リアル脱出ゲーム×漢検『不思議な漢字洞窟からの脱出』を発表!

日本漢字能力検定(以下、漢検)を運営する公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区、代表理事:髙坂節三)は、日本語・漢字の普及啓発活動における新たな取り組みとして、2017年10月23日、遊んで漢字が好きになる小学校向け”能動的学修教材“『不思議な漢字洞窟からの脱出』を制作・公開しました。

2017年10月23日

公益財団法人 日本漢字能力検定協会

「リアル脱出ゲーム」初の“小学校向け” コンテンツ!

漢検とSCRAPが、学習指導要領に対応した

“授業で使える” オリジナル教材を共同制作

リアル脱出ゲーム×漢検『不思議な漢字洞窟からの脱出』を発表!

日本漢字能力検定(以下、漢検)を運営する公益財団法人 日本漢字能力検定協会(本部:京都市東山区、代表理事:髙坂節三)は、日本語・漢字の普及啓発活動における新たな取り組みとして、2017年10月23日、遊んで漢字が好きになる小学校向け“能動的学修教材“『不思議な漢字洞窟からの脱出』を制作・公開しました。

問題は、小学生に漢字を楽しんでほしいという想いから、「リアル脱出ゲーム」を生み出した株式会社SCRAPと共同で制作。9月25日に行った体験会では、多くの児童が終始楽しそうに漢字の問題に取り組んでおり、ほとんどの児童が終了後のインタビューで「漢字を好きになった」と回答しました。

内容は、小学校6年生の授業用教材として、小学校学習指導要領に沿って構成しており、「国語」だけではなく「総合的な学習の時間」にも対応できるよう設計されています。従来の1人で行う漢字学習の形式とは異なり、「リアル脱出ゲーム」ならではのチームで協力して謎を解いていく形式により、児童たちの漢字能力を伸ばすだけでなく、仲間と協働する力や課題解決力、情報分析力などを育てることができます。

※『不思議な漢字洞窟からの脱出』公式ページ:http://www.kanken.or.jp/kanken/realdgame/

■SCRAP初の小学校向け「リアル脱出ゲーム」!児童が「やってみたくなる」世界観を実現。

          

「リアル脱出ゲーム」で人気の株式会社SCRAPと共同で制作。今作は、SCRAPとして初の「小学校向けの授業用教材」となります。

SCRAPが得意とするプレイヤーを引きこむ物語構成や、ワクワクする謎などを取り入れることで、児童を楽しませながら、漢字の世界へ引きこみます。また、ゲーム中に用いるDVDからは、世界観に沿った音楽や映像が流れ、児童はゲーム感覚で漢字を楽しく学ぶことができます。

■児童の学習意欲を引き出せる、今までになかった教育支援教材。                               

「限られた授業時間内で、児童たちに成功体験をさせたい。」「漢字の面白さに触れてほしい。」「アクティブラーニングに対応した教材がほしい。」そんな教育現場の声にこたえるために、当協会は株式会社SCRAPと共同で、「小学校向けの授業用教材」として、漢字問題による「リアル脱出ゲーム」を制作することに決めました。

■日本漢字能力検定協会が監修。小学校6年生の授業用教材として制作。

                   

本教材は、小学校6年生の授業内での使用を想定して制作。問題はすべて漢字にまつわる内容で、小学校の6年間に修得する漢字を使用しています。謎解きは小問6つと大問1つから構成。「読み」「書き」「意味」「筆順」「熟語の構成」「同音同訓異字」といった、漢字を構成する要素にあわせた出題となっており、児童はゲームを通じて、漢字のさまざまな要素に触れることができます。

「国語」と「総合的な学習の時間」両方の学習指導要領に沿って制作され、小学校の授業で使用できます。「漢字能力」だけでなく、「仲間と協働する力・課題解決力・情報分析力」なども育成することができます。

■たった30分のゲームで、多くの児童が「漢字を好きになった」と回答。

                   

漢字の使い方に触れ、学ぶ楽しさを体感できるゲームになっており、事前体験会のインタビューでは、多数の児童が「漢字がより好きになった」と回答しました。

※『不思議な漢字洞窟からの脱出』公式ページ:

http://www.kanken.or.jp/kanken/realdgame/

■『不思議な漢字洞窟からの脱出』- ゲーム内容

ゲームは、「冒険家になったプレイヤー(児童)と、閉じられた洞窟」という設定で始まります。プレイヤーが洞窟から脱出するためには、目の前にある「漢字の問題」が刻まれた「石板の謎」を解かなければなりません。「石板の謎」を解けば、ゲームクリアとなります。

<仕様>

プレイ人数:1クラス(30~40人) 各4人のチームに分かれてプレイ

※端数が出る場合は、3人もしくは5人のチームを作って調整

所要時間:40分(ゲーム時間約30分・振り返り学習10分)

内容物:問題キット(チームごとにセット済)、漢字の書(ヒント集)、進行用DVD

教員用マニュアル、教員用マニュアル補完動画

<大まかな授業の流れ>

1) チームをつくる。机をチームごとに固める。

2) チームごとに、問題キット、辞書、筆記用具を用意する。

3) DVDを流して、ゲームスタート。

制限時間(30分)内のクリアを目指そう。

4) DVDによる、漢字の振り返り。復習(10分)

5) 終了

<リアル脱出ゲームとは>

「リアル脱出ゲーム」とは、2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」のフォーマットを、そのまま現実世界に移し替えた大胆な遊びです。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズ、閉園後の遊園地など、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで330万人以上を動員。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテイメントです。

