ポケットに入る超音波診断装置「Vscan Extend (ヴィースキャン エクステンド)」新発売

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、救急や在宅診療をはじめ多くの医療現場で利用されている、ポケットに入る超音波診断装置「Vscan」シリーズの最新モデルとして、さらに医療の質とアクセス向上に貢献する機能を搭載した「Vscan Extend(ヴィースキャン エクステンド)」を7月7日から販売開始します。

2017年7月6日

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

ポケットに入る超音波診断装置

「Vscan Extend (ヴィースキャン エクステンド)」新発売

~プライマリ・ケアのニーズに応え、医療の“質”と“アクセス”を向上~

医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:多田荘一郎)は、救急や在宅診療をはじめ多くの医療現場で利用されている、ポケットに入る超音波診断装置「Vscan」(ヴィースキャン)シリーズの最新モデルとして、さらに医療の質とアクセス向上に貢献する機能を搭載した「Vscan Extend(ヴィースキャン エクステンド)」を7月7日から販売開始します。

Vscanシリーズは、簡易診断を必要とするさまざまな医療現場で、ポケットに入るコンパクトな超音波診断装置として高い評価を得ており、2010年の発売以来、日本国内の販売実績は5,200台を超えています(2017年4月現在)。その高い可搬性により、いつでもどこでもリアルタイムに画像化できるため、プライマリ・ケアをはじめとするさまざまな医療シーンで活用されています。訪問診療・往診といった在宅医療において患者さんのもとへ持ち運ぶことができることはもちろん、急性期医療においても、救命救急の現場で求められる早期診断やベッドサイドでの診療をサポートするなど医療の質の向上や効率化の一助となっています。さらに、診療科をまたいだ患者さんの情報共有や、ご家族とのコミュニケーションをサポートするツールとしても活用されています。

この度発売する新製品の「Vscan Extend」は、プライマリ・ケアにおけるVscanの活用シーンにさらにフォーカスした新機能を数多く装備しました。ディスプレイには5インチ液晶を採用(従来は3.5インチ)。プライマリ・ケアに求められる高い可搬性を維持しながら、診断時に重要な視認性を向上させました。また、スマートフォンと同じくタッチスクリーンによる操作となり、直観的な操作を実現。加えて装置の起動時間も最短1秒と高速化し、早期の診断が求められるシーンにおいてより迅速な患者さんへのアクセスを可能にします。さらに新機能としてWi-Fiにも対応。これによりDICOM規格によるサーバーへの画像転送はもちろんCloudを活用した画像共有も可能となります。このように、「Vscan Extend」は、プライマリ・ケアにおけるさまざまな専門分野の医師間はもちろん、多職種や多施設の連携にも活用できるポケット型超音波診断装置です。

ポケット型超音波診断装置「Vscan Extend (ヴィースキャン エクステンド)」

■「Vscan Extend」の主な特徴

5インチの液晶ディスプレイで視認性および操作性が向上

従来モデルの3.5インチから5インチ(約12.7cm)に大型化した液晶ディスプレイを搭載。これにより視認性が向上し、画像の観察が容易となりました。さらに、タッチスクリーン方式を採用することで、スマートフォン同様に直感的な操作を実現しています。本体サイズは168mm(縦)x76mm(横)x 22 mm(奥行き)、重さは441g(プローブを含む)と軽量で、白衣のポケットに入れて簡易に携帯できるコンパクトさを有しています。

素早いアクセスを可能とする高速起動

装置の起動時間は最速1秒*で可能となります。これにより早期の診断が求められるシーンにおいて、患者さんへのアクセスを向上することが可能です。

*主電源を切らずに装置が待機状態となった場合、10分以内の待機時間では1秒で起動。待機時間が3時間未満の場合は5~7秒、3時間以上の場合は45秒で起動。

診断をサポートするアプリケーション

「Vscan Extend」は診断の幅を広げるアプリケーションを標準搭載しています。残尿の感覚がない、あるいは薄れている患者さんを診察することも多いプライマリ・ケアの領域で広く求められる残尿量の計測アプリケーションは、半自動的に残尿量の体積を計測可能です。また、高齢者に多い心不全や肺炎を鑑別するために重要度が増している肺エコーの診断をレポートする機能(診断結果を肺全体の画像で目視的に表示)も搭載。将来的にはアプリケーションの拡張も可能となる予定です。

Wi-Fi + DICOM/Cloudで画像の共有が可能 ※

Wi-Fi対応が可能となりました。これによりDICOM規格の画像データをWi-Fiを経由してサーバーへ転送することが可能となりました。また、Cloudサービスにも対応するために簡便的に画像を共有することができます。現在の医療環境で求められている他施設および他職種の連携についても、画像の共有を行うことで簡便に行えるようになります。

  ※Cloudサービスは 2017年 9月以降に提供予定

好評の2 in 1方式プローブを搭載(リニア型/セクタ型)

「Vscan Dual Probe」(2014年6月発売)で採用した2 in 1方式プローブを装備。深部臓器用と表在臓器用の2本が必要なプローブを1本にまとめ、診察中のプローブの置き換え、付け替えの手間を省くことができます。このプローブ1本で心臓や腹部はもちろん表在血管や甲状腺、肺エコー(気胸)など、さまざまな領域について、高画質画像で描出します。

製品概要

製品名:       汎用超音波画像診断装置Vscan Extend

発売日:       2017年7月7日(金)

本体サイズ:     168mm(縦)x76mm(横)x 22 mm(奥行き)

画面サイズ:     5インチ

重量:        441g(プローブを含む)

バッテリー持続時間: 60分

保存・記録:     装置本体、パソコン、DICOMサーバー、Cloud

希望小売価格:    98万円(税抜)

初年度国内販売目標: 1,000台

医療機器認証番号:  第229ABBZX00030000号

GEヘルスケア・ジャパンについて

GEヘルスケア・ジャパン株式会社は、世界が直面する困難な課題解決に取り組むGEヘルスケアの中核拠点の1つとして、1982年に設立されました。国内に開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本のお客様のニーズにお応えする、先端的な医療技術ならびに医療・研究機関向けの各種サービスをお届けしています。CTやMRI、超音波診断装置などの医療用画像診断から、体内診断薬、細胞解析装置などのライフサイエンス(生命科学)まで幅広い分野にわたる専門性を駆使しながら、GEの世界戦略「ヘルシーマジネーション」で掲げる「医療コストの削減」「医療アクセスの拡大」「医療の質の向上」の実現を目指します。2017年4月1日現在の社員数は約2,000名、国内に本社および60カ所の事業拠点。ホームページアドレスはwww.gehealthcare.co.jp(ライフサイエンス統括本部:www.gelifesciences.co.jp

参考資料

PDF版プレスリリースの5、6枚目に「プライマリ・ケアおよびポケットサイズのエコーに関する医師を対象とした調査結果」を収載しております。

こちらよりダウンロードの上、ご参照ください。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

ポケット型超音波診断装置「Vscan Extend (ヴィースキャン エクステンド)」

ポケット型超音波診断装置「Vscan Extend (ヴィースキャン エクステンド)」

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ポケット型超音波診断装置「Vscan Extend (ヴィースキャン エクステンド)」

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