ロシア文化の祭典 「ロシアの季節」(ロシアン・シーズン) クロージングパーティを開催
2017年12月13日
ロシアン・シーズン事務局
〜2018年の「ロシアにおける日本年」、「日本におけるロシア年」への橋渡し〜
日本が最初の開催地となったロシア文化の祭典
「ロシアの季節」(ロシアン・シーズン)
クロージングパーティを開催
ロシアン・シーズン事務局は12月11日(月)に在日ロシア連邦大使館にて、「ロシアの季節」(ロシア・シーズン)クロージングパーティを開催いたしました。
「ロシアの季節」は、プーチン大統領と安倍晋三首相によって発表された2018年の「ロシアにおける日本年」、「日本におけるロシア年」の相互開幕のプロローグとして本年6月に開幕しました。世界に向けて豊かなロシア文化を発信する大規模な文化祭で、日本が最初の開催地として選ばれ、東京を始めとした42都市で250以上のイベントが開催され、約350万人が来場しました。このたび無事にプロローグとしての役割を終え、閉幕の運びとなりました。
※政治、経済、文化をはじめとしたさまざまな分野における両国の人的交流の拡大策の一環として、昨年12月の日露首脳会談にて開催が発表され、日露関係に関わるセミナー、ビジネスフォーラム、映画祭、スポーツ交流など、両国において多種多様なイベントが行われる予定です。
記者会見に登壇したロシアのアレクサンドル・ジェラフスキー国務大臣兼文科副大臣は「ロシアの季節」を振り返り、6月の開幕時のボリショイ劇場「ジゼル」のバレエ公演に、安倍総理が出席したことにも触れ、「日本での『ロシアの季節』は閉幕しますが、両国の人的交流は続きますし、来年も『日本におけるロシア年』でロシアの関係者が来日しますので、ロシア文化に引き続き関心をお持ちいただければ幸いです」と挨拶しました。
また日本における「ロシアの季節」開催の功労者として、エヴゲーニー・ウラジーミロヴィッチ・アファナシエフ駐日ロシア連邦特命全権大使に感謝を述べ、記念品として、「ロシアの季節」のロゴにも採用されており、永遠のときを生きるとされるフェニックス(火の鳥)の置き物を贈呈し、「『ロシアの季節』がフェニックスのように長く続くように」と願いを込めました。
アファナシエフ大使は「『ロシアの季節』はこれから世界各地で行われますが、日本がその出発点となったのは重要なことであり、ロシアの文化省、教育科学省に特別な感謝をお伝えしたいと思います」と応じ、「日本での『ロシアの季節』は閉幕しますが、『ロシアにおける日本年』は来年5月にモスクワで始まります。来年も文化交流が続くように期待します」と述べました。
会見には、クロージングイベントで公演したマリインスキー劇場芸術総監督のワレリー・ゲルギエフ氏、トランス=シベリア芸術祭芸術監督でヴァイオリニストのワディム・レーピン氏、クロージング映画上映会でアニメ作品を上映するソユーズムリトフィルムの最高責任者であるユリアナ・スラッチェバ氏、同上映会で上映される映画『ボリショイ』プロデューサーのD・ダヴィデンコ氏、同作品に出演する女優のアンナ・イサーエワさんも登壇し、「ロシアの季節」に参加した想いを語りました。
最後にジェラフスキー大臣から「ロシアの季節」のイベントを支えた日本のメンバーへの感謝の印として、株式会社ジャパン・アーツ取締役副会長の大内栄和氏、公益財団法人ユニジャパンの矢田部吉彦氏、有限会社マーメイドフィルム代表取締役の村田信男氏にフェニックスの記念品が贈られました。
【「ロシアの季節」(ロシアン・シーズン)クロージングパーティ概要】
●日時: 2017年12月11日(月)
●会場: 在日ロシア連邦大使館(東京都港区麻布台2-1-1)
●登壇者:
アレクサンドル・ジェラフスキー(国務大臣/文科副大臣)
エヴゲーニー・ウラジーミロヴィッチ・アファナシエフ(駐日ロシア連邦特命全権大使)
ワレリー・ゲルギエフ(マリインスキー劇場芸術総監督)
ワディム・レーピン(トランス=シベリア芸術祭 芸術監督)
ユリアナ・スラッチェバ(Souzmultfim<ソユーズムリトフィルム>最高責任者)
D・ダヴィデンコ(映画『ボリショイ』プロデューサー)
アンナ・イサーエワ(映画『ボリショイ』出演女優)
