多くのお母さんが入園後、病院に行くことが多くなると実感

ファイザー

2014年2月17日

ファイザー株式会社

多くのお母さんが入園後、病院に行くことが多くなると実感

~入園前の予防接種の確認はかかりつけ医に~

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梅田 一郎)は、「子ども予防接種週間」(3月1日~7日)を前に、全国の0歳~5歳のお子さんを持つお母さん2,470人を対象に「お子さんの入園準備と健康」に関する意識調査を実施しました。

保育園、幼稚園などで多くの他のお子さんと接するようになると、病気の原因となる細菌やウイルスをうつしあってしまいます。実際、入園後に、多くのお母さんが「熱が出やすくなる」「咳が増えた」などのお子さんの体調の変化を実感しています。

そこで今回、入園の前と後でお子さんの健康にどのような変化があるのか、また、入園前にどのような準備をしたのかなど、その実態を調査しました。

その結果、保育園、幼稚園ともに入園後にさまざまな病気の症状が増えており、病気治療のための通院回数も入園後に1.6倍にも増えていることがわかりました。入園前に病気予防の対策のひとつとして、ワクチンチェックをしておくことの大切さが改めて浮き彫りになったといえます。

【意識調査の概要】

調査対象と方法: 全国の0歳から5歳の子どもを持つ母親2,470人を対象としたインターネット調査

         注1) 入園前児童: 保育園 533人 幼稚園 932人

            入園後児童: 保育園 288人 幼稚園 717人

調査時期: 2014年1月10日~16日

注1)参考:年齢別在園者数

   保育園:0~2才児773,000人(全対象年齢児の24.4%) 3~5才児1,350,000人(同42.2%)

   幼稚園:0~2才児        0人(同0%)          3~5才児1,497,000人(同50.0%)

   *内閣府資料による(平成23年4月1日現在)  

【調査結果のサマリー】

・入園すると病院に行く回数が1.6倍に

 入園前の平均通院回数は4.4回であるのに対し、入園後は7.2回と1.6倍に増加

・多くの母親が入園後にお子さんの体調不良を実感

 入園後に「発熱、咳、鼻水」などの症状が入園前に比べて2~3倍に増加

・入園前の心配ごとは、生活習慣とともに「病気をもらってこないか」に関心が高い

 入園前に心配していることとして、保育園児では「病気をもらってこないか」が一番の関心事(71.5%)。幼稚園児では「自分でトイレができるか」「好き嫌いなくごはんが食べられるか」「友達ができるか」といった生活面への関心と同じくらい「病気をもらってこないか」を心配

・ほとんどの母親が入園前にワクチン履歴を自分で確認

 入園前にワクチンの接種歴を確認している人は77%。そのほとんど(96%)が自分で確認しており、かかりつけの病院で確認している人は11%に留まった。

■入園後、病院に行く回数は1.6倍に増加

 2013年4月から12月までの間(9か月間)に病気治療のために通院した回数は、入園前の子どもたちの平均通院回数が4.4 回なのに対し、入園後の子どもたちは7.2回と1.6倍になっていることが分かりました(図1)。

 入園後の子どもたちのうち、約3分の1(33%)が9か月の間に10回以上通院し、20回以上通院した子どもも10%に上りました(別添Q2)。また、入園してから9か月の間に実際に増えた症状を尋ねたところ、特に「鼻水・鼻づまり」「咳」「発熱」などの症状に関して「非常に増えた」「増えた」と回答しているお母さんが多く、どの症状についても入園前のお子さんに比べて、2~3倍に増えている傾向が見られました(図2)。

■入園前に心配していることは幼稚園では生活習慣、保育園では病気

 入園前のお子さんを持つお母さんに「入園前に心配なこと」を尋ねたところ、「病気をもらってこないか」といった心配が「自分でトイレができるか」「好き嫌いなくご飯が食べられるか」などの生活習慣と同様に高いことがわかりました(図3)。

