日本人免疫学者、岸本忠三氏がサウジアラビアのサルマン国王より名誉ある賞を受賞

キング・ファイサル国際賞

日本人免疫学者、岸本忠三氏がサウジアラビアのサルマン国王より名誉ある賞を受賞

AsiaNet 68080

リヤド(サウジアラビア)、2017年4月5日/PRニュースワイヤー/ --

大阪大学の岸本忠三(きしもとただみつ)教授は本日、王子、大臣、高官、思想的指導者、学者、科学者などのエリート諸氏が集う輝かしい式典において、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジーズ・アール=サウード国王より2017年度キング・ファイサル国際賞(King Faisal International Prize 2017)医学部門を受賞しました。

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大阪大学免疫学フロンティア研究センターの教授であり、大阪大学で名誉教授を務める岸本氏は、この名誉ある賞で自己免疫疾患に対する新しい生物学的療法の開発における大きな役割を認められました。

受賞にあたり岸本教授は、次のように述べました。「キング・ファイサル国際賞は、世界中の学問と研究の分野における努力を促すために授与されるものです。今年度は免疫学の重要性に目を向けている、この名高い賞を受賞できることを光栄に思います。この賞が、ヒトの免疫システムに関する理解をより高めるための研究主体の取り組みをいっそう強化することでしょう」

世界的に有名な免疫学者である岸本教授は、30年以上にわたる研究でインターロイキン-6(IL-6)、およびそのレセプターとシグナル伝達経路の発見に貢献しました。教授は、インターロイキン-6(IL-6)伝達経路の生理的機能と炎症性及び自己免疫疾患における役割を立証しました。この後、インターロイキン-6(IL-6)レセプターブロッキング抗体を生物学的療法にまで発展させ、関節リウマチ治療の初承認に向けたこの治療法の臨床開発を主導しました。

岸本忠三教授はまた、1998年に日本の天皇から文化勲章を受章、2012年にはタイ王国から王室勲章を贈られたほかいくつかの賞を受賞しています。

キング・ファイサル財団が創設し、1979年に初めて授与されたキング・ファイサル国際賞は、数々の重要分野における個人及び団体の際立った業績を表彰するものです。キング・ファイサル国際賞を受賞した科学者諸氏は、その後他の名誉ある賞を受賞しています。例えば、キング・ファイサル国際賞受賞者のうち18人がその後ノーベル賞を受賞、13人がガードナー国際賞(Gairdner Foundation International Awards)、11人がアメリカ国家科学賞(American National Medals of Science)、9人がラスカー医学賞(Lasker Medical Award)を受賞するなど、大勢が名だたる賞を受賞しています。

問合せ先: Nora Sankour +971(0)568797444、nora@hadathgroup.com

情報源:キング・ファイサル国際賞

(日本語リリース:クライアント提供)

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