●内容:
・「ロシアの季節」概要ご説明
・登壇者スピーチ
・質疑応答
●登壇者のコメント
・アレクサンドル・ジェラフスキー(国務大臣/教育副大臣)
昨年12月の日露首脳会談で「ロシアにおける日本年」、「日本におけるロシア年」の開催が発表されてからこの1年、「ロシアの季節」もさまざまな企画をしてまいりました。今年5月のロシア国立サンクトペテルブルク マールイ・ドラマ劇場の公演に始まり、6月に正式に開幕し、ボリショイ劇場の「ジゼル」のバレエ公演には、日本の安倍総理にもご出席いただきました。昨日のサントリーホールでの閉幕式では、マリインスキー歌劇場管弦楽団がラフマニノフの名曲を弾きました。
開催期間中、42都市で250以上のイベントが行われ、推定350万人が来場されました。開催にあたってお力添えいただいた在日ロシア大使館、在露日本大使館、日本のお客様、日本のプロダクションカンパニーに感謝いたします。「ロシアの季節」は来年1月からイタリアで行われます。日本での「ロシアの季節」は閉幕しますが、両国の人的交流は続きますし、来年も「日本におけるロシア年」でロシアの関係者が来日しますので、ロシア文化に引き続き関心をお持ちいただければ幸いです。
・エヴゲーニー・ウラジーミロヴィッチ・アファナシエフ(駐日ロシア連邦特命全権大使)
今年6月の開幕時には、ボリショイ劇場の「ジゼル」というバレエが上演され、日本の安倍総理にもご出席いただき、「ロシアの季節」にとって一番大事なイベントになったのではないかと思います。バレエは魂を伝える最高の芸術ですので、ロシアの魂が日本のお客様に伝わったのではないでしょうか。
昨夜は(会見に同席している)ワレリー・ゲルギエフ氏が所属するマリインスキー劇場管弦楽団の公演があり、人気ピアニストのデニス・マツーエフ氏も演奏し、ロシアのトップレベルのアーティストの共演で「ロシアの季節」のクロージングとして大事な役割を果たしました。
「ロシアの季節」はこれから世界各地で行われますが、日本がその出発点となったのは重要なことであり、ロシアの文化省、教育科学省に特別な感謝をお伝えしたいと思います。日本での「ロシアの季節」は閉幕しますが、「ロシアにおける日本年」は来年5月にモスクワで始まります。来年も文化交流が続くように期待します。
・ワレリー・ゲルギエフ(マリインスキー劇場芸術総監督)
ロシアから近く、私の友達もいる日本から「ロシアの季節」が始まったことを嬉しく思います。マリインスキー劇場管弦楽団は(本拠地のサンクトペテルブルク以外に)ウラジオストクにも拠点があります。日本からも近いので、機会がありましたらぜひ聞きに来てください。「ロシアの季節」は素晴らしい結果を生みましたので、来年も活発な文化交流が続くことを祈ります。
・ワディム・レーピン(トランス=シベリア芸術祭 芸術監督)
今年は6回来日した記録的な年でした。類を見ないスケールの大きさの文化祭を支えてくださった皆様に感謝いたします。首脳間レベルだけでなく、市民レベルでさまざまな文化交流が実現したことを嬉しく思います。
・ユリアナ・スラッチェバ(Souzmultfim<ソユーズムリトフィルム>最高責任者)
「ロシアの季節」に参加できたことを嬉しく思います。弊社・ソユーズムリトフィルムはアニメ制作会社として今年81周年を迎えますが、さらに発展できる環境を作りたいと考えており、日本のアニメ制作会社とのコラボレーションも考えています。今回は1日のみの上映ですが、将来的に幅広い作品を紹介できればと思います。
・D・ダヴィデンコ(映画『ボリショイ』映画プロデューサー)
「ロシアの季節」で『ボリショイ』を上映していただけることに感謝いたします。技術的に難しいことも多く、制作期間は5年かかりました。非常に長い制作期間にも関わらず、皆諦めず、制作チーム一丸となって素晴らしい作品ができました。やっと完成したことを明日の「ロシアの季節」クロージング映画上映会でお伝えしたいと思います。これが日本での初上映となります。ロシアの文化をご存知の日本の方も多いと思いますので、明日の上映を楽しみにしていてください。
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