沖縄・FM沖縄・エフエム21

観覧料:一般800円 大学生500円 高校生以下無料 ※20名以上は、団体割

特別講演会:1月17日(金)14時~ (無料) 「台湾の漆芸と沖縄」    講師:黄麗淑  (台湾漆芸史研究家)      

:1月26日(日)14時~(無料)「昭和戦前期の沖縄と美術」 講師:鈴木勝雄(東京国立近代美術館 主任研究員)

■南への風~沖縄・台湾~ 近代沖縄の美術・工芸 展示構成

<導入―近代という時代>

・近代沖縄の時代背景・・・写真など

<産業振興の時代>

・県の動き…石澤兵吾『琉球漆器考』、県農業試験場『花草類真写図』など

・内国勧業博覧会、商工省公募展などへの出品…図録、類品、写真など

・工業学校など学校設立…写真、工業学校の記念品、講師の作品など

・沖縄県工業指導所…作品(沖縄漆工芸組合のモダンデザイン漆器)など

<変わる沖縄と工芸技術>

・寄留商人、問屋の動き…琉球古典焼、南蛮焼、漆器など

・新素材、流入する新技術…焼物(掻き落とし・盛り付けなどの技術、コバルト釉など)…織物(機、柄、泊絣・宮古上布など)

・日本化…和装の普及、織物・漆器の日本的なデザイン

<南国へ、南国から>

・明治~昭和初期に来沖・渡台した美術家・工芸家の作品、

撮影された写真と民藝の作家の作品 …藤田嗣治、伊藤清永、芹沢けい(かねへんに圭)介、濱田庄司、木村伊兵衛、坂元万七など

・民藝一行の収集作品:漆器、うちくい、厨子甕など

・観光パンフレット、絵葉書

・南国モチーフの漆器などのデザインの変化と土産品

<沖縄~台湾の交流>

・高雄市立博物館所蔵漆器や焼物など沖縄からの移出工芸品

・理研新竹工場(生駒弘や沖縄の職人)と台湾漆器

・台湾での動き…沖縄の移住者の活動など

企画展に関するお問合せ 浦添市美術館 TEL:098-879-3219 担当:岡本 又吉

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プレスリリース添付画像

チラシ裏「「南への風~沖縄・台湾~近代沖縄の美術・工芸」」

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