丁寧につくられた世界観・ストーリーが特徴で、謎解きを通じて物語を体験することができるため、脱出成功率は10%前後と、難易度は相当高いものの、楽しく取り組めると定評があります。

「リアル脱出ゲーム」が初開催されて以降SCRAPはファンを増やし続け、現在では、海外を含め23の常設店舗を運営。「リアル脱出ゲーム」10周年となる今年は1日限りの1万人で同時に行うリアル脱出ゲームも開催。アニメやマンガ、ゲームなど数々の有名作品とのコラボレーションも行い、「名探偵コナン」とコラボした「リアル脱出ゲーム」は、シリーズ累計60万人以上を動員しています。

※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。

■『不思議な漢字洞窟からの脱出』- 制作 意図

当協会は、漢字検定などを通じた日本語・漢字の普及啓発活動をおこなっています。その中で、小学校を含む学校の先生方や、その他教育に携わる方々から、教育現場への要望を伺うことが多くありました。「児童生徒たちが漢字を楽しく学ぶために、限られた授業時間内でできることはないだろうか」というお声から、子どもたちの学習意欲を引き出せる先生の教育支援ツールの開発をめざし、本教材の制作へと至りました。

本教材は「漢字学習のきっかけ作り」に加えて、「アクティブラーニング」を用いた学習機会の提供も考慮して制作しています。「リアル脱出ゲーム」の特徴である、「全員が参加、問題を分担し、意見交換して、協力して挑戦しないと、クリアできない」仕組みを踏襲しているため、児童は「仲間と協力すること」や「主体的に行動すること」も学ぶことができ、「総合的な学習の時間」でもお使いいただけます。

本教材が、児童生徒が漢字学習に興味をもち、能動的に取り組むようになるためのきっかけ作りにつながること、本教材を通じて児童生徒が仲間と協力することの大切さを知り、成功体験を獲得すること、そして、それらが児童生徒の生涯に渡って糧となることを願っています。

※『不思議な漢字洞窟からの脱出』公式ページ:http://www.kanken.or.jp/kanken/realdgame/

■『不思議な漢字洞窟からの脱出』  体験後インタビュー

9月25日に近畿大学附属小学校で実施した事前体験会後のインタビューでは、多くの児童から「漢字が好きになった」という声が寄せられました。また、先生からは「漢字が苦手な児童も楽しそうに取り組んでいた」「教員としても扱いやすい教材」という感想をいただきました。

「みんなと協力してできるところがすごく楽しかったです!

ふだんの漢字テストの点数はあんまり良くないけど、でも今日の問題は解けました!」

(6年生 男子)

「やった解けたー!と思っても、次々謎がでてくるから、驚くし、どんどんやる気が出ました。

いつもの漢字は勉強だから、今日みたいな楽しいものを通じて覚えられたらもっと楽しいのに…と思いました。」

(6年生 女子)

「今までにない感じのゲームで、自分がやったことのないもので、新しい体験!って感じがしました。

ふだん、漢字は宿題でドリルとかで勉強してるけど、今日で漢字がちょっと好きになりました!」

(6年生 男子)

「ふだんは塾のドリルとかで勉強しているけど、こっちのほうが楽しいです。

漢字は得意だけど、解けない問題もありました。それはみんなで解きました。」

(6年生 女子)

塗ってみるとか、組み立てるとか、書く以外の動作もあったせいか、子どもたちは楽しそうに集中していました。高学年になるにつれ、覚えなければいけない漢字が難しく、日常で使わない言葉になるので、漢字に主体的になれる子が少なくなる中、今日は久しぶりに漢字で楽しく活動する子どもたちを見られました。とくに普段漢字が苦手な子どもも楽しそうに、とても積極的に参加していたのが、すごく良かったです。「あー漢字勉強しときゃよかった!」という声もきけました。子どもたちへの動機づけにもなったと思います。教材は、どの担任でも、誰がやってもうまくいく感じに作られている印象を受けました。総合的な学習の時間でも使えそうです。

(6年生 国語担当 乾先生)

■関連情報

『不思議な漢字洞窟からの脱出』公式ページ:http://www.kanken.or.jp/kanken/realdgame/

公益財団法人 日本漢字能力検定協会: http://www.kanken.or.jp/kanken/

株式会社SCRAP: http://www.scrapmagazine.com/

■(※小学校様限定)教材の申し込み方法について

以下よりメールにてお問い合わせください。

https://ssl.kanken.or.jp/webapp/form/16770_avy_11/index.do?_ga=2.58569390.54384851.1506585771-1141903427.1465799070

※本教材は小学校向けです。個人の方はご請求いただけません。

※数には限りがあります。ご希望多数の場合は抽選いたします。当選のご連絡の上、発送させていただきます。

本プレスリリースは発表元が入力した原稿をそのまま掲載しております。また、プレスリリースへのお問い合わせは発表元に直接お願いいたします。

プレスリリース添付画像

不思議な漢字洞窟からの脱出

近畿大学附属小学校で実施した事前体験会

児童が「やってみたくなる」世界観を実現

洞窟から脱出するために、漢字の問題が刻まれた石板の謎を解く

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  • 名称 公益財団法人日本漢字能力検定協会
  • 所在地 京都府
  • 業種 教育サービス
  • URL https://www.kanken.or.jp/
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