「テレビ放送とネット配信、視聴者はどう観ているか?」Twitter分析レポート提供開始

株式会社角川アスキー総合研究所と株式会社NTTデータは、「コンテンツ提供プラットフォーム横断型視聴者分析レポート(以下、視聴者分析レポート)」を提供開始します。

2018年4月24日

株式会社角川アスキー総合研究所

「テレビ放送とネット配信、視聴者はどう観ているか?」

Twitter分析レポート提供開始

~角川アスキー総研とNTTデータで各コンテンツの横断型視聴者分析レポートを作成~

 株式会社角川アスキー総合研究所(以下:角川アスキー総研)と株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、「コンテンツ提供プラットフォーム横断型視聴者分析レポート(以下、視聴者分析レポート)」を提供開始します。

 角川アスキー総研とNTTデータは、各コンテンツ(地上波TV放送、BS/CS放送、VODサービス、ストリーミング型ネット配信、ラジオ等)に関して投稿されるツイートデータを集計することで、プラットフォームを横断した視聴ユーザーの動向を確認する視聴者分析レポートを共同開発しました。

 これにより事業者は、これまで困難だった複数プラットフォームでの各コンテンツを俯瞰的かつ横断的な分析データを利用し、各プラットフォームの視聴状況の確認、コンテンツの評価が可能となります。

 角川アスキー総研は、複数メディアコンテンツの辞書作成、統計分析を行い、NTTデータは、ツイートデータの提供、ユーザー属性情報の提供、分析ノウハウの共有を行います。

 角川アスキー総研とNTTデータは今後、視聴者分析レポートを数多くの事業者へ両社で提供し、ソーシャルデータを活用する市場のさらなる拡大を促進していきます。

【背景】

 昨今、コンテンツの視聴方法はテレビ機器からインターネットを利用したスマートフォンに変化しており、コンテンツ提供の方法も、地上波TV放送、BS/CS放送、VODサービス、ストリーミング型ネット配信、ラジオ等、多様化しています。現状、これら複数のコンテンツ提供プラットフォームの各番組が時間帯ごとに、どの程度話題になっているのかを横断的に見ることは難しい状況です。

 角川アスキー総研は、コンテンツ、メディア、リサーチ、デジタルコンテンツに関する技術力を生かし、2014年より高速性、網羅性をテーマとしてツイート解析技術の開発に取り組んできました。また、NTTデータは、これまで自然言語処理エンジンやAI技術を用いて、ツイートデータやブログ等のソーシャルメディアを活用するためのサービスやコンサルティング、テキストデータと数値データの双方を含むビッグデータの活用について、積極的に取り組んできました。

 今回、両社の取り組みで蓄積してきた技術力・ノウハウを活用し、複数のコンテンツ提供プラットフォームに関するツイート分析を行うことで、プラットフォーム横断での視聴者分析レポートの提供が可能となりました。

【特長】

 Twitterはコンテンツ提供プラットフォームの枠にとらわれず、視聴者がリアルタイムに投稿することが可能であるため、その投稿内容を集計することで、時間帯ごとに複数のコンテンツ提供プラットフォームを横断してランキング作成・分析を行うことができます。視聴者分析レポートを利用する事業者は、分析データを利用して、各プラットフォームの視聴状況の確認、コンテンツの評価が可能となります。

 例えば、ネット放送が盛り上がっている際に地上波の盛り上がりはどうなっているか、対象コンテンツをツイートしたアカウントは他にどんなコンテンツに興味を持っているのか、年代性別はどのように分布しているかを確認するなど、さまざまな視点から視聴者分析レポートを利用できます。これにより、これまでにない、複数プラットフォームでの俯瞰的かつ横断的な情報として活用でき、各プラットフォームの視聴状況の確認、コンテンツの評価ができるようになります。

【各社の役割】

 角川アスキー総研:複数放送メディア、番組に関する新語・類義語を含む辞書を常時最新化して保持しており、この辞書を用いた言語解析を行うことで、視聴者分析レポートで利用するデータが作成可能となります。加えて、これまでリアルタイムトレンド解析サービスの提供により蓄積した統計分析ノウハウを生かし、分析・集計データを作成します。

 NTTデータ:Twitter公式パートナーとして、ツイートデータの提供を行うとともに、ユーザープロファイルDB(注1)を利用した投稿者のプロフィール推定情報を基に、ランキングデータの男女比率・年代・居住都道府県等の分類を行います。

図1:プライム時間帯 ツイート数推移  図2:対象コンテンツをツイートしたアカウントが他にツイートしたコンテンツ  図3:コンテンツプロファイリング観測  図4:ポジネガ・ツイート数観測

【今後について】

今後、角川アスキー総研とNTTデータは、ソーシャルデータを活用する市場のさらなる拡大、促進を目的に数多くの事業者へ視聴者分析レポートの提供を目指します。また、視聴者分析レポートを利用し、これまで確認することができなかった情報を活用することで事業拡大を図る事業者を支援していきます。

(注1)ユーザープロファイルDB

 全Twitterアカウント(日本語アカウントのみ)の過去全量ツイートを分析し、ユーザー属性や嗜好性等の推定データを保持しています。属性推定情報は、年齢、性別、居住都道府県、職業、趣味・嗜好等(他多数)の情報であり、依頼により個別提供が可能となっています。

*本取り組みにおいて活用の対象となるTwitterデータは、Twitterアカウントの所有者が個人の意思で公開している情報のみが取得可能であり、それ以上の情報は取得・分析できません。また、あらゆる分析、データの提供に際しても、個人の特定や、個人情報を紐づけるための追加の情報収集・解析、および個人を特定できるような形でのデータ追跡などは、一切行うことはできません。

*掲載した図中の数値・項目は全てサンプルデータとなります。

*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

【株式会社角川アスキー総合研究所】 URL: http://www.lab-kadokawa.com/

角川アスキー総合研究所は、角川グループに属する法人向けのシンクタンク、リサーチ・メディア企業です。角川グループの持つコンテンツ力、メディア力、リサーチ力、 デジタルコンテンツに関する技術力を生かし、「メディア」「エンターテインメント」「インフォメーション」の 3 つの対象領域で事業を展開。テクノロジーや消費者行動 の変化を捉えながら 日本のメディア・コンテンツ産業に貢献すべく、課題となる重要テーマに取り組んでいます。

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プレスリリース添付ファイル

プレスリリース添付画像

図1:プライム時間帯 ツイート数推移

図2:対象コンテンツをツイートしたアカウントが他にツイートしたコンテンツ

図3:コンテンツプロファイリング観測

図4:ポジネガ・ツイート数観測

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