Twitterで「妖怪ウォッチ」を口コミ調査!
ホットリンクのグループ会社であるホットリンクコンサルティングは、妖怪ウォッチに関する口コミ調査を行いました。その結果、妖怪ウォッチは子どもたちだけではなく、幅広い層に共感を呼んでいること、また、個性的でかわいいキャラクターを中心にブームになっていることが確認できました。
2014年8月15日(金)
株式会社ホットリンクコンサルティング
Twitterで「妖怪ウォッチ」を口コミ調査!
~ポケモン・ドラえもんとの比較で見えてきた、妖怪ウォッチ人気のポイント~
株式会社ホットリンク(代表取締役社長CEO:内山 幸樹、本社:東京都千代田区、証券コード:3680)のグループ会社である株式会社ホットリンクコンサルティング(代表取締役社長:成瀬功一郎、本社:東京都千代田区)は、ソーシャルリスニングツール「クチコミ@係長」を使って、妖怪ウォッチに関する口コミ調査を行いました。
その結果、妖怪ウォッチは子どもたちだけではなく、幅広い層に共感を呼んでいること、また、個性的でかわいいキャラクターを中心にブームになっていることが確認できました。
【 レポート詳細 】
小学生男子を中心に大ブレイク中の妖怪ウォッチは、2013年7月11日(木)に最初のゲームソフトが発売され、2014年1月8日(水)のテレビアニメ放送開始直後から徐々にツイート数が増加し、同年7月10日(木)の新作ソフト『妖怪ウォッチ2元祖/本家』発売でツイート数が急上昇しました。
■男子のポケモン vs みんなの妖怪ウォッチ/ドラえもん?
関連グッズが発売直後に即売り切れとなるなど、ポケモンに匹敵するほどの人気とも言われる妖怪ウォッチですが、妖怪ウォッチを制作した株式会社レベルファイブの日野晃博社長は、ドラえもんのような作品を目指していると各種インタビューで答えています(※)。
そこで、妖怪ウォッチ、ポケモン、ドラえもんの3つの作品について、ツイート数と投稿者属性を比較してみました。その結果、妖怪ウォッチのツイート数は、既にドラえもんと同程度まで増加し、ツイート数が最も多いポケモンの60%程度まで追い上げつつあることがわかりました。
また、2014年5月5日から同年8月5日までの3か月間のツイートについて、3つの作品に対する投稿者属性を比較したところ、性別においては、全作品において男性の割合が過半数でした。その中で、妖怪ウォッチ(43.6%)、ドラえもん(37.3%)、ポケモン(32.7%)の順に女性の割合が高く、年代においては、30代の割合が、妖怪ウォッチ(9.8%)、ドラえもん(8.2%)に対して、ポケモン(1.8%)と差がみられました。このことは、10代男性が約3/4を占めるポケモンに対して、妖怪ウォッチはドラえもんと同様に女性および20代以上の年代層にも一定の人気があることを意味しています。
■ツイートから見えてきた、妖怪ウォッチ人気の理由
次に、3つの作品に対する言及内容を比較したところ、3作品に共通する頻出ワードは「面白い」でした。また、妖怪ウォッチについては、「その人気や勢いがすごい」、「ジバニャンやコマさんなどのキャラクターがかわいい、好き」などの言及が多く、ポケモンについては、「ゲームのプレイが楽しい」、「伝説の強いポケモンが好き」、「○〇タイプに強いのは△△タイプ」、「ポケモンを強くするために努力値をアップ」などの言及が多くみられました。
さらに、妖怪ウォッチについて、年代ごとの言及内容を比較したところ、20歳未満は「問題が起きるのは、自分が悪いからではなく、妖怪の仕業だ、とする説明が馴染みやすい」、30代は「関連グッズを買いたいがどこにも無い!」、50代は「話題やネタが懐かしい」などの言及が多くみられました。20歳未満や50代の言及からは、年代ごとに支持されている理由が分かります。また、30代の言及からは、子どものために関連グッズを探し回っている親の姿が、それぞれ浮かび上がります。
総合すると、ポケモンが、ゲームプレイの楽しさや、強いポケモンに対する興味が話題となっているのに対して、妖怪ウォッチは、個性的でかわいいキャラクターを中心に、設定の親しみやすさや癒し、話題やネタの懐かしさ、関連グッズが入手困難なことによりさらに高まる所有欲求、などが幅広い層に共感を呼び、ブームになっていることが確認できました。