なお、幼稚園入園前では「自分でトイレができるか(73.3%)」といった生活面に関する心配が多く聞かれましたが、保育園に入園するお子さんについては「病気をもらってこないか(71.5%)」が一番の関心事となっていました(別添Q3)。

しかし、実際に行った入園準備を尋ねたところ、生活面については「トイレトレーニング(50.8%)「早寝早起きの習慣づけ(38.7%)」「着替えの練習(38.7%)」「挨拶の練習(33.5%)」などは積極的に行われている一方で、「病気の予防・病気対策」を行った方はわずかに17.5%でした(図4)。

■ほとんどのお母さんが入園前にワクチン履歴を自分でチェック

 保育園・幼稚園に入園後のお子さんを持つお母さんのうち、77%が入園前にワクチンの接種歴を「確認した」と回答しましたが(図5)、そのほとんど(96%)が「自分で確認した」と回答しており、お子さんのかかりつけの病院で確認した人は11%に留まっていました(図6)。

 このことから、お子さんの年齢に応じた予防接種の種類や必要な回数、あるいは予防接種制度自体の変更など外部環境の変化を十分把握することができないまま、予防接種を完了したと思い込んでいるお母さんが想像以上におられることが懸念されています。

この結果を踏まえ、集団生活における健康管理と入園前に確認したい健康チェックについて、千葉大学医学部附属病院の石和田稔彦先生にアドバイスをいただきました。

「集団生活が始まると、子どもはさまざまな感染症にかかります。『病気をもらってこないか』との心配は、より低い年齢から集団生活に入る保育園のお母さんの方が、幼稚園のお母さんに比べて高いようですね。確かに小さな子どもの方がリスクは高いのですが、子どもたちが一緒に長い時間を過ごす集団生活という場は、どの年齢においても感染症のリスクの一因となります。感染症の中にはワクチンで予防できるものも多くあります。この数年で新しいワクチンが次々に導入されたり、定期接種になったりしています。この春から保育園や幼稚園に入園するお子さんを持つ保護者の方は、ぜひ、予防接種の接種歴をかかりつけの先生に見てもらって、接種しそびれているワクチンがないか、必要な接種回数が足りていないワクチンがないか、確認してもらってください。」

■「入園準備にワクチンチェックを!」キャンペーンを実施

 ファイザー株式会社は、お子さんをVPD(ワクチンで防げる病気)から守ってあげることの大切さを多くの保護者の方に知っていただくため、さまざまある入園前の準備のひとつとして、ワクチン接種歴のご確認をいただけるよう「入園準備にワクチンチェックを!」をスローガンとした啓発キャンペーンを実施しています。

 本キャンペーンでは、過去に子ども向け番組のパーソナリティーをつとめるなど保護者の方々にも親しまれており、自身も二児の父であるタレントの照英さんをイメージキャラクターに起用した啓発広告を、新聞・雑誌・電車内にて展開予定です。また、医療機関でのポスターの設置や、医療機関を通じた啓発用リーフレットの配布を行います。

 初めての集団生活となる保育園・幼稚園への入園を控えたこの時期、小さなお子さんを持つ保護者の皆様に、入園準備としてのワクチン接種の必要性に改めて気づいていただくためのメッセ―ジを発信してまいります。

■キャンペーンイメージキャラクター

 照英

 1974年4月生まれ。埼玉県出身。俳優、タレントとして、数々の番組に出演。NHK教育の「すくすく子育て」の司会などを務めるイクメンとしても人気を博す。

 2007年に第一子(長男)、2010年に第二子(長女)が誕生した。『親子で運動会を勝ちにいく5つのコツでグングン走れる。親子でやりきる一週間』(岩崎書店)を発売。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

キャンペーン ポスター

図1. 病院受診の回数

図2. 一年前に比べて増えた症状 「非常に増えた+増えた」

図3. 「入園前に心配なことは?」、図4. 「入園前に準備したことは?」

図5. 入園前の接種履歴確認状況

図6. 接種履歴を確認した人

「入園準備にワクチンチェックを!」 キャンペーン アイコン

「子どもと肺炎球菌.jp」 http://haienkyukin.jp/

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