このように、ソーシャルメディアの口コミを利用することで、自社や他社の商品・サービスのどの部分がどのような生活者に評価されているのかを導き出すことが可能です。
なお、妖怪ウオッチは、今年の12月に映画が公開される予定です。年内に口コミ数においてもポケモンに匹敵または凌駕するほどの存在になるか、注目されます。また、妖怪ウォッチに関する言及の中には、「ストーリーや設定が日本の日常生活に即しているため親しみやすいが、海外への展開を考えた場合に、逆にそのことがネックになるのではないか」と危惧する意見も見受けられましたが、日本のポップカルチャーがアニミズム(多神教)的な世界観により海外で評価されているように、「日本生まれのかわいい妖怪たち」もポストポケモンとしてぜひ世界に羽ばたいてもらいたいですね。
(※)DIAMOND online 「『妖怪ウォッチ』の仕掛け人が語るヒットの“極意”―日野晃博・レベルファイブ社長インタビュー」
http://diamond.jp/articles/-/56267
妖怪ウォッチは株式会社レベルファイブの登録商標または商標です。
ポケモン・Pokemonは任天堂株式会社・株式会社クリーチャーズ・株式会社ゲームフリークの登録商標または商標です。
ドラえもんは株式会社小学館集英社プロダクションの登録商標または商標です。
■ソーシャルメディア分析ツール「クチコミ@係長」(http://www.hottolink.co.jp/kakaricho)
「クチコミ@係長」シリーズは、導入社数累計700社を超えるお客様にご利用いただいているソーシャルメディアの分析ASPツールです。
Twitter・ブログ・掲示板などソーシャルメディアに日々投稿される膨大な口コミ情報を、リアルタイムに収集・分析することが可能です。
ソーシャルメディアと、テレビやネットニュースの露出数との相関をみられるクロスメディア分析機能も搭載しています。また、「クチコミ@係長」の国内最大規模のソーシャルメディア・データベースや感情/属性分析エンジンはAPI方式で提供しています。(http://www.hottolink.co.jp/api)
■株式会社ホットリンクコンサルティングについて(http://www.hottolink.co.jp/consulting)
ホットリンクコンサルティングは、企業のマーケティング戦略立案・実現を目的としたビックデータ活用を、独自の視点で推進・強化・支援いたします。
企業にとって最適なデータ活用を実現するため、ソーシャル・ビッグデータをはじめとしたシングルソースのデータ分析から多様なデータを組み合わせたアドバンストアナリティクスの適用、そして予兆発見や需要予測への応用まで、ビジネス、アナリティクス、テクノロジーを融合させたコンサルティングを提供しています。
■株式会社ホットリンクについて(http://www.hottolink.co.jp/)
ホットリンクは、ソーシャル・ビッグデータを分析・加工し、ビジネスへの有効活用を支援するクラウドプラットフォームベンダーです。大量のソーシャル・ビッグデータをリアルタイムに検索・分析が可能な「クチコミ@係長」、及び風評をモニタリングする「e-mining」を、現在まで累計1600社以上に提供してまいりました。また同様に、ソーシャル・ビッグデータおよび、感情/属性分析エンジンを、APIを通じてサードパーティ向けに提供しています。また、2013年6月より金融分野では、日本企業初のBloomberg利用者向け金融ビッグデータ分析ツールを提供しています。
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このプレスリリースを配信した企業・団体
- 名称 株式会社ホットリンク
- 所在地 東京都
- 業種 ソフトウエア・SI
- URL http://hottolink.co.jp